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ちっちゃん
Public
現パロ転生(雑伊♀️)
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私の名前は立花仙。
文武両道、才色兼備、学校一クールな優等生と人から言われるが、私にも普通の人と少し変わっているところがある。それは前世の記憶を持っていることだ。どうやら私の前世である立花仙蔵は忍術学園で六年間忍術を学び、時には女性の姿で敵の城に潜入したり等フリーの忍者として活躍したらしい。
前世の記憶が戻った小学生の時は私と同じような前世の記憶を持っている人が居るかもしれないと自分の周辺を探したが、特に居なかったので自分の中でその記憶は薄れていった。
私立の有名な中学に入学した際に、私の目の前で思いっきり転ける女が居た。
「痛いっ~!今から入学式なのになんで転けるかな」
他の人は彼女を無視して素通りするが、どうしても無視することが出来なかったので声をかけた。
「おい、大丈夫か?」
「手貸してくれるの?ありがとう!えっと
…
」
「立花仙だ」
「私は善法寺伊佐子、よろしくね仙」
それが私と善法寺伊佐子との出会いだった。私は彼女の顔を見た瞬間、こいつは前世の記憶にある善法寺伊作だとすぐにわかった。
そして入学式終え、私と伊佐子はクラスも同じで、名前の順で席も前後なので、すぐに仲良くなった。
「仙、生徒会入らないの?誘われてるんでしょ」
「興味ない、茶道部だけで十分だ」
私はこの見た目で色んな人に話しかけられることが多かったので、人避けのため伊佐子の隣に居ることが多かった。
「なぁ、お前は前世とか信じるか?」
「えっ?今仙が読んでる本の話?」
「あぁ
…
そういうことにしておいてくれ」
さりげなく彼女に前世の記憶があるのか探ろうとしたが、どうやら前世の記憶がないようだ。ないならそれで良い、何も知らず彼女が幸せに生きれば良い。私は友人として見守ろう。相変わらず不運みたいだしな。
そして私と伊佐子は同じ高校に進学し、平和な日々を過ごしていたのだが
…
「はぁ~間に合った」
「新年度早々ギリギリだな」
「実は
…
」
「ジャージを着て、教室に入ってきたからわかる。今日は朝から何があったんだ?」
「今日は8時には門をくぐってたんだけど、足元の石につまづいて目の前にある水溜まりにダイブしたので、保健室でジャージに着替えてました」
「相変わらずだな」
「それで誰も来ないだろうと鍵を閉めずに下着を脱いで着替えてたら、いきなり新しい男の先生が入ってきてさ
…
」
「お前な
…
もう少し危機感を持て!いつも言ってるだろうが」
「今日は始業式だから油断しただけだよ!」
「その油断がダメなんだよ。それにしても新任の先生か
…
もしかしたらうちのクラスの担任になったりしてな」
なんて軽く答えを返したが、うちのクラスにやってきたのは前世で会ったことがある雑渡昆奈門だった。前世の記憶があるのかわからないが、厄介なヤツが担任になったな
…
「どうしょう
…
仙が言うから本当に雑渡先生が担任になっちゃったじゃないか
…
」
軽い朝礼を終わった後、伊佐子が顔面蒼白でこちらに話しかけてきた。
「ハハッ、面白いことになったなー」
私は笑いながら言うが、内心は全然面白くないと叫ぶ伊佐子を横目に思うのだった。
数日後。
二人で机を合わせて昼食を食べる。
「雑渡先生が毎日保健室に来て包帯を替えるように私に頼んでくるんだけど
…
先生って、意外と不器用なのかな?」
「さぁな」
多分違う、絶対伊佐子が居る時間を狙って保健室に来ている
…
と私は思うが、伊佐子本人は全然わかっていないようだ。
「でも、そうだとしたらギャップが凄いよね
…
」
「あぁ、そうだな」
放課後。私は授業のプリントを持って資料室に行き、扉を開く。
「先生、今日の授業で教えて欲しいところがあって
…
」
「立花さんが
…
?珍しいね」
ヤツがそう言うと同時にヤツの首にシャーペンを突き付ける。
「
…
先生の首にペン先を向けるなんて物騒だね」
「あいつは
…
善法寺伊佐子は何も覚えていない。この意味がわかるな」
「
…
わかっているよ。彼女が学生である内は手を出さないつもりだ」
「卒業したら手を出すつもりか!」
「それは彼女の気持ち次第かな。それにしても怒ると美人な顔が台無しだよ、立花仙蔵くん」
ニヤリとヤツが笑う。その不気味さに背筋がゾクッとする。
「
…
っ!?伊佐子を泣かしたら私が許さないからな!」
私はそう言って資料室を後にした。
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