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こꯓレ)ろ🌟🦄🌈🌟
2025-02-24 13:44:23
28813文字
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ハイノイほにゃっと小説
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クピードーの記憶②
続きです。
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オーブに戻って家族と対面しても、ノイマンの十六年分の記憶は戻らない。
翌日にはハインラインと子ども達と四人で暮らしていたと言う自宅に連れて行ってもらったが、何も思い出せなかった。むしろチャンドラの家よりさらに大きな邸宅に驚いてそれどころじゃなかった。
パートナーであるハインラインはフリーダムやジャスティスなどモビルスーツをはじめ戦艦の設計などをしてきた世界的に有名な技術者であるらしい。
個人的に持っている特許の数や資産額なども開示されたがノイマンからすると天文学的な桁でまるで現実味がなかった。むしろなぜこのような男が自分のような平々凡々なナチュラルの男と結婚するに至ったのか謎が深まるばかりだ。
チャンドラもコノエも子ども達もいずれ何かの拍子に思い出すかもしれないし、ケガのリハビリをしながらしばらくゆっくり過ごしておけば良いというおおらかな受け入れ態勢である。
チャンドラ家に居候中のノイマンには一階の書斎を客間に改装してもらい車椅子生活でも居心地が良いように整えてもらった。
実際、チャンドラ家での生活は快適だった。
細やかに気遣ってくれるコノエはコーディネイターなだけあって腕力があり、介助を頼みやすかったし、チャンドラは相変わらず安心できる存在だ。
夫婦仲も良く、娘のセレネは聡明で明るく優しい。何よりチャンドラが幸せそうにしているので居心地が良かった。
チャンドラとコノエはノイマンが目のやり場に困るほどの仲の良い夫婦で、特にコノエの方が隙あらばチャンドラに寄っていって抱きしめたりキスしたりしている。
ノイマンの風呂上がりに冷たい飲み物でもと準備しにキッチンへ行ったチャンドラをすかさず追いかけて行って後ろから抱きしめ、彼女の手からグラスを取り上げて代わりに準備し始める。
チャンドラが「やってくれるんですか? ありがとう」と笑いかけると、コノエは心底嬉しそうな顔をして頬にキスしている。
車椅子から一部始終を見ていたノイマンは二人の仲の良さにあてられて目が泳いだ。横のソファに座ってタブレット端末を見ていたセレネが話しかけて来る。
セレネはノイマンの記憶喪失などものともせずに初日から旧知の距離感で接してくれて、逆に気まずくならなくて助かっている。
「パパとママすごいよねぇ。こういうのオーブでは万年新婚夫婦って言うんだよ。思春期の娘が見ててもお構いなしなんだから」
「仲が良くて結構じゃないか」
「そうだけどさぁ。もう結婚十二年目だよ? 二人ともオーブ生まれじゃないからかなぁ。もー、パパがほんとにママに甘いの。すぐ何でも言うこと聞いちゃうんだよね。ママが焼きそば食べたいな〜って言ったらパパの返事はハイかイエスのどっちかだよ」
「はは、チャンドラは鬼軍曹か何かなのか?」
「パパにはシュガーボンボンとかそういうのに見えてると思う」
「チャンドラってそんな甘いか
…
?」
幼い娘にしてそんな風に言われてしまうコノエは、本当にチャンドラにべた惚れだ。
彼は家事も育児も、チャンドラの身の回りのほんの些細なことさえもやりたがるし、チャンドラから笑顔を向けられることに固執している。
バランスのとれた食事、完璧に整えられた住居、子ども達のケア、チャンドラの洋服選びから果てはスキンケアまでコノエの甲斐甲斐しく尽くす姿を見るに、チャンドラが四十一歳にしては異常に若く見える理由も納得できた。年齢が外見に出るような生活をしていない。「恋愛なんか一生無理!」と豪語していた男性恐怖症のチャンドラがこんなにも誰かを愛し、愛されることがあるのかと感心するしかない。
とりあえず、キッチンでイチャつく二人から視線を逸らすべく、ノイマンは新しく用意してもらった自分用の携帯端末で十六年後の世界の情報を少しずつ調べていくことにする。わからないアプリはセレネに使い方を聞いた。
ネットでざっと検索したりセレネに聞いた結果、チャンドラはモルゲンレーテに勤める研究者で色々な肩書きがついていた。もう十年以上オーブ軍の主力戦艦開発に関わり、CICシステム開発の第一人者となっている。
コノエはオーブ海軍予備役准将。国立大学で臨時講師をしている。
カガリは代表首長としての地位を盤石なものにしている。アスランと結婚して子どもが二人居るらしいが高い支持率を維持し政界引退出来ない状況だし、夫のアスランはアスハの婿としてオーブ軍のトップを務め、夫婦揃って国民人気がかなり高い。
一次大戦のプラント側の急進派であるパトリック・ザラの息子が中立国オーブの姫の婿として認められるようになるまでには一体どれだけの努力があったのだろう。
二人が好き合っているのは知っていたが実際に結ばれるかどうかは世論的に微妙なところだと思っていたので嬉しく思う。
キラはラクスと結婚している。一応オーブ軍に在籍しているようだが、アスハ家の出資するシンクタンクに出向しており、悠々自適な趣味の研究生活。ラクスはオーブで孤児院を経営しているらしい。自由すぎる。
ラミアスと、生存していたフラガは二人とも軍人を続けているが、結婚して子をもうけこの近くに居を構えており、後日連絡したら生存を喜ばれ会う約束が出来たし、電話越しにフラガとも会話できて思わず泣いた。
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