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botanin5
2024-11-14 03:02:11
18681文字
Public
薬さに♀(小説)
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終わりよければ全てよし
ハッピーエンド
「好き」に振り回されるお話です。
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熱い。体が熱い。
頭がガンガンする。先ほど見てしまった大将の体が何度も浮かびそうになって、どうにか押し込めようと自室に飛び込んで本を開いた。集中できない。白い肌が、風呂上りで赤みがかっていた。鎖骨を伝う水滴。驚いたからか、潤んでいた瞳。全てが目に毒だった。持っていた物で隠れた胸元は、押し上げられふっくらと丸みを帯びていて、緩やかな腰の曲線を辿って、小さなへそに視線が行きついたところで、その体は白いタオルで隠された。代わりに目に入ったのは、首筋と、艶やかな肩。すこしの背中。
はぁ、何しっかり覚えてんだ俺は
…
。己の愚かさに自嘲する。腹に熱がこもっている。あ゛~~と息を吐いて座椅子に沈み込めば、背中がざりざりと擦れた。そういえば、土が入ったから風呂に向かったんだった。タオルや石鹸、乱に借りたシャンプーは、落としてきてしまった。後で取りに行かなくてはなるまい。だが
…
。今はどうにも動く気になれなかった。少し眠ろうと、無理矢理目を閉じる。しかし、目を閉じれば先ほどの光景が忘れてたまるかとでもいうように浮かび上がる。女の体なんて、ただの刀だったとき、本で学んだとき、かつて何度も見ていたはずだった。
…
ああ、そうか。ついに自覚してしまった。
俺は、大将に、欲情したのだ。
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