黑野羊
2024-03-24 00:45:13
5375文字
Public 意味不明小説
 

意味不明小説《3》

意味不明で、ちょっと怖い、不条理だったり、シュールだったりする、短いお話集
掲載作品)
黒/いつもの事ですから/灰/飼/忘/赤イ花/ある晴れた日/冷たい夜空の下で/僕は自分で自分を殺しました。/私が手放したもの


いつもの事ですから


はぁはぁ、なんだってアイツの家までの道は坂道ばかりなんだ。

アイツの家はものすごく遠い。
しかしこれも義務だ。
それに、あと少し。

まぁいつもの事だ。

道すがら、色々あったなぁ。
そう振り返りたくなるくらい、アイツの家までの距離はある。

これもいつもの事。

何せ、ちょうど一年はかかるんだ。

あ、そろそろ見えて来た。
蕎麦でも食べて腹ごしらえしたら、ラストスパート、かな?