森野 霞
Public
 

変わらない8月と君がいる9月_メインストーリー_8月

公式Twitterアカウントで画像で投稿しているメインストーリーを文章の形でまとめ直しております(複数画像やツイートに分かれていて見返しにくい部分もあるため)。
日付でページを分けています。こちらは8月更新分です。ストーリーをまとめて見返したい際などにどうぞ。
※多少修正や変更、増減している部分もあります。内容に大きな違いはありません。


■8月12日(金) 曇り


このまま、落ち込んでいてはいけないと思った。

----------

私にとって、大事な仲間であるアオバくんが配信を引退する、と私たちに打ち明けてから4日。
今まで彼の引退で落ち込んでいたが、いつまでも落ち込んでいるわけにはいかなかった。配信でもリスナーさんに心配されてしまったこともあったし、何より――落ち込んだまま、アオバくんを送り出すのは嫌だと思った。
「(アオバくんが何で引退するのかはまだ分かんないけど……、そう決めたなら私は笑顔で送り出してあげたいもん!)」
パシパシと自分の手のひらで頬を叩くと気合を入れる。

――大丈夫、ちゃんと笑えてるよ」

まだ、少し寂しさは残るけれど。
彼が引退するまで、まだ時間はある。この時間を最高にして、楽しかったって、活動をしてたのも悪くなかったって、アオバくんに思ってもらいたい。このまましんみりしてたら、きっとアオバくんだって、後ろ髪を引かれてしまう
アオバくんに恩返しする気持ちで、私は改めて気合を入れた。

----------

――おはよう!」

お、おう?」

……おはよう、コハレちゃん」

コラボ配信前の打ち合わせに私がログインすると、方や虚をつかれたように驚いた様子で、方や何だか安心したような嬉しそうな様子が返ってきた。

「今度のコラボも楽しく出来るように頑張ろうね!」

そんな様子を見て見ぬふりをして、私は『いつもの私のまま』打ち合わせを始めた。