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森野 霞
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変わらない8月と君がいる9月_メインストーリー_8月
公式Twitterアカウントで画像で投稿しているメインストーリーを文章の形でまとめ直しております(複数画像やツイートに分かれていて見返しにくい部分もあるため)。
日付でページを分けています。こちらは8月更新分です。ストーリーをまとめて見返したい際などにどうぞ。
※多少修正や変更、増減している部分もあります。内容に大きな違いはありません。
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■8月8日(月) 晴れ
「俺、引退しようと思ってんだよね」
彼はいつもと変わらない調子で、まるで世間話でもするみたいに突然そう告げた。
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「
――
…
え、引
…
退
…
?」
いつもと変わらない日だったある日、グループメンバーの1人、アオバ
――
雨海 蒼葉(あまがい あおば)が配信活動を引退する、と報告したのだ。
「そ、先に同期のお前らには言っとかないとなと思って」
アオバくんは配信を初めてから、同期組である私たちのことを頑なにグループや仲間として扱うことは無かった。あくまで配信を始めたのが同時期なだけで、そこまでの絆はないと暗に伝えられているようだった。
「そんな、いきなりすぎるよ!どうして
…
?配信、楽しくなくなっちゃった
…
?」
私は突然の報告に、驚きを隠せなくて
…
、そう問い掛けるのが精一杯だった。
「
…
アオバくんはそんな理由で配信をやめたりしないよ。今まで一緒にいた俺たちが一番よく知ってることでしょ?」
もう一人のグループメンバー、トアくん
――
南曇 橙明(なぐも とうあ)が静かにそう告げる。同じく突然の報告に驚いているはずの彼が、ここまで冷静なのが私には不思議に思えた。
……
もしかして私より先に知っていたのだろうか?
「
……
っ、そう言われても
……
。突然すぎて、私
……
」
声が意図せず弱々しくなってしまう。混乱していた。
上手くいっているはずだった。アオバくんだって、配信を楽しんでいるはずだった。
――
私は、ただ、仲間の一人が脱退してしまうことに悲しさと恐怖を感じているだけだった。
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