大学芋
2026-07-26 20:30:01
5473文字
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葉月燈火

原藤ワンドロ お題 誘い文句
2026.07/26

大学芋は恋愛は分からぬ 特に友人以上恋人未満の関係とかはどう表記すればいいかわからぬ
くっ付いてるくっついてないは読んでいる読者にお任せする。
誤字脱字多め


曲のイメージ ナブナ『夜明けと蛍』

空の境界オマージュ 殺人考察に似た何か

冷蔵庫にモノを入れてる話
https://privatter.me/page/6a1b20fe43a15

傷跡の話
https://privatter.me/page/6a2ec81f461b3

雪の話
https://privatter.me/page/6a4a1d77268bd?p=2#contents

魔法の話
https://privatter.me/page/6a5cc8f958951

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 食事を終えて夜。
 部屋に戻って、今つけている義手と義足を外し簡易的な防水用の義手と義足をつけながら風呂に入る。
 カルデア産の義手は軽くキャリーケースにも楽々入るのもあるが、高い防水性と滑りにくい素材と魔術的な作用もあり、義手をしながらでもお風呂に入れるのはとてもありがたかった。
 ただ、長く浸かれない為、短く済ますしかないが、入れるだけでもありがたいものである。
 普段は特殊な身体障碍者用のお風呂を使って入っているので簡易義手と義足を使う事はないが、今回は宿泊するとのことで作ってもらったのだ。当然料金はかかったが、手助けされてはいるより幾分かマシと思い諦めている部分も多少ある。
 それに今後、誰かと泊るとなった時に毎回助けてもらう訳にもいかないし、一人で泊まりたくなった時に使える施設を使わないのは何となく勿体ない気分になるのだ。
 それならば作っても損はないだろうと、妙に言い訳をしつつ、お風呂から出て、不器用ながら体と髪を拭いて甚平を着る。
 ホテルにパジャマは置かれてはいたが、今回は義手がつっかえて破れてしまう事があると思い甚平にしたのだ。明日余裕があるなら確かめてもいいかもしれないと思いつつ浴室の扉を開ける。

 部屋は暗い。元々蛍を見るために泊まりに来たホテルなのだ。あえて暗くしてある。
 部屋の廊下を歩いて出れば、窓の近くの椅子に座ってビール缶を持ちながら外に魅入っている原田がそこにいた。
 藤堂は冷蔵庫から小さ目の冷たいペットボトルの飲料水を取り出して、原田の隣の椅子に座る。

 庭園から雲海が広がりながら、所々で散らばってはゆっくりと浮遊している微かな燈火がある。
 道々にある竹あかりは夜には明るく照らされており、それも相まって幻想的なイルミネーションを奏でていた。

「昔は昔で多摩で何度か蛍をみて、これ以上いいもんはねぇだろうなとおもったけども、現代もすてたもんじゃねぇな」
「そうですね、何よりもこんな高い場所で見る事もなかったでしょう」

 遠くの音で花火の音が聞こえる、遊園地が遠くにあるのか、そこから花火の明かりが轟轟しく照らしているようだった。

「明日またどうせ見るんだったら追加で飲み物と食べ物買ってここで夜食にしたほうがいいかもな、あとで散策もしたいだろうし」
「三日間ずっとホテルにいる気ですか?」
「んーホテルの設備次第だな」
「まぁプールも温泉もスポーツジムもエステもあるみたいですから、食事処も複数あるみたいですし好きに楽しめばいんじゃないですか、僕は読書でもしてのんびりしてきます」
「まぁカルデアじゃぁ滅多にない休みだ充分に活用しようや」

 そうですねと頷きながら。遠くの月をみるのであった。