大学芋
2026-07-26 20:30:01
5473文字
Public
 

葉月燈火

原藤ワンドロ お題 誘い文句
2026.07/26

大学芋は恋愛は分からぬ 特に友人以上恋人未満の関係とかはどう表記すればいいかわからぬ
くっ付いてるくっついてないは読んでいる読者にお任せする。
誤字脱字多め


曲のイメージ ナブナ『夜明けと蛍』

空の境界オマージュ 殺人考察に似た何か

冷蔵庫にモノを入れてる話
https://privatter.me/page/6a1b20fe43a15

傷跡の話
https://privatter.me/page/6a2ec81f461b3

雪の話
https://privatter.me/page/6a4a1d77268bd?p=2#contents

魔法の話
https://privatter.me/page/6a5cc8f958951

無断転載・AI学習・AI画像生成の利用を禁じます。
Unauthorized reproduction and AI training are prohibited.
禁止未经授权的转载、复制,以及用于AI训练。
무단 전재, 복제 및 AI 학습 이용을 금지합니다.




「蛍……ですか?」
「あぁ、三泊四日使って見に行かね?
 ちょうど宿泊チケットが余っちまって期限があと数日なんだよ」

 手に持ってる原田の日付には、ホテルの名前は見えはしないが確かにギリギリの日数が書かれている。
 どうやら商売上手なサーヴァントがでリラックスを前提とした期間限定のホテルをシュミュレーションルームで数か月開催しているらしく、そのチケットが当たったらしい。

「別に僕じゃなくても永倉さんや山南先生や最近お知り合いになったランサーのカルナさんとか宝蔵院胤舜さんと行けばよろしいのでは?」
「新八は近藤さんと山南先生と一緒に映画鑑賞ツアーに行っちまってなぁ。それにあっちの人達は訓練に付き合ってもらってるだけであって、相手が友人と思ってるかどうかわからねーし」
「なんであんたそんなところで変な人見知りを発動するんです!? 言いたいことはわかりますけど!」

 この原田左之助、相手にづけづけとモノをいう癖に、人の距離感や関係に関しては変に不器用というか、急接近しては離れ、また急接近しては離れと、無自覚に相手の距離を詰めている自覚が全くない。
 相手を尊重したゆえの行動であるが、本人は距離が近いか遠いかという認識が分かっていないため、たまに変に気遣って人見知りが発動するのである。

「で、行くのか行かねぇのか?」
「分かりました行きます。せっかくのチケットですしね、緊急に仕事が入らないようにスケジュール調整もついでにしてきます」
「じゃあ明日の朝、シュミュレーションルームで、必要なの荷物だけ持って来てくれ」
「はいはい」

 去っていく原田を見て、なんて呑気に誘うのだろう。と藤堂は半分呆れ、半分殺意が沸く。
 あまりに浮かれすぎではないだろうか、となりながら其れを受け取った自分自身に溜息をついた。