大学芋
2026-07-26 20:30:01
5473文字
Public
 

葉月燈火

原藤ワンドロ お題 誘い文句
2026.07/26

大学芋は恋愛は分からぬ 特に友人以上恋人未満の関係とかはどう表記すればいいかわからぬ
くっ付いてるくっついてないは読んでいる読者にお任せする。
誤字脱字多め


曲のイメージ ナブナ『夜明けと蛍』

空の境界オマージュ 殺人考察に似た何か

冷蔵庫にモノを入れてる話
https://privatter.me/page/6a1b20fe43a15

傷跡の話
https://privatter.me/page/6a2ec81f461b3

雪の話
https://privatter.me/page/6a4a1d77268bd?p=2#contents

魔法の話
https://privatter.me/page/6a5cc8f958951

無断転載・AI学習・AI画像生成の利用を禁じます。
Unauthorized reproduction and AI training are prohibited.
禁止未经授权的转载、复制,以及用于AI训练。
무단 전재, 복제 및 AI 학습 이용을 금지합니다.



 そして当日
 何故か藤堂は第一再臨の上着を脱いでホテルの庭園で原田と散歩している。
 どうして!?
 とぐるぐると回る思考回路。
 藤堂はてっきり宿泊施設を拠点にして交通機関で移動して、空いた時間に町を探索して夜に川辺でホタル観賞をして、宿泊施設に帰り、寝泊まりするものだと思っていたのだ。残りの日数は町や博物館などへ出かけて暇潰しでもするのだろうと

 全く違った。
 ホテル自体が蛍を見るために設計されており、ホテルの側には巨大な庭園と和風の建築物が散らばっており、一時間に二回ミストが散布され、幻想的な雲海を作りだす仕組みになっていた。更に泊る場所は庭園側の高く見下ろせる窓で、尚且つ身障者仕様の部屋だったのだ。どう見ても高級ホテルである。本当に当たったのかとつい確認しようとしたレベルだ。当の本人も部屋を見て驚愕していたため何も言えなかったが。
 流石の幸運A。幸運をいつの間にかもぎ取るのもうまいのであった。
 
 ちりんちりんと夏を涼しさを象徴する風鈴や打ちつけられる滝の音を耳にしながら原田と散策していく。作られた雲海が少し視界を遮ってはいるが、人が少なく見えるせいか少しずつ落ち着いて庭をゆっくり歩ける気がした。

「はー涼しいな、京の町も江戸の町もこれぐらい夏が涼しかったらよかったのに」
「どちらも昼外に出るのは難しい湿気と温度でしたからね」

 江戸時代の江戸の町は、昼は外に出ないで休む事が当たり前だった。
 湿気もあるが、とても歩けない熱さでもあった為だ、同時にその頃は熱中症で倒れる人もいたため、現代の部屋を冷やす為の空調機が無かった為、風鈴の音や、大きい桶を使って足に水をつけたり、涼しい食べ物を食べたりとして夏をしのいでいたのである。
 試衛館の夏も同じで、むしろ昼に訓練するなどもってのほかとして、昼寝をしていた人間も多くいたほどだ。
 新選組でも御陵衛士の時もそれは同じで、逆に夏は夜の見回り時間が冬よりも長めにしていた。
 それぐらいに夏は倒れる人間が多かったのである。

「こりゃ夜が楽しみだな」

 原田の言葉に疑問に思いながら、庭園の近くにある日本家屋へと食事の為に足を運ぶのであった。