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黒竹
2026-06-01 22:02:09
21030文字
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魔法少女ノ魔女裁判
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シェリハンの短い話まとめ
【シェリハン】Xに画像形式で乗せてた掌編をまとめたやつ
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「ハンナさんは大人になったらなにになりたいですか?」
「なんですの、やぶからぼうに」
「大人じゃなくてもいいです。もしも、なんでも好きなものになれるとしたら、なにがいいですか?」
「そうねえ
……
大きな船、に乗ってみたかったかしら。世界一周する船のポスターを見たことがあって、楽しそうだったわ」
「お、いいですね。じゃあ私はその船のコックになってハンナさんに豪華な料理を振る舞います」
「なら、わたくしは船長になって、あなたにわたくしの好きなメニューばかり作らせてやるわ」
「ええ〜、そんなの大変ですよぅ。それなら船長に追いかけられないように、高いところで海を見渡す航海士になりましょう」
「なによ、意気地がないわねえ。だったらわたくしは航海士が見つける島でお宝を探す探検家になりますわ」
「私は探険家さんに付き添ってその島の地図を書く職人になりますか」
「いいわね、でっけー遺跡を発見してやりますわ」
「遺跡が見つかったなら考古学者が必要ですね」
「では、わたくしは考古学者が見つけたお宝を展示する博物館の館長をしましょう」
「ハンナさんが館長をするなら、私は博物館を守る警備員になって毎晩見回りすることにします」
「それならわたくしは、あなたの目を盗んで華麗にお宝を奪い去る怪盗になろうかしら」
「おっと。怪盗が現れたならそれは、名探偵の出番ですね」
「だったら名探偵さんのために依頼をしてあげないといけませんわね。怪盗の真の狙いは館長の娘であるお嬢様で、守ってくれるよう名探偵に依頼をしてさしあげるの」
「あはは、元の私たちに戻っちゃいましたねえ」
「本当だわ。空想だったらなんにでもなれるっていうのに。馬鹿みたいね、わたくしたち」
「
……
なんでもよかったんですよ。【普通の女の子】、とか」
「ああ
……
そんなの、思いつきもしなかったわ、ね」
「それに、別に人じゃなくても、動物でも、空想の生き物でも、物でも自然でも良かったんです」
「嫌よ。わたくしは空想は好きだけれど
……
いつだって人でいたいの」
「ごめんなさい。無粋でしたね」
「あなたが粋だったことなんてこれまで一度もありませんわよ」
「いや〜、ハンナさんは手厳しいですね」
「粋じゃなくてもいいから
……
生きなさいよ、ちゃんと」
「はぁい」
「ねえ。シェリーさんは、大人になったら、なにになりたい?」
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