保科
2026-05-02 15:14:42
61984文字
Public 超かぐや姫!
 

(新)ニュー超かぐツイまとめ

鼓動のよう途絶えずに溢れてるよ
※Twitterに投稿したツリーとかのまとめです

5/5 4/30まで更新
5/9  5/3まで更新
5/14 5/7まで更新
5/20  5/11まで更新
5/26 5/18まで更新
6/5 5/31まで更新


5/19〜

家に帰ると自動で部屋の明かりがついてエアコンが最適な温度で動いており珈琲用のお湯が沸いてテレビが自動でついて適当に置かれた洋服をルンバもどきが回収しているのを眺めてる彩葉「――ヤチヨさん、これ、あの、ダメになるやつ」
ダメにしたいヤッチョ『えー。彩葉を何卒ダメ人間にしたいのですが』

ーーーーーー

午前0時と午前2時の時報をやめされられたヤッチョ(ない)が、尚も諦めず運営がメンテのお知らせに使う全体強制表示チャットで午前0時に『よるほー!』って毎夜流してくるので「マジで何?」「お前いつのSNSやってんだ!?」「フクロウどこだよ」「ほかってきてやろうか!」って野次られる回(ないよ)

ーーーーーー

🐰「こう……、地球に来てからのかぐやのライフをさ、輪廻込みで線表にすると、古い方から『かぐや』
『ヤーーーーーーーーーチヨ』
『かぐやチヨ』となる訳じゃん」
🦊「っは、ぐふ、うん、……っw」
🐙「ヤッチョ異論無し〜」
🐰「でこの場合さぁ、かぐやの方が時系列的には先、つまり姉ではっつー話でね?」
🦊「ん、んっ……げほっ」
🐙「けど『ヤーーーーーーーーーチヨ』だよ?『1かぐや』に対して。なら、年数的にヤチヨのが姉じゃないかな〜?」
🦊「っひ……wはひっ……ひっ」🐰「でも期間?ならさ、月の頃のかぐやはカウントに含めん?少なく見積もっても『1かぐや+α』じゃね?」
🦊「んぐふっ……っふふww」
🐙「……『1かぐや+月分α』と『ヤーーーーーーーーーチヨ』の比較、これ、平行線だよね?」
🐰「そーなの!だから審判としてお呼びしたスペシャルゲストがそこで倒れる彩葉なんだけどぉ」
🦊「はっ……腹が……腹が捩れる……ww」
🐙「こんなに笑ってる彩葉初めて見た……
🐰「なーにがそんなツボってんだね〜」
🦊「まっ、ちょ、待って今喋りかけないで、っふ、だーめだもうあんたらの声だけで、わっ、笑えっ……w」
🐙「……『ヤーーーーーーーーーーチヨ』」
🐰「『1かぐや+α』
『かぐやチヨ』」
🦊「あっはっはっはっはっはっwwww」
🐙「わぁ……彩葉が壊れた……どうしよ大分可愛い……
🐰「ま、結論は今度でいっかぁ」

ーーーーーーーー

1月、リビングで寛ぐ彩葉が甘い香りに
「何してんの?」
と問いかけると、キッチンの彩葉が
「バレンタインのチョコ作り!試作!」
……早ない?」
「備えあれば憂いなし〜」のかぐやの返答にふうん、と気のない相槌を打った後、
「甘さ控えめがいいな」
とさらっと言うのに、あー!こいつ自分が貰えること微塵も疑ってねー!ってちょっと楽しいかぐやが
ニコニコするので、
「?どしたの」
「んや、なんでもなし!そりゃあもう、彩葉の分はちゃんと控えめだよ〜ん」
とできるかぐやちゃんピースをしたところ、何故かむっとした顔の彩葉が頬杖をつくので、なんじゃろ、と首を傾げて数秒、
……『彩葉の分』ね」
「うん。いろっぴーの分」
「以外もあるんだ」
という呟きに沈黙が下り、
…………、いやー……あるでしょ友チョコ、芦花とか真実とか研究所の皆さんとか、まぁ、ヤチヨもお供え的な」
「そうだね、そりゃそうすね、そーすね」
「えー、えー。ね、彩葉彩葉彩葉彩葉」
「何」
「くっっっそ可愛いけどくっっっっそダルい」
「自覚してるからマジで無視して……
と耳まで赤くしながら突っ伏した彩葉の周りを、手が空いて暇なかぐやが、
「彩葉の分めっちゃ豪華にするかんね!なんかウエディングケーキみたいなデカさ!」
「よく分かんない先取りして人を積極的に糖尿病にするのやめて」
「え、全部食べてくれんだ?」
「まあ……
「先取りなんだ?」
……」とかやってる

ーーーーーーー

徹夜で彩葉帰ってこないしなぁ、って市販の普段食べてるお菓子とか齧りながらメモとって、「あー、甘みの検知力が死んでるっぽい?塩味と酸味はイケる……そーすっとトマトベースのパスタなら砂糖使わんレシピでカバーできっかな〜……?」とかぼやぼや夕飯のこと考えて欲しい いやメンテしろ

「あ、なんか歩いてると自然に右にズレる……すげーぐるぐる回る……えーおもろ、センサー壊れたんか?彩葉に、は……まあいいかぁこの程度で死なないし、時間取らせんのもね〜!自力で左に補正かけとこっと……うしうし歩ける!」→「時間を!!!!取らせろ!!!!」
「ハイ」とか




「8000年かけて出来ないことの割り切りがあり得ないくらいうまいヤチヨ」、まず何か出来ないな〜となったらそれ自体の克服より先に代案の検討をする癖がついているせいで、かぐやも義体の不調について彩葉に相談するより先にまずこの状態でどう生活するか?という思考にシフトするので、
――報連相」
……煮浸し……
「報連相!!!」
「ごーめんごめんごめんごめんごめん、いや、ほら!この位なら〜……まあいいかな〜……って、さ?」
「定期メンテでレッドゾーンレベルの『この位』が二桁出てくる事があってたまるか!もしかしいひんでもえらいアホやねんなあんた!?」
「彩葉が怒ったぁ!」とかやってる


まあ彩葉が一番キレてる事は、不調について彼女なりに都度都度気づいてその度メンテしていた"つもり"になっていたのと、かぐやの忍耐力を見積もりを甘く見ていた自分の情けなさの為どちらかというと自責の念が強いので、程々の説教の後マジ泣きしそうになる彩葉にかぐやのが多分折れる


「まあさ〜ほら、腕が上がらなくても足は上がるし?指が曲がらなくても口は動くし、平衡感覚ズレてもぉ、適当にバランス合わせた重り下げればざっくり歩行位は」
…………………………
「あっもうかぐやちゃんてばぷりちーなこと言わずに黙ってたほうがいい感じね!これそーゆー空気すねハイ」


ハンドルは軋んで思った角度に動かない、シフトレバーはドライブとリバースしか動かせない、ブレーキは急ブレーキしか踏めず、タイヤは2つパンクしてミラーはひび割れメーターは全て表示バグってるみたいな不具合を月人スペックの根性だけで動かしてる車が笑顔で車検に来た彩葉の気持ち考えろ


ーーーーーーーー

バレ前の月見ヤチヨが『いいのかな、かぐやと、おなじことしても。大丈夫……かなぁ』ってそわそわしてるのなんぼあったっていいし、バレ後の月見ヤチヨが『……いいのかな、私……』ってそわそわしてるのを彩葉に見抜かれて「何?ヤチヨ。甘えたいの?」って手を握られてるのもなんぼあったっておい

ーーーーーーーー

成長したかぐやさんは割り切りと代案への移行がスムーズな為「じゃあ別にいいよ」がカラッと出るようになってるけど彩葉関連だと若干ラグるのは彩葉も知ってるので、
――あー、うん、かぐやは別に」と僅かなためらいを見逃さず、
「だよね、良くないね」
……
「かぐや、言ってよ。……言ってくれない?」
……もうちょい、帰る時間早くなったり、しません、か……
「なんで敬語。分かった、じゃあ明日は早退する。……ふふ、それなら映画の前にポップコーン買える余裕あるもんね?」
……彩葉さんさ、しょーもなって面白がってるっしょ、」
「可愛いなぁって思ってる」
……、ぎにぃ」
「何の声?」とかやってる



「映画の半券にポップコーンキャラメルしおミックスドリンクセット重てー!!!」
「はいはい。状況説明ではしゃがないの」
「いーーーやはしゃぐね、十年前の彩葉にこの要求をしたら『映画?サブスクでいいじゃん。ポップコーン?貰い物なら……賞味期限切れてるけど。ドリンク?はい立川の水』だもん!」
「なんやねんその最悪な女と一笑したくても、何と一言も反論できません。それはこうして映画館に来た今も同じ事を概ね思っているため」
――えマジ?彩葉マジ?」
「いややっぱさぁ、コスパがさ〜……
「えー……
「とまあこれは本心ではあるけど」
「フォローどころかトドメじゃん。デート先間違えたか?」
「でも、あんた好きでしょこういうの」
「え、うん。やっばい位好き。特別感ある事ワクワクする。金とか知らん」
「は。感性が8000年かけてもおこちゃま」
「失礼な、好奇心の塊って呼べし」
「だから私も楽しいよ」
――おー?」
「なんでかぐやは楽しいんだろうなあって考えて、理解するの、楽しいから」
「おん……
「で、分かる頃には、きっと好きになってると思うから、それが楽しみ」
……映画をね?」
――ね、かぐや。私をワクワクさせてね」
「それはさー……監督の役割だよー……
……自信ないんだ?」
「いやある!だってこれこの前彩葉と見たヤツの完全新作でさぁ!?」
「あ、ちょ、ポップコーン落ちるってば!」


ーーーーーーー

彩葉とヤチヨ、やっぱ8000年と数日という再会までの距離感による感情のズレはありそうだけど、なんか、
「や、ヤチヨ……いやかぐ……いやヤチヨ様……!だめだ涙が」
「い!いろはが!本物の彩葉が!彩葉!彩葉が!いろは!」
みたいな限界化の状態から慣らしていくのが上手くハマって問題なく距離感縮めて欲しい

ーーーーーーー

「かぐや。ただいま」
「おかえりいろは〜!今日はねぇ――きすの日だよ〜!」
……、天ぷら?」
「ま〜調理的にそれがオーソドックスだよね。でもアヒージョも合うってので、今日はスペイ〜ンに仕上げてございましてよん」
「スペインになると上品になるんか……?明日休みだしニンニクも許されるわね」
「そそそ。というわけで只今絶賛!仕込み中で何だけどさ〜……
……、だけど?」
「分かってる意地の悪い笑みぃ!」
「発音のイントネーション。捌かれた魚。後あんたが企んでる時の悪い声」
「役満じゃん……
「何がよ」
「ぶー、つまらん。初々しく動揺する彩葉にウソだよん魚だよん!ってしたかったなぁ」
「分かってなかったら何言ってんのあんたで一蹴でしょ」
「だーっドライ!冷血!寝不足!すぐエナドリ!」
「罵倒?心配?」
「半分!」
「はいはいごめん、エナドリ控えるから」
「ってコーヒーがぶ飲みなの知ってっぞ?寝不足の遠因」
「コーヒー程度でカフェインは…………、かぐや、いい加減こっち見て」
「何だよもー!今三枚下ろすので忙し、――
――ん。……あ、ごめん。口紅移った」
「、なんで」
「え。キスの日なんでしょ」
「あの」
「うん」
「コーヒーがぶ飲み、やめて」
……誤魔化せないか」
「あーもう!彩葉がどんどんずるくて卑怯になってく!」
「うるさ。魚に負けてる私の気持ちも知らんでよう言う」
……はん?」
「あ。……やば、えと」
「彩葉、あの、食材に嫉妬されるのはかぐやもちょっと」
「ちょっとって何!?違、誰が鱚なんぞとあんたの関係を杞憂するか!」
「っ、くく、ね、彩葉ぁ」
「何!」
「今ねえかぐや、動揺もキスも全部、すっごい満足」
……恥を晒した私の報酬は……
……おいしいごはん?」

ーーーーーー

ヤチヨのsnsのファンコミュに監視がてら入ったはいいけど普通に治安良かったのでhn翁で楽しく推し語りしてる彩葉と、うっかり見ちゃったアクセスログからそれを知ってるけど常に分身yachi8000がアンチスレでいろPアンチとレスバしてる身の上何も言えず黙ってるヤチヨの回

ーーーーーー


「どっちか決めて!選んで!かぐやかヤチヨ、彩葉はどっちがいいのさぁ!?」
『賢明な彩葉なら分かるよねぇ〜?』
「そーだね賢い彩葉なら分かってるよね!?」って目の前で喧々囂々馬鹿やかましい喧嘩に巻き込まれてダルすぎる彩葉「じゃあFUSHIがいい」
「FUSHI!?」
『え、FUSHI!?』
『えボク!?』
というすったもんだの末、発言が冗談ではなくガチで「じゃあFUSHIと寝るので……」とリビングに飾られてたビッグサイズFUSHIぬいぐるみと自室のベッドへ寝に行く彩葉とそれを嘘だろおいって顔で見送るかぐやとタブレット内でふくれっ面でFUSHIのことずっと突っついてるヤチヨとマジで針の筵のFUSHIの回



……なあ、彩葉』
「大丈夫、二人を嫌いになってはないよ。あの質問どう答えたって状況悪化するし」
『ああ、そうか。――つまり、ボクは体の良い逃げ道に使われただけか』
「人聞きが悪い、別に事実しか話していないよ、私は」
……?は?待てよ。それだと』
「『あの二人と自分が同列に聞こえる?』」
――うん』
「あー……どうだろうね。私も未だ自分の認知や知識をすべて客観的に数値化できたわけじゃないけど――でもまあ、FUSHIのことは好きだよ、これは本当。10年大変お世話になってるものですし」
『なあ。ボクは今、オマエに口説かれてるのか?』
「困る?」
『すごく』
「じゃあそういうことにしよう」
…………
「なんて、冗談冗談。会話、付き合ってくれて有難う。そろそろ寝るからスマコン外すね、お休みFUSHI――
『オマエ、本当にヤチヨに……かぐやにそっくりだな』
……最近それ、かぐやが研究所出入りするようになってからよく言われる。え、どの辺り?」
『自分で考えろ小娘。とっとと寝てろ』

ーーーーーーーー

『んー、そっか。予算的にそこが限界なら、その機能は実装厳しいね。了解了解、そしたら提案は白紙で。無理しないで大丈夫だよ、彩葉』
――今」
『ん?』
「今遠慮した理由が私に対する遠慮なら、教えて」
『え?えと』
「それを理由にはさせない。――絶対、ヤチヨに、これ以上、我慢とか、させないから」
……彩葉、あの』
「うん」
『それ、ちょーーっと、重たい……
………………えっ」
『このヤッチョをもってしてもびっくりのズッシリ感、あのね?私はクライアントとして要件についての話をしているのですよ』
「あっはい」
『私情でデスマーチに突入するような案件を通そうとするのはやめて?』
「お……
『お?』
「おっしゃる通りです……
『うん。いやあ、ね?彩葉がヤチヨをそれくらい尊重してくれてることはうれしいのですけどね?――公私混同はだめだよん』
「あー……えー……公私混同の塊のくせに正論言ってくるじゃん……
『案件自体が公私混同なんだもの、せめてものきり分けはさせてもらいますよん?』
……いや、でも一部分だけならバッファ期間を開発に充てれば」
『いーろーはー』
……その、ツーチャン……
『はい2回目のチャンスを狙わなーい』
「厳しくないすか……?」
『厳しくしないと「私のため」って自分を甘やかす彩葉の代わりなのです!むん!』
「わー……一人で飴と鞭を担うヤチヨさん流石〜……



ヤチヨのためならマジでなんでもできるという気概が溢れてて40℃の熱が出ててもGOサイン出しかねないアドレナリンドバドバ状態でなんかいい雰囲気に転がして無茶しそうな彩葉の手綱をいーーろーーはーーっつって引っ張って止めるヤチヨがいてもいいよねのSS

ーーーーーーー

「えー!?無理だってかぐや明日はもう予定が入ってんの〜!」
「いやそこを何とか!夜だけでも……!」と懇願する彩葉、多忙なかぐやのスケジュールは知ってるので望み薄と半ば諦めつつも、何となく構図が昔みたいなのについ
……――お、お願い、かぐや。私を助けて……?」
と、両手を握って合わせて小首をかしげて、……目を丸くしたかぐやが無反応なのにいやアラサーが何しとんじゃいとセルフツッコミした後、熱くなった頬を隠すように、
「あー、えと、無理ならまた改めるわ……
とそろそろ視線を落とそうとした所、かぐやが、
……っ、ぐ……
と突然頭抱えながら呻き出すので何事!?と怯えていると、
……よ、夜!お昼過ぎのコラボ配信が、終わり、たぶん伸びると思うから、時間の確約できないけど、……彩葉の言うとおり、夜で、いいなら、個人配信の配信予定調整して時間作る……
とぼそぼそ言ってくれるので、予想外の返事に
「あ、ありがとうかぐや。ごめん無茶言って」
と慌ててお礼を伝えると、
…………、いーんだよ、彩葉はお礼なんて。かぐやは今、自業自得という言葉を深く噛み締めているので……
「なんでよ」
「ごめんね彩葉。かぐや、彩葉をこんなにしちゃった責任取るから……
「み、見苦しかったなら見苦しかったと言え!」
「逆!だめ!かぐやだけ!」
「え何が?」となる回

ーーーーーーー

「えこれデートっしょ!?」
「普通に出かけてるだけ!」
「デートじゃん、で・え・と!いろはと〜ふたりきりの〜おでかけ〜即ち!?」
「頭痛してきた帰ろうかな……
「え!?薬局寄る?」
「マジにしない冗談だから!」
「そか、よかったあ」
……はぁ。もう……あんたに合わせる、から。好きにすれば」
「?」
「いや、『?』じゃなくて。……察し急に悪くなんの本当に何……
「ん?……あー!かぐやに!合わせる!」
「ん」
「かぐやがお出かけといえばこれはお出かけ、ですが……なんと!今だけ特別に〜、って事だ」
「見せるネット番組絶対間違えたなこれ……
「彩葉」
「はい何」
「デート、楽しーねっ?」
……まあまあ、ね」

ーーーーーーー

ツクヨミ内ボロアパート空間で、イミテーションの飲食物に対してもずっと「ヤチヨ、これ開けるよ」
「これ貰うからね」とかの許可取りを欠かさなかった彩葉がヤチヨに何も言わず冷蔵庫からコーラ出して勝手に飲み始めたのを眺めてた日のヤチヨのニコニコ笑顔、あるかも あってほしい

ーーーーーーー

「頑張ったねFUSHI〜」
『ん!』
とツクヨミで2人が戯れてるのをぼーっと眺めてた彩葉、ヤチヨの口元にFUSHIの口元が近づけられていくのにおいおいおいおい!!!!と無言でズンズン近づきむんずとFUSHIを持ち上げるので、
「あれ、彩葉?」
……黙って見てればなァにしくさろうとしてんスかFUSHIさんや」
『おうおう、なんだどーした小娘ェ、突然目の色変えて随分な狼藉ぶりだな?単なるボクとヤチヨのあいさつに――文句でも?』
「FUSHIのふは【ふしだら】のふかなぁ!?」
『なら彩葉のいは【嫌味】のいだ!』ってギャースカ喧嘩始めるのでえ、え、と困惑しきりのヤチヨが「ど、どうしたのふたりとも!?」
「どうしたって――――ヤチヨが目の前で誰かにキスするとか絶対嫌とか言えるか!?と硬直する彩葉の手の中で、『やれやれ――ボクはお前のライバルになる気はサラサラないが、まあ、10歩先であることは……なあ?』
「ウミウシの10歩で威張ってんじゃないよ〜!?」
「ねえ仲良くしてよー!?」とかやってる



「ほら仲直りだよ彩葉、FUSHI」
『ボクは何にも悪くないぞ』
「こら!」
……はいなかよしのや〜つ(きつねの手でFUSHIを摘み上げる)」
『ぎゃー!何すんだ降ろせぇ!』
「いーろーはーも!」
「っぐ、だって……この生意気なFUSHIだらが……
『ボクを変な名前で呼ぶな!オマエのがよっぽどだろムッツリめ!』
「はぁあーっ!?何言ってくれちゃってんの何の根拠があって、」
……あー」
――すみませんその『まあそうだよね……』みたいな顔でちょっと目をそらした仕草は何ですかヤチヨさん」
「いえヤッチョは知らぬ存ぜぬ」
『オマエ、自分のネットサーフィンにプライバシーが存在する幻想を未だ信じているのか?』
………………大変失礼しましたFUSHIさん、私の負けでいいので一度ログアウトしても?」
『はん、分を弁えるのが遅いぞ小娘』
「わ、私はどんな彩葉も!……好きだよ?」
「その間は何!?いやいい聞きたくない!」
「いや本当に好きなんだけど、成程かしこまりもあったから――
「わー!!」
『うるさい』

ーーーーーー

――ふむふむ。彩葉の頭の上は征服感があっていいな。10点』
「稀に見る最悪な理由で評価ありがとうございまーす。振り落としていい?」
『御老体とウミウシは繊細に扱え』
――あーーーー!まァたヤッチョが目を離した隙にふたりでイチャイチャしてる!」
「してないってダル絡みされてるんだって……
『やれやれ。まさかヤチヨを差し置いて、このボクが彩葉とイチャつくわけ無いだろ』
「『ねえ?』」
「わーっ!わーっ!わーっ!」
「え、なんか壊れた!?」
『や、ヤチヨどうした!?ほら、ボクだぞ、落ち着け!』
「ず……ずるい、FUSHIばっかり彩葉と一緒でずるい!」
『え、あ、ごめん、ごめんヤチヨ……
「あー、その、かぐ――
「彩葉も!彩葉ばっかりFUSHIと一緒ずるい!」
「私も平等な感じ!?ご、ごめん……暇してたから……
「私も混ぜて!一緒じゃなきゃやだ!」
『うん、ボクも彩葉も側にいるぞ?な?』
「う、うんうん、いるいる」
「アイコンタクトやめて!!!」
『こりゃだめだ』
「匙投げるなオイ」

ーーーーーー

頭にFUSHI乗っけたヤチヨがうーんって二人同じ顔で困った〜ってしてるの見ながらペットは飼い主に似るなぁ〜……とVRボロアパートでなんかほのぼのしてる彩葉、なんならわざわざ顎乗せのため引っ張り出されてるメンダコクッションもうーんってしていて、ヤチヨフリークとしては眼福すぎる回


「何かあったの?」
「えーと、次のライブタイミングと被らないスリープタイミングの検討中なのでして」
『ボクはライブの負荷も考えると先行してスリープかけるのがいいと思う。が、ヤチヨが首を縦に振らない』
……だって」
……え?何二人ともこっち見て。私?」
……次に彩葉が来るタイミングと被る……
……あ、あー!?いやそれ、」
…………
「はどうでもいいことじゃないのね、はい分かりました。……つまり、私がツクヨミに来るタイミングをずらすといいって事?」
『おう。ぶっちゃけそーだな』
「了解。FUSHI、後でタイミングの候補教えて」
『分かった』
「う。……ごめん彩葉……
「いいよ、嬉しいから」
……?」
「え、首かしげる!?だぁーから、ヤチヨのわがまま嬉しいの、私!もっとガンガン言ってほしいんだって!」
「で、でも、そんなにほいほいお願い言ってたら、彩葉潰れちゃうって、」
……ヤチヨさーん……?」
「あう、あ、分かりました、言いますもっと言います……
『っはー、ボケどもが……

ーーーーーーーー

彩葉、なんでもない時に目の前でかぐやが笑ってるからかぐやがいるなーと感傷に浸ってずっとぼーっとしてるので定期的に「あー!まァーたトリップしてるよも〜」ってかぐやにデコピンされててほしい

「い……痛いんですけど」
「べー。目の前にかぐやがいるのにぼーっとしてるのが悪ぅざんす。ね、何考えてたの?他の女?」
「あんたの中の私はとんだ浮気性だな?――かぐやのこと考えてたよ」
「じゃあかぐやの相手してよ。なんで脳内のかぐやの相手してるの。ずっこいじゃん」
……自分に嫉妬してんの?」
「はん!自慢じゃないけどセルフ嫉妬のプロだよかぐやはね!ヤチヨに飲まされた煮え湯は数しれずよ!」
「どこでドヤってんの……はいはい、現実目の前かぐやさんファーストですね」
「そう!」
「分かったわよ――ほら」
……うん」
……え、なぜ照れる」
……だってぎゅってしてほしいのすぐ見抜くじゃん……


ーーーーーーーー

――ねえ彩葉。今お話していた、営業のおにーさんさぁ』
「ね。参ったな、流石に取引先に初手からクレームって訳にもね」
……気付いてたの?あの彩葉なのに?』
「どの彩葉よ。生憎と百聞だけはあんたのお陰で8000年分あるからね――まあ、気付くわよ、人の好意くらい」
『お、おお……ヤッチョ、これには思わず感激雨アラ……!』
「ウソ泣きやめい。イヤホン越しで見えなくても分かるから」
『ヨヨヨ〜、お見通しとは参りまする。千里眼持ってるの?』
「ヤチヨ限定ね。しかし最近この手の多くて困るな、私なんかの何が――
―――
――はいすみません、厳しいんだから……
『私の好きな人の悪口は彩葉でも許しませーん』
…………
『彩葉?』
「あー、うん。そう、……ねえ、ヤチヨ。ツクヨミの適当な指輪見繕って、うちの自宅まで贈ってくれない?」
『え、現実宛?珍しいね、彩葉がアクセ欲しがるの……。うん、いいよ、ヤチヨが腕によりをかけて可愛いの選んであげましょう!』
「ありがと。ま、これでマシになるでしょ、少しは」
……――待って。ほしいの、指輪?』
「うん、指輪」
……、首から下げる?』
「指にはめるよ、勿論」
…………どの?』
「あ、私も後でツクヨミでヤチヨに指輪あげるから、少し待っててね」
『彩葉?答えになってないよ?』
「うん。まあ、ほら、義体まだできてないから」
『答えになってないの!』
「ふふ」




え、じゃあ……芦花のことも?とヤチヨがつい尋ねて、……芦花?なんで今芦花の話?と困惑した彩葉が首を傾げるので、あー、以前にTBL登録されてるデータのアップデートはされないんだーって理解したヤッチョが曖昧に笑って、なんでもございませんよ〜と誤魔化すという、蛇足

ーーーーーーーーー

「ね、ねえ……その……
「ふふ。かぐやの考えてることくらいお見通しだよ……
「彩葉……!」
「まあ嫌だけど」
「彩葉ァー!」
……なあ、お前達の会話ハイコンテクストすぎないか』
「あ、FUSHI。いやなんか……目?てか雰囲気で分かる……?」
「ぶー。彩葉も実は月人系思念体ベース説〜」
「人だっての」
『ちなみに何を言われたんだ?』
「ツクヨミに新規実装されたメイド服着てほしいって顔してた」
「あー違う!メイド服着て『お帰りなさいませお嬢様……♡』って言ってほしい顔だもん!へん!お見通しと言いながらボロが出ましたな!」
…………
「FUSHI頭抱えてるじゃん、手無いけど」
「な、何が悪いッ」

ーーーーーーーーー

「でも?FUSHIもツクヨミでもしもの為の備えはあってもよいよね?」
『何がだ?』
「やっぱりウミウシじゃ不都合も多いもんね」
『ヤチヨ?おい?』でいつの間にか拵えられていたヒト型(ボーイッシュ小柄、ウミウシ柄のパーカーを着ている)のアバターがあるFUSHIあったらマジで嬉しいだろをずっと考えてる

FUSHIの為!と完全にヤッチョの好みでこしらえられてるので顔立ちが若干彩葉に似ており、天守閣で鏡を見ながら、
……ふつーペットは飼い主に似るもんじゃあないのか」
「何が?」
…………」とマジで無意識の創造主にため息つきながらこんなアバターを使う日が来ないことを祈ろう……と思うFUSHIの回


色々あって助けた結果運命構図で座り込んだ彩葉の前に立つ羽目になったアバターFUSHI、マジで気まずすぎるので、
……気を付けろよ、オマエに泣かれると結局ボクが困るんだ」
とフードを深くかぶり直して天守閣へワープしようとして、
「あ、――ありがとう。えっと、」
と不自然に途切れた彩葉の声に、思わず顔を上げたら、
「後で、天守閣で改めてお礼言わせて。――FUSHIってそういう格好も良く似合うね」
って即看破されて微笑まれるので
………………オマエがヤチヨ以外を口説いてたってヤチヨにチクるぞ」
「え、何その事実無根……するわけないでしょ……?」とため息が止まらないFUSHIの回 全部なさすぎる

ーーーーーーーーーー

「え責任!?彩葉の人生めちゃくちゃにした責任取っていいのかぐや!?取る取る取るめっちゃ取るもうなんか全部かぐやのせいにして!いやたーーっ!!」
「いや何のテンション?あんた意味分かってる?」
「えーへへへ」
「うざ……熱い……
「かぐやのせいだかんねー全部。ぜーんぶそう!」
……?いや近――
「これまでも、これからも、全部、私の彩葉だから――誰にもあげない。今ので決めた」
……あーもう、分かっとんのかい……
「ぶい。なんてったって8000歳ですので?いやあ彩葉が大胆で嬉し〜」
……なら。あんたの8000年の責任は、私に取らせてくれる?」
―――えと」
「宜しく、私のかぐや」
……ぅぐう……

ーーーーーー

ヤッチョ、感覚ないから誰とでも物理的な距離を容易に詰められる活動をしてきていた分、ツクヨミ内で感覚得た途端になんかものに触れるたびにキャパオーバーしてありえない距離感(超遠距離)でしかコミュニケーション取れなくなって活動に致命傷をもたらして彩葉大困惑させてほしい


「なんか、その、何といいますか〜握手ってその……不健全では?色々?そもそも皮膚の接触って有事の事象で」
「はい、四の五の言わない、てかその発想のが不健全でしょうが。ほら、ヤチヨ」
「彩葉お願い待っ、――〜〜〜〜ッ無理無理無理無理無理無理!」
……そこまで拒否られると流石に傷付くな……
「う、ご、ごめん、なさい……
……大丈夫、私が研究の一環でさせてることだから謝らないで。でも、今、最低値に抑えてるから殆ど感触ないのと同じだし、……てかこのままだと義体に入った時がヤバいよ」
……やばい……?」
「超ヤバい。早く慣れておかないと。えーと、とりあえず握手が基本、次がハグで――
「は……ハグぅ!?」
……あんたが毎日ライブでやってた事だけど」
「彩葉の破廉恥〜!」
「いつの価値観。……てか、私って見知った奴が相手だし、むしろヤチヨ的には気楽でしょ?何をそんなに……
――――ばか」
「お、肩を叩くのはOK。一瞬の接触は問題ないってこと?」
「ばか!」
「何でそんな叩くの!?」

「いい?FUSHI。彩葉が来たらいないよーって伝えてね?」
……だってさ彩葉、ヤチヨはいない』
「うん。ありがと」
――なんでいるの彩葉!?」
「さっきログインしたから。……ヤチヨ、逃げないの。注射嫌いの子供かいあんたは」
「っ、ぐ、ひ、一思いにやってくださいまし……
「罪悪感あるな……
「うー……
――はい、握手」
……やっぱゾワゾワする……
「はい、ハグ」
……んぎぎ……
「こら、歯食いしばらないの。――うん、感覚値も大体現実と遜色ない値で一通りOK……お疲れ様、ヤチヨ。一旦これで基準クリアだね」
……へひぃ」
……ヤチヨ、スリープ入るか?』
……そーするぅ……ごめんいろは……
「気にしないで」
…………
――さて。聞きたい事がある顔だね、FUSHI」
『感覚値の検証、と彩葉はずっと言っていた。――本当にこれは、お前がやる必要があった事か?』
「検証自体は必須。疑似感覚がどの程度ツクヨミ内の感情値にフィードバックされるのか、関連した」
『"自体は"?』
――揚げ足取りのうまいウミウシ」
……フン』
「まあね。ツクヨミ内のオブジェクトでヤチヨに対して感情値の変化がもたらされるなら、代用は可能だよ」
『じゃあつまり、お前の悪趣味か?』
……人聞き悪くない?独占欲って言ってよ」
『趣味の悪さは変わらんぞ。……握手もハグも』
「私以外があんな初心なかぐやに触るとかありえないでしょ」
…………
「内緒にしといて。ま、もう慣れてきたから今後は他の職員に任せることも増えると思うけど」
……ボクが!どれだけ!ヤチヨのご機嫌取りに奔走したと思ってる!』
「あー、それはごめん。……埋め合わせ……する?」
『知るか!要らん!というか――ヤチヨが慣れなかった原因の半分はお前だろうが!』
――……え?」
『はァーっ、予期していたとはいえヤチヨがスケジュール外のスリープに入ったんだ、ボクも仕事に戻るぞバカたれが!ふん!精々成果をヤチヨのために役立てろよ色ボケ小娘!』
「ちょ、えっ、FUSHI、今のどういうこと――FUSHI!?」





――んが。いおは、ほっぺいふぁい」
……、ごめん。伸びるからつい」
「んん。……それ謝ってなくない?」
「そーかも」
指摘に手を離すと、もちもちのかぐやの頬はすぐに元の形状を取り戻す。ほんのり赤みがついたのは刺激からだろう――なんとなく、感慨深くなった。
「まあかぐやは寛大なので許しましょ〜」
「どーも。……あんたが外界の刺激に慣れてくれて、本当に助かったわ」
「あ、懐かしい話だ」
思わず引き出した話題が何か察したのか、かぐやもその節はご迷惑を、と照れたように笑う。
「ね、ツクヨミでの検証の時はどうなるかと思ったし」
「ね。彩葉が毎日握手とハグしに来るの結構怖かったりしたもん」
……マジ?」思いもよらぬ告白に顔を上げると、かぐやは悪戯っ子の顔で笑う。
「ひひ。だってさー、毎日何言ってもやめてくんないし?」
「えー……ごめん。必須条件だから検証頓挫させるわけにもいかなくて……
「いーよ、分かってますとも?それで慣れたら、すとーんてやめちゃうからびっくりしたよね」
―――
それについて、びっくりしたのは私の方だったのだけど。
「そっちは忘れた?」
「覚えてるわよ。――『ヤッチョとは遊びだったの!?』だっけ。あれ本当にビビったわ」
「『研究だけど!?』てね、いや〜揉めたね〜」
「そこそこ方々に迷惑かけた喧嘩を懐かしむのやめない?」
「あー、大切な思い出が」
FUSHIから事前に貰っていた助言も生かせず。ヤチヨの機嫌を損ねた私はそれはもう現実とツクヨミを駆けずり回ることとなり――いや忘れよう。昔の話だ。
……まあ、今は大丈夫〜って事で、水に流してもらえません?」ね、と、ねだるように手を合わせる私に、かぐやはパチリと瞬くと。何故か、薄く微笑む。
――彩葉。思い出したけど、私、一個言ってないことあった」
「え、何?」合わせた私の手へ、おもむろにかぐやの手が添えられる、のに、体が震える。
「触れた時さ。慣れただけで、別に変わってないんだよ、何にも。慣れただけ。ゾワゾワしてゾクゾクしてジリジリして――ぎゅうってするの、いつも」
――
添えられた手が。じんわりとゆるく、熱を持つのは――どちらの手?
「ツクヨミも義体も変わらないよ。彩葉だけ。他の誰も、誰とも違う。彩葉だけがずっと、その触れた先で『ヤチヨ』をおかしくしてた。――今もね。さて。何ででしょ〜か?」
きっと今の彩葉ならわかるよ、と、かぐやは愉しそうに笑う。触れられた手が落ち着きなく、背筋を走る微かな興奮に痺れるようで、――心臓がぎゅうと掴まれるような、もう、すっかり慣れた感覚。
――『貴女に触られているから』」
私が口にした答えに、かぐやは私を抱き寄せる。
「はい!せーかいのハグ〜。流石彩葉、気分はいかが?」
「大好き」
「んひ。かぐやも〜」
擽ったい声が口元を撫でて。ああもうずっと私だけのものじゃないか、なんて自惚れを、互いの熱に混ぜ込んでいく。