保科
2026-05-02 15:14:42
61984文字
Public 超かぐや姫!
 

(新)ニュー超かぐツイまとめ

鼓動のよう途絶えずに溢れてるよ
※Twitterに投稿したツリーとかのまとめです

5/5 4/30まで更新
5/9  5/3まで更新
5/14 5/7まで更新
5/20  5/11まで更新
5/26 5/18まで更新
6/5 5/31まで更新



5/12〜

「明日、朝4時起きなんだよね……
「やっば。彩葉釣りでも行くの?」
「行くわけないでしょ出張よ出張。じゃないと新幹線の時間がギリだから」
「え!?かぐや置いてかれる感じ!?」
「日帰り。夜には帰る」
「っしゃ!って、それならもう寝ないとヤバない?」
「そうだけど……まだ時間早いし寝付けないよ」
「ちっちっち。ダメだよちゃんと寝ないと。出張は待ってくれないよ!」
「出張、別に逃げんわ」
「まあまあ〜、支度はもう終わってる?」
「それは……うん。いつもの通勤の鞄で事足りる、し」
「じゃあもう寝よ、ほれ!」
「どれ?」
「かぐやのこと抱き枕にしていーよ」
「〜……あん?」
「ん?どしたの」
……。一応この意味不明な提案の弁明を聞いておくけど」
「へ?弁明も何も、かぐや抱っこしてお布団入ると彩葉秒で寝るじゃん」
……反論しようと思ったけど心当たりあるな……
「でしょ!だからいーよ!」
「いやいや、良くなーい。てか、あんた配信は?」
「別に大丈夫っしょ、彩葉が寝たらやるし〜?」
「ふーん」
……?あ、嫉妬してる!嫉妬してる彩葉!」
「やかましい、でかい声でバラすな」
「えー、ダメ?配信。やだ?」
……寝るなら一緒にいて欲しいんですけど」
「朝四時まで?」
…………
「えー、……しゃーなし。じゃあ配信休むわ」
……ごめん」
「おっと!違うよ」
……ありがと、かぐや」
「ん!」

ーーーーーーーーーー

「彩葉がさ」
「うん?」
「かぐやのお願いに、まず『かぐやになぞ絆されませんよ』みたいな態度になるの解せんのだが。ヤチヨだともう一も二も無く頷くのに」
「まあ、かぐやの提案はとりあえず内部審議にかけて仔細検証の上上長の承認を取らないとだから」
「上長誰!」
「私〜」
「全部彩葉じゃん!!」
「っふふ。いや、だって、ヤチヨよかあんたのが自由な分、一旦検討挟まないとな〜ってなるでしょ」
「かぐやには落ち着きがないってかァ〜?」
「まあそのように申してる」
「失敬な!失敬な!」
「噛みつくなら否定しなさいよ」
「いやまあ……自覚あるし……?」
……
「なんで撫でんの?」
「なんとなく。嫌?」
「んー……まね、許しますよ。かぐやちゃんはね!心広し大洋の女ですので」
「ははぁ、ありがたいことです。まあ一応?今の話に反論するとさ」
「お?なんだ?レスバか?負けんぞ?」
「私、かぐやの前で、そういう『ポーズ』しかした事、ないと思うけど」
「ん?」
「チョロ葉ですので?」
…………あー?」
「よーく思い返してみなよ。検証分は実例あるでしょ」
…………え?じゃあもう最初から素直にOKって言ってくれてもよくない?」
「それは嫌。簡単に絆されない」
……いぃろはさんさぁ……
「ふふ、頑張って私におねだりしてみなよ」
「性格悪いぞ!」
「お、初めて言われた。なんかいいね」
「よかないが……?」

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ぬるめたパロ(ぬるめたを読め)

一歩間違えたらかぐやがぬるめた化するかもなの考えてバカ笑う え!?かぐやって1回ヌルロイド経由するの!?彩葉には理性と倫理があるからそんな改造はしないよ……しないよな どうしよう理由なく次回のかぐやが八脚になってたら 次回のかぐやってなんだよ


🦌「彩葉、セーラーのままで寒くないの?」
🦊「ふっふっふ……そう思ってすでにかぐやを改造済みです」
🐰「改造済みだー!」
🐿️「いやいや、セーター着なよ。ほら貸すよ〜」
🦊「あ、ありがと真実。あったか……
🐰「え。彩葉彩葉、そしたらかぐやのこの口から温風が出る機能はどのように活かせば……?」
🦊「あー……まあお役御免ってことで。ごめんかぐや、次回の改造に期待しておいて」
🐰「わーん!真実のあほー!!」
🐿️「良かれと思って責められ――うわ熱!何!?まってかぐやちゃん温風何度あるの!?」
🐰「んー?えと、上限はノンフライヤー位」
🐿️「死ぬよ人」
🦌「あちゃあ。改造潰しはマズかったか……褒めるフェーズ挟まないとかぐやちゃん拗ねちゃうね」
🦊「ね、可愛いよね」
🦌「……(わかってやってんなーこれ……)」

ーーーーーーーー

「どぅわぁ!」
突然引かれた手。彩葉の体に抱きつくような体勢に、なにすんじゃい!と抗議するより早く、背後を自転車が走り去っていくのが分かって言葉を失う。こんなの、後数ミリズレたらお釈迦だ。――どっちが、かはともかく。振って湧いた危機的状況を認知して、思わず息を吐く。見上げた視線の先、剣呑な顔の彩葉が、自転車が去っていった方をじっと睨みつけて――私の視線に気づいたのか、ふと顔を和らげる。
「大丈夫?かぐや」
「あ、あー。うん。何事もなしですとも」
「急に引っ張ってごめん。危ないね、あれ」
やれやれ、といった様子で同意を求められても、いや、あのですね彩葉さん。
「そのぉ。……かぐやからするとですね?」
「うん?」
「今の体勢のが……よっぽど」
―――
屋外、人通りがなくはない歩道の真ん中、もたれかかるように抱きしめられるかぐや、しっかり背中に回された手、
――その、轢かれそうで、危なくて、ね?」
「んや、分かってる」
…………
…………
じ、と。その場で、しばし見つめ合って。
じわじわと。頬を赤くした彩葉が拘束を解こうとするので、
「うおおそうはさせ〜ん!」
慌てて抱きつき返す。
「ちょ、かぐやこら!いや、あほ、こんな所で、――
ぎゅう、と抱きしめるかぐやの人工心臓の速さか、それともいまだ緊張を伴う指先か。
――大丈夫?かぐや」
叱責の声色が柔らかくなる。
「うい。何事もナッシング」
「ははあ、左様で」
それ以上、彩葉は問いかけることもなく。けれど抱擁を振り解くこともなく、安堵させるように、ぽんぼんと何度か叩かれる背中に、かぐやはああもう、とこの擬似鼓動の正体を見失う。怖かった、かっこいい、ゾッとした、好き、
――ああ、もう、こっちのが危ないわよ。


ーーーーーーーー

「らーいぶおわったっ、おわった〜♪今日はおしまい、たっだいまFUSHI〜!」ってるんたた天守閣に窓からお行儀悪く飛び込んで来たヤッチョが、『お疲れ、ヤチヨ〜!』
「おかえり、ヤチヨ」って何故かFUSHIと一緒にくつろいでいる彩葉と目が合ってしまい、そのまますっ転んで壁に激突して動かなくなる回


――え何が起きた!?」
『おいヤチヨどうした!制御を誤ったか!?』
「なん、い、彩葉、こ、……なぜ」
「えと、FUSHIとライブ見てた……
『ボクが彩葉に声をかけた』
「うらやまけしからん恥ずかしいはしたないこんなの彩葉に見られたくなかったあ!!」
――あー。でもオマエ、最近扉、足で閉めるよな』
「い、言わなくていいのそーいうの!FUSHIのバカぁ!」
『ボクが何度注意しても誰も見てないって聞かないツケだ。フン、ざまーみろ!』
「えと、ほら、多少雑なのも?ヤチヨの味わいでいいと思うけど……私も人の事言えんし」
「うううううげにぴえん……
「さっきまで歌姫してた人とは思えん狼狽えぶり……
「彩葉!彩葉いい!?今見た事はぜーーんぶ、夢です!」
「うぇ!?い、いや、夢と申すには余りにも現実味が高いな……?」
「ぶいあーる!のっとげんじつ!」
「それに、その、浮かれきってるヤチヨ可愛かったからあんまり忘れたくない……かな?」
…………ウン」
『彩葉の勝ち〜』
「なんか知らんが勝った」


ーーーーーーー


御伽噺は、ハッピーエンド以外で「終われない」。/≪物語≫シリーズパロのまとめです。ちょっとだけ

🐰「ツクヨミライバー!酒寄シスターズのかぐやだぜぃ!」
🐙「ヤッチョだよ〜」
🐰「すっかり外も夏めいて衣替えの季節だのに、彩葉ってばかぐやが選ばんと毎日同じ服で不安だよ……
🐙「ツクヨミに温度の概念はございませんのでここは他人事なり〜」
🐰「とゆー訳で予告編クイズ!」
🐙「クイズ?」
🐰「そんな夏の始まり、『初夏』は暦の上ではいつからでしょう!」
🐙「そんなのお決まりキンメダイ、――いつだって君の心がときめいた時が!夏の始まりなのです!」
🐰「うおー、ヤチヨかっけー……!」
🐙「つまりヤッチョにときめいたかぐやの夏は今からだ〜ッ!」
🐰「押し付けじゃん!?」
🐙「次回『超かぐや姫 其ノ伍』!」
🐰「ちなみに答えは『立夏』の5/5から」
🐙「え〜、そんなの味気なくてつまんないからヤッチョの案でGO!」
🐰「そしたら彩葉は毎日夏じゃん……
🐙「ふっふっふ、アツアツですなぁ〜」



――これぞ現代の御伽!御伽!御伽!



高校2年生の夏休みが間もなく始まる、バイトの帰り道――私は彼女に出会った。それも、ただの人ではない――驚くべきことに、赤子であり、なんとかぐや姫その人であった。
ドーパミン中毒の幻覚症状だってもう少しマシだろう、夜闇、七色に輝く電柱から現れたその赤子はあれよあれよという間に成長を遂げた。それはもうすくすくと伸びた、――竹のように。まるで、かの物語の姫のように。
私はかくして、ろくに事情も飲み込めぬままに、学生なる矮小な身分において、姫なる高尚な女を自宅に匿うことになったのだった――間が抜けている、他にできることがあるだろう、という指摘はご尤もだ。けれど、当時の私の余裕のなさと来たならとても人様にお見せできるレベルではなく、そういった点には多少目を瞑ってもらいたい。
いろは、と、私の名前をさながらパンケーキのメープルシロップの如く呼ぶ声は、今でも鮮明に思い出せる。現代に蘇りしかぐや姫――絢爛にして可憐にして華麗なる姫君は。そうして私を、ハッピーエンドという虚飾を伴う一夏の喧騒へと導いた。その御姿には、文句も説教もまるで無意味だった。惑うばかりの手を引かれて、惹かれて、導かれて――あっけなく途切れて轢き潰された。夏休みの始まりから終わりまで、燦然と輝き沈みゆく太陽のように――かわりに昇る月が、その残りの光をもってのみ照らすように。だから私には責任がある。あの夜掴んだその手を最後まで握らなかった、手放してしまった責任がある。
責任は、果たさねばならない――これが、この言葉を紡ぐ唯一無二の理由である。
お節介な視聴者のために結論を先回りするなら、この物語はハッピーエンドだ。私も、あの子も、散々な目にあって、ああ散々だなって笑って、それでも前を向いて歩いていく――もし、そんな道のりそのものをハッピーエンドと呼ぶのなら、きっと両の手をつないだ私の責任にも、終わりは一生ないのだけど。



ーーーーーーーーーー

「疲れた……」って仕事終わるなり、ほぼぶっ倒れてる彩葉に出くわしたかぐや、ぎぇー!となりつつもやれそうなお世話全部やって一段落した後、
「い、彩葉、大丈夫そ?そしたらかぐや自分の部屋行くから……
と恐る恐る声をかけたところ
……なんで」
と服の裾を掴まれてしまい、日頃の騒がしさに自覚のあるかぐやが、
「ほ、ほら、彩葉もリラックスしたいかなぁー、って……?」
と自嘲気味に口にした所、
……一番、安らぐやつが、どっかいって、どーすんの……」とぼんやり呟かれて、その言葉に虚をつかれてしまい思わず黙り込んだかぐやともども、しばし無言の後にゆっくり彩葉の指が離れていくので、
「い――……彩葉」
……なに」
「今からかぐや、ぱぱぱーって全部片して明日の用意してもう寝るだけってするから」
……
「そしたら、一緒にいてもいい……?」
って、離された手をおずおず捕まえて呟くので、彩葉が苦笑しながら、
……分かりきったこと聞かない」
「でも、かぐやこーゆー時、邪魔かもだし」
「かぐや」
……
「いーよ、全部明日で。ね、いてよ」と握り返されて、一瞬、泣きそうな顔をしたかぐやが、険しい顔で絞り出すように
……でも、明日は可燃ごみの日だから、ちょっと待たれい……
と呻くのに、
――そっか。かぐや好きだわ」
「今!?」
「っは、はは、うん、好き、っあー頭痛〜」
ってけらけら笑う彩葉の回

ーーーーーーーーー

バイト詰め故の自由時間の問題もあり、基本ろかまみを誘わず1人でオタ活していた彩葉、ここで『ん?ヤチヨのライブならいつも観てるし改善点のフィードバックとかも担当してるぞ。というか――ボクが一番のファンだぞ?』と宣う公式24時間稼働裏事情熟知のウミウシ同担に出会ってしまい、ウキウキで2年前のあのライブは良かった、去年のミニライブのアクシデントは可愛かったと語り倒してしまい、「あー!またヤッチョを除け者にしてー!!!」と乗り込んできたヤチヨが「――ごめん。割り込んだヤチヨが悪かったから外の空気を吸ってきてもいい?」と真顔で述べるレベルの熱い会話を繰り広げている回

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「出演者のいろPが私に握手しに来たら!いろPと握手したい人どうするの!?」
「いやいやヤチヨ、いくらなんでもいないってそんな傾奇者」
「えーんえーん」
「ほらー!そんな傾奇者である所のオタ公が泣いてるからいろPは謝りなさーい!」
「サクラじゃん」
「いえ本当に握手お願いしたいんですけど……
……え?マジです?」
「マジです!応援してます!今後も頑張ってください!」
「あ、えと、……はは、頑張ります。――いつも応援嬉しいです、オタ公さん」
「え!?わ!?て、手洗わないです!」
「いや洗って?」
「ピピーッ!彩葉!!ファンと距離が近い羨ましいヤッチョとも握手!!」
「どないせいと?」

ーーーーーーーー

彩葉の生活費も学費も全額支援したい〜!てぴえぴえ泣いてすがるパトロンヤチヨに学費はお母さんの説得の末になんとかなりそうだから!生活費は……まあ……その……折半なら……ってゴニョゴニョ言うのになんで!?全額ダメなの!?ってヤッチョが噛みつくので物凄い呆れた顔の彩葉がデコピンする回

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電柱生まれ、まあ呼ぶなら事実を知ってる彩葉しかおらんので「こっ……このっ……図に乗らないでよ電柱生まれの癖に……!」
「あー!なんか酷い事言われた気がする!別に生まれたくて電柱から生まれてないやい、てかボロ住まいが何を言おうとかぐやには隙間風が多すぎて聞こえませーん!」とかやってんのかな

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「クリーム系〜!」
「はいおかえり夜遅いからボリューム落としな」
「おっとこいつぁ失敬。扉閉めてっと――彩葉、ただいま!お仕事を終えたえらえらかぐやちゃんの帰還だよん」
「こりゃ偉い。はなまるだね」
「えっひっひ〜。てか手紙知らなんだが!?」
「っふ。でしょうね、サプライズでって頼まれたし」
「油断したよマジ!すいちゃんのニヤニヤ顔、嬉し恥ずかしヤバすぎっから!」
「へー。楽しんでいるすいせいさん、普通にオタクとして見たすぎるな……
……おー?目の前で浮気すかァ〜?」
「言及でもかい。判定広いわね」
「流石に冗談でーす。彩葉はかぐや……とヤチヨのアホンダラの二股だもんね、ケッ」
「あーもう。何でそう悪く言えるかな。ま、そうね、否定はしないし――
「ほらぁ!」
「私もあんたが全部だから」
―――
「かぐや、買い物バッグ貸して?中身仕舞うから」
――ずるくない?」
「公共の場で電波に乗せてきたあんたよかずるくない。ほら、バッグ」
……ぅぃ」
「声ちっさ笑」
「うっしぇー……


ーーーーーーーー

🦊「…………
🐙「彩葉〜、おねむでしょ?そろそろ寝たほうがいいよ〜」
🦊「いや、まだ……今日の深夜2時のツクヨミ特集はリアタイしないと……
🐙「イマドキ地上波のオールドメディアの視聴タイミングにこだわる人居ないってば。……んー、どうしよ」
🐰「ヤチヨー、かぐやもう寝るねー……ってどしたの?」
🐙「あ、かぐや。いや、彩葉が寝ようとしなくて」
🦊「……だから2時まで起きてるって……
🐙「明日仕事でしょう?だみだよ〜」
🦊「む……ヤチヨの活躍をリアタイする邪魔は、ヤチヨにもさせないよ……
🐙「って感じで止めづら〜い」
🐰「なるなる。おしゃ!かぐやにまかせんしゃい」
🐙「おー?」
🐰「彩葉!」
🦊「ぁー……なんだ声のでかい」
🐰「はい、ハグ!」
🦊「は?何?急――……
🐙「……ん?お?あれ?」
🦊「…………ぐぅ」
🐰「っし。はいお仕事かんりょー。でも流石にヤチヨも運ぶの手伝ってね、螺旋階段はキツイわ」
🐙「お、おお……」パチパチ
🐰「……何故に拍手?」
🐙「職人の類まれなる技巧に感嘆を抑えきれないのです……
🐰「別にそんな大した事じゃなくて。彩葉、ぬくぬくにするとすぐ寝落ちるよ」
🐙「な……成程」
🐰「っても最近の話だけどねー」
🐙「……ね。ヤッチョでも、できた?」
🐰「はァー?そんなの知らなーい。分かんなーい。でもヤチヨって基礎体温ちょっとひんやりめじゃね?」
🐙「…………
🐰「あ、こら、いまかぐや両手ふさがってんだって!背中!背中やめっ……背中ァ!」
🦊「ゔ〜……うっさい……

ーーーーーーーー

「かぐやぁ、彩葉どこ?」
「お仕事ー!起きて開口一番それかー。てかヤチヨこそ今日の配信どうすんの?後5分とかじゃない?」
「んー、今日は分身担当回なのです」
「え、ずる」
「かぐやだってやればできるのに」
「システムハックして根本ロジックを上書きすればできるは『やれば』の範疇じゃなーい!」
「んー、ふふ。そだね、ごもっとも。かぐやは『そう』だもんねぇ、そう選んだんだもんね」
……はー、何が嬉しいんだか分からんわーこれ。そーだ、朝ご飯食べる?いるならかぐや作るよ、まあもう昼だけどさ」
「んん、んー、食べる。けど、んー……
「どった?」
「こっちこっち」
「どっち?」
「こっち」
……?なんかあっ――どぁふぁい」
「あー……これでいっか」
「急に抱き寄せられたと思ったら理由分かんないけどすげー妥協されてる!?この世の理不尽煮詰めてんのか!?」
「まあまあ」
「いや、それで納得させようってのが納得――ヤチヨ?」
「んー」
……同期取る?」
「大丈夫、そこまでじゃないから」
…………
「ふふ。かぐやは聡いねえ」
……ヤチヨが繊細すぎんの。てか、お願いがある時は言わなきゃ伝わんないって彩葉も言ってるじゃん、かぐやだってもうヤチヨの全部は――
……うん」
――はぁ。満足したら声かけてよ。ご飯作る」
「うん」
「何食べたい?」
……。ビーフシチュー」
「叩くぞお前」



「はぁ〜、仕方なし」
「まじでこのかぐやちゃんを妥協で抱き枕扱いする所業許しちゃおけねえが!?」
「ですが無問題と月見ヤチヨ制定ツクヨミ憲法で決まっております故」
「治外法権適用すなぁ!」
「ヤチヨ、ほどほどにね」
「ほいさ〜」
「かぐやをまず助けて彩葉!?」
「頑張れ」
「見捨てられたッ……


ーーーーーーー

「いやこのヤッチョさん、や〜ってませんかね彩葉ぁ〜」
「いーややってますよ確信的だよマジで許せんよかぐや、ホンマに」
「サブカル雑誌の表紙じゃん!普通じゃん!」
「いやちょっと酒寄チェック通ってないっスね!つー訳で酒寄さん判定どうぞッ」
……(NGの札が上がる)」
「何でぇ!?」とかやってる

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廊下とかでばったり出くわした彩葉が「――わ、かぐや」ってギョッとした顔で飛び退るのでわたしゃ幽霊かいなと心外ではありつつも、確かに10年一人暮らしの家に人増えるとびっくりもするよなあ……とふむふむ考え、結論、あんま驚かせないようにしようと全身に仕込まれたセンサーをフル活用して、彩葉の位置を把握して出くわさないようにしながら、今のかぐやはさながら忍者……とか浸ってたらふらと現れた彩葉に肩を掴まれ、
……ねえ、私、なにかした?」
「んぇ?」
「かぐやさ、避けてるよね。……私、のこと」
「はい?」
……悪いこと、したかな。謝りたい。けど、ちゃんと、言ってくれないと、……
と半泣きな顔で縋られ、瞬間天才的ひらめきを得たかぐやが即手を挙げて
――あー!はい!かぐやが全部悪いです本当ごめん弁明タイム頂戴してよろし?」
と謝罪に移行するのにず、と鼻をすすった彩葉が小さく頷くので、
「ほら、彩葉さ?かぐやと急に会うとびっくりしちゃうじゃん?だからこう、あんまり出くわさないように〜って、ちょっと小細工を」
……つまり私のせいじゃん……
「違うって!?だ――だってそりゃびっくりするでしょ家ににいつもいない人居たら、」
「かぐやは!――ずっといてくれたでしょ!!!」
と涙声で怒鳴られてしまい、お、おぉう……そりゃヤチヨはね……と萎縮したかぐやの前で彩葉がなんか全部ぐっちゃぐちゃで泣き出す回(地獄?)




最終的に手を叩きながら「はーい!彩葉に愛されてお困りかぐやちゃんが廊下を通るよー!!」って叫ぶことにしたかぐや、首元に下げてるスマホのヤッチョがあんま事情わかってないけどまあ大したことじゃなさそうと「びっくりするほどユートピアー!!」って叫んでるの含め、彩葉が部屋の隅で頭抱えてる


ーーーーーーーー

……ね、彩葉、……だめ……?」と上目遣いのおねだりをマスターした歴戦ヤチヨにより連敗を喫している彩葉、ツクヨミの隠れ家カフェで強請られた味のしないパフェをつつきながら、「……これ位ヤチヨだって自分で買って食べられるのに……」って手玉に取られすぎてむくれていると
「分かってないなあ〜」とちっちっち、とヤチヨが指を振り、
「こうして彩葉がヤチヨの為にくれる、付加価値!それこそがいと嬉しなのですよ〜」
……そーゆーもの?」
「そーゆーもの。だから――ほら彩葉、口、ちょっと開けてみて?」
と言われて、なんだろ、と思わず空けた口にヤチヨの掬ったスプーンが差し込まれ、
―――!?」
「んふ。ほら、味のしない偽物でも――こういう付加価値で甘くなったりしない?」ってにんまり笑うけど、
……、こんなん、現実でも味なんかしいひん……!」
と真っ赤に呻く彩葉に、ありゃ、可愛いけど思った反応と違うなぁ〜、とヤチヨが何気なく掬ってもう一口食べ、――いや間接キス!と突っ伏す共倒れ回