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葵月
2026-04-04 22:18:15
9347文字
Public
十五夜とラーメン
・平和軸
・王最
・二次創作
・ラーメンが食べたかった
・王馬くんのもういいよが見たかった
・なんでも許せる人向け
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王馬くんが出ていった日から、会うことがなくなり、連絡頻度が減った。
あの王馬くんが完全に断ち切ってこないあたり、本当にどうでもいいんだろうなと感じて、たまに送られてくる素っ気ない返信に胸が痛む。
……
痛む権利なんて、持ち合わせていないのだろうけど。
『会って話しがしたい』
『また今度ね』
『僕が近くまで行くよ、少しだけでも時間を貰えないかな』
『今は無理かなー』
総統をしながら、僕にあの頻度で会いに来てくれていたこと。
今なら、あの当たり前だった時間の重さがわかる。
キミは僕の前だといつも以上に嘘もつくし、悪い顔もよく見せる。
優しいところも、暖かいところも、隠さず見せてくれるようになった。
でも、相変わらずこんなところは隠してたんだ。
何とかして王馬くんと会えないかと思い、些細なことでもいいからと寝る間も惜しんで過去の記憶を遡った。
以前から行きたいと言っていた温泉旅行。
百田くんのSNSを見て珍しく『いいな』と零していたテーマパーク。
ひとり立ち前から少しずつ忙しくなってしまい、すっかり積み上がってしまった王馬くんが一緒にしたいと言っていたゲーム。
少しでも可能性があるものは一つ残らず提案したが、『今はいい』と全て断られた。
手の打ちようがないと天を仰いだ瞬間、伸びた体からぐぅと腹の音が鳴る。
いくら悲しくても、辛くても、申し訳ないと思っていても。人間というものは限界が来たらこうやって警告を鳴らす。
三大欲求にはもちろん、生活の根幹となる三要素にも入っている“食欲”。これに抗うことなんて、できないのかもしれない。
「
……
そうだ」
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