葵月
2026-04-04 22:18:15
9347文字
Public
 

十五夜とラーメン

・平和軸
・王最
・二次創作
・ラーメンが食べたかった
・王馬くんのもういいよが見たかった
・なんでも許せる人向け





キミが気球を飛ばして、様々なものをばら蒔いたあの日。

暦上はもう秋と言っても差し支えないのに、まだまだ譲らない夏が最後のひと押しを見せた。


次の日は、昨日の晴天はなんだったんだと言いたくなるほど、秋の澄んだ空気が広がった。


それなのに、またその次の日からは『嘘だよー!』とでも言うように、真夏の暑さに逆戻りした。王馬くんみたいだな、なんて思いながらワイシャツの袖をまくったからよく覚えている。





気球って、気温が低い方が安定して高く飛ぶんだって。






今年初めての秋の空気を二人で感じたあの日。
本当は、あの日が、計画日和だったんだ。


でも用意周到なキミは、その次の日からまた嘘みたいな真夏日が戻ってくることを予想して、秋になる前の日に実行した。


秋がやってきた日は、僕の両親との約束の日だったから。




これは遅すぎるくらいの答え合わせ。




───ごめん、ごめんね。王馬くん。



僕もキミみたいに、探偵とキミの恋人を両立させることができるだろうか。

いや、できるようになるから。だから──