Skorca
2026-02-28 23:21:42
6108文字
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語彙トレ2026(2月後半)

Blueskyで参加させていただいている語彙トレ2026の投稿作2月後半まとめです。

語彙トレの詳細については主催のKiri様の記事をご覧ください。
創作365日語彙トレーニングことはじめ

カクヨム小説家になろうにて公開中の下記作品の世界観で好きに書き綴っています。

禁書屋の常連客
遺形の承継者
親愛なる我が従弟殿 ~遺形の承継者 番外編~
ある空隙についての物語

最終ページに各話の登場キャラクターと関連作品の一覧があります。


逡巡(2/27)

 この得体の知れない土地に何の躊躇いもなく踏み入れようとしたアルケミラを、ドレイクは即座に制止した。
 母の許に急ぎたい気持ちは分かる。
 しかし皇族の血を半分しか引かず、また片翼も持たない彼女は、帝国最強とも目される母とは異なり、神の力を使う術を一切持たない。
 自分同様自らの足で、どこにいるとも知れない相手を探すことになるのだ。
 逡巡する彼に、アルケミラは確信に満ちた目で、自分は母の気配を辿れると訴えた。
 だが大人びているとはいえ、たった十三歳の少女の言葉を、ただ鵜呑みにもできない。せめて大人の責任として、彼は数日分の食糧と旅装束を手配したのであった。


---解説---
 こちらもドレイクとアルケミラですが、若干前後して「渺茫」と「慟哭」の間の話になります。
 彼女の両親がえらいことになっているため、成り行きで保護者しているドレイク。
 この道行きが彼の、更には大陸の運命を大きく動かすことになります。