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冬暁
2025-12-01 23:58:27
7783文字
Public
鳴保
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NRHS Calendar2025 No.1
12/01〜12/07に投稿した鳴保SSまとめ。2025だけど、2026があるかは謎。
タイトルがない代わりに日付+お題。
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12/06 『星空』
吐いた息が白く烟る。街明かりは遠く、先も見えない暗闇が一寸先まで迫っていた。
「ギリギリやったな
……
」
現在地を確認すれば山の麓まで登ってきている。
今回発生した小型怪獣は、猫科動物のようにしなやかで俊敏だった。市街地の方へと行かなかったのは良かったが、山に入られても厄介だ。半夜では追撃も出来ない。そうなれば夜明けまでにどれほどの余獣が生み出されたか。その手前で食い止められたことに安堵する。
刃を濡らす体液を払い、鞘に納刀する。その玲瓏な音に気が落ち着いた。
寒さは感じない。冬山の凛とした空気だけが肺を満たし、冴えた酸素を脳に運ぶ。
『余獣もつづかなく討伐されています。副隊長が戻られる頃には終了しているかと』
「そうか」
ふと、顔を上げたのは気まぐれだった。光が少ないと星が綺麗に見えると、最近そんな話したことを思い出したから。
「
……
、これは見事やな」
頭上一面に広がる満天の星。月明かりに霞みながらも、その星の数は普段の数倍はある。
第3部隊の管轄は東京でも自然が多い方だ。都心では見れないようなものを見る機会は多かった。それでも、この星空を見たのは初めてかもしれない。
普段どれだけ意識を向けていないかがわかる。
「帰ったら自慢しよ」
きっと悔しがるだろう。「そういうのはボクと見るべきだろーが!! 呼べ!!」と地団駄を踏む姿を想像して笑う。
次の休みにまた見ることになるだろう星空から目を離すと、帰投すべく地を蹴った。
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Posted by 冬暁/
薄明
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