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L・R(えらーる)/毬藻の人
2025-09-05 01:24:28
6441文字
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不燃焼さん家とのあれこれ
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拝田さんの話
『HAM』の夢(※広義)小説
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坊っちゃん
※本編よりちょこっと前、木兆先輩がまだ新人だった頃の話。
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「木兆!」
「すみません!」
先輩にどやされて部屋を駆け足で出ていく姿を見送り、入れ替わりに拝田が入ってくる。
「おーおー、また怒鳴られてんだね、あの坊っちゃん」
拝田は勝手知ったるなんとやら、慣れた手付きでコーヒーメーカーから自前のカップにコーヒーを注ぐ。
「なかなか慣れないみたいだねぇ」
「拝田さん、座るなら向こうのイス使ってください。机にもたれかからないで」
はいはいと言いつつ、拝田は示された椅子に腰掛け、入れたばかりのコーヒーを一口。
「
……
今さっき私、あの子のこと『坊っちゃん』って言った?」
「言いましたね」
僅かな沈黙を挟んで神妙に問いかける拝田に、あっさりと三鳥は一言で返す。
「うわ、マジか
……
完全に無意識だった
……
」
「ついでに今『あの子』って言いましたよ、新人のこと」
顔を覆う拝田に容赦なく三鳥は追い打ちをかける。
「あー
……
やだな、もう。二十代を子ども扱いとか、私は何歳だよ
……
あ、もう三十過ぎてるんだった」
コーヒーを飲みつつ指折り数え、拝田は嘆息する。
「嫌だねぇ、歳は取りたくないもんだ。ねぇ、ミドリちゃん」
「サトリです」
歳の差を嘆くならまずその呼び方をどうにかしてくれ、とは思う三鳥だが、なんとか飲み込んだ。
「でもまああれか、三十路から見りゃ小学生も大学生もだいたい子どもか。そんなもんだな」
「いや、そこは一括りにしちゃ駄目でしょ」
自分のコーヒーを入れながら三鳥が投げかけたツッコミに返事はなく、拝田はカップを一気に傾けた。
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特にオチない。
2021/02/07
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