【#深淵覗きの断章】ネモと、影の夢の贈り物

ネモフィラが語る、『深淵覗きガーベラ』との出会いの経緯と、異能力“交信”の目覚めの話。
Twitterで連載していたやつの加筆修正版となっております。

⚠原作の諸要素に対する独自解釈・捏造・オリジナル設定あり⚠

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#sky創作 #sky二次創作


 オレは、原罪で死んだ後の、『独りぼっちの子ども』がいる空間にいた。
 けれど、目の前には。
 デカくて真っ黒な影のようなものが……
 草原の大精霊様や捨てられた地の大精霊様よりちょっと大きいくらいのヤツが。
 独りぼっちの子どもみたいに、寂しそうに、悲しそうに座り込んでいた。

 影に近づき、注視すればする程、その姿はますます不明瞭になっていく。
 でもあの影は、なんとなく、大精霊様達と同じか、それ以上の存在のように思えたし……何故か解らねえけど、オレによく似ている気がしたんだ。

 影はオレに気づくと、同じ位の背丈の子どもの姿になって近づいてきた。
 オレたち星の子が原罪の石っ子に光の翼を捧げるように、影は自分の胸元に腕を突っ込んで。
 暖かくて眩しい小さな『光の塊』を取り出して、オレに差し出した。

《それがあれば、完璧だ》
 突然、そんな確信がオレの心に湧き上がった。
 オレは迷う事無く、『光の塊』を手に取って……ガーベラの必死な呼びかけで、夢から目覚めた。