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akinoshiroihana
2025-04-14 21:38:13
11167文字
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名刺置き場1
2022入院頃~、ゲッター
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號竜馬のあのシーン、朝焼けの話をさせたら隼人がお前東映仕様だろになってしまいましたが。
眼下。
未明の救急車は最後に事務所から呼んでやったやつだ、それに及び腰のようなパトライト、その色が光るのはこんなに何もかも間に合わなくなってからのことだったかね。
窓の外。広がる闇と流れる低い星の河。それがあい色の中に沈む構造物群だとわかるようになった端からその深い青はみるみる退いていき、僅かに輝く灰色となり小星かと見えた光の一つ一つは自分に何の関わりもないが、良き日であれ程度のことなら息をするように願える、「家庭」やら「生活」やら「尊厳」の拠り所と覚えるようにもなる━━━そんなやくたいもない思考の前を、朝の鳥がつい、と横切った
Le heure bleue
空が流れていけば、より高いところが拓けていって、現れる水色と白、遠景のもっと低いところには赤々とした朝焼け。あの辺まだ焼けてんじゃねえかとマイクにつぶやけば、よせやいモルゲンローテだ、と、気障を言ったつもりもなさそうなそんな応えがあった
Morgenröte
夜じゅう身体がちぎれそうな程飛んだ後の朝日だぜ?ちょっとくらい綺麗に聞こえたってバチは当たらねえよ
君と行けば背嚢も軽い
……
きれいなことばはあの頃沢山おぼえた
雲が形を変えてちぎれ、空のどこかに飛び去ってしまうまでずっと、そのじつ短くも激しく共にあった。ふとそんな具合に思い出す、血生臭く焼け焦げつつなつかしく、いとしい煉獄。
救急隊員の群れと、いま、すれち
がった。
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