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akinoshiroihana
2025-04-14 21:38:13
11167文字
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名刺置き場1
2022入院頃~、ゲッター
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なんていうかさ、今回初めて知ったんだが
うん?
介護士さんってのは大変な仕事だなって
「細い女性でも自分より図体のでかい男を咄嗟に支えなきゃならないし、施術のためか握力はやたら強くて頼もしいなとただ尊敬申し上げようと思っていたところに
「うんうん
「人の足をさも当然みたいに太股へ抱え上げていろいろしてくれるのはへたなダンスより密着度高いし、こっちは横暴か不届きな野郎の図になってるに違いないから絶対に申し訳無くなるところで
「うーん
…
男性介護士の他におまえまでいてくれて助かったよ、って、おい?
「そこは男だって大変なんだぞ。
セクハラだと思われないように必然的に当たりそうになる股間を上手く避けたり、暑くても下にスパッツ重ね履きしたり、聞くか?そういう話
「いやいらねえよしてくれ悪かったよ
マットの上の他愛ない語らい。
「痛かったか」
「いいや?ちょっとキクのがくるのかな、つて考え事し始めたくらいだった、早いんだよ気付くのが、おまえのくせに」
「なんだとぉ」
寝転がって治療のためにおとなしく体を開いている時の隼人はいつもより饒舌なのが、予想外の痛みに備えて強がっているのか可愛げあるとか、今回の重ね履きは正直なところボランティアで他にも世話する女性患者のためが本命ではではないのだ、とか
流くんの「優しさ」とやらの正体は、こういう、他人の痛みに対する鋭い観察眼なのかもしれないと、おっかねえなあとか、
語られなかったものたちの代りのように、マットの上にときどき吐き出されるちいさなためいき。
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