「
――はあ。やっぱりダメか。何が悪いんだろう。」
明かりのない部屋の中、呟いてドサリとベッドに倒れ込む。
思い出すのは、自らの腹に突き立てた短剣と苦痛に歪むその表情。
沢山癒してもらったのに、何も出来ない自分がもどかしくて悔しくて。
「
――あんな思いは二度とゴメンなのに。」
呟いて目を閉じる。
完治したはずの左手の傷がズキリと傷んだ。
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