リース
2024-08-24 17:02:14
41947文字
Public ドラゴンズドグマ
 

オルグの独白(完結)

ドラゴンズドグマ2にて
本アカウントの覚者リースのメインポーンのオルグが、サブアカウントの覚者、叢雲さん宅のラルスさんと、そのポーンに転生した異界のリースに出会うお話。
※過去作であるDDON、DDDAのエンディング要素も少し含まれています。
※ゲーム内で語られていない部分は多少捏造が入っています。

叢雲さん宅のラルスさん
Lさん宅のスアくんをお借りしています。

※ラルス×リース
オルグ×スア
それぞれのBLCP要素あり

※2/20
4章、エピローグ他更新(4ページ目から)で完結




『2章』





さま!……オルグ様!」

近くで聴こえる誰かの声にゆっくりと頭が覚醒していく。少しして自分の名前を呼ばれていることに気がつき、重い瞼を上げると、大きな黒い瞳孔と目が会った。

……ス、ア……

瞳の持ち主のスアは私の顔を覗き込んで安堵の表情を浮かべているように見えた。どうやら私は気を失って倒れていたらしい。後頭部に少しだけ柔らかい感触がする。スアが私の頭を膝に乗せてくれていたようだ。

「ありがとうございます

スアに軽く礼を言って体をゆっくり起こせば、じんわりとした頭痛に思わず舌打ちが漏れそうになる。一先ず状況確認のため周囲を見渡したところで漸く異変に気がつく。

見覚えのあるはずの景色が赤い。

美しかった青い海があった場所は岩や地面が剥き出しになり、代わりに空には赤く分厚い雲が浮かんでいる。

目の前に広がる世界は海が干上がったことでまるで荒廃したかのように大きく様変わりしていた。
自分が倒れている間に何が起こったのか、スアもまだこの状況を理解できていないように見えた。

「スア、これは……

わかりません私も先ほど目が覚めたばかりなので


二人で乾いた大地をただ呆然と眺めていると、私達を呼ぶ声がする。
声の方へ視線を向けると、あの時海に落ちたはずのラルス様が駆け寄ってきた。
ラルス様の無事を確かめるスアの言葉を遮り、声を荒げた。

「オルグ!スア!
リースを知らないか……お前達と一緒にいたと思うんだが

ラルス様の言葉に思わず耳を疑った。
私とスアが共にいて、リースだけがはぐれてしまうことなどあるのだろうか。

こちらの返答を待つラルス様は息を乱し、その表情にも焦燥の色が見える。
そういえばと、意識が飛ぶ前の記憶を必死に手繰り寄せる。
ラルス様を乗せたドラゴンが海に落ちて、それからあの頭痛に見舞われてあの時は私達が先に倒れてしまったため、まだ先を走っていたリースの行方はわからない。

「遠くにいすぎて、まだ合流出来ていないだけでは?」

ポーンならば覚者様の居場所がすぐにわかるはずだ。リムを介して速やかに覚者様に合流するのも容易いはず。
ましてや専従ポーンであるリースなら尚のこと、ラルス様の居場所がすぐに分かり次第駆けつけるものだと思うが。

だが私の言葉にラルス様は少しして静かに首を横に振る

「俺も少し前からリースを待ってるんだが……戻ってくる気配がない。」

隣にいるスアを見るも、ラルス様の言葉に押し黙ってしまっていた。彼も私と同じように困惑しているのかもしれない。スアもちらりとこちらを見る。

もしかして、戦闘不能になってそのまま

スアが恐る恐る口を開く。
想像したくはないが、リースが戦闘かあるいはなんらかの要因で肉体を維持できなくなり、リムへ還された可能性がある。海が消えたことでヒュージブルに取り込まれた可能性は低いと思うが、どのみち主たるラルス様が呼び戻さなければリースは戻ってこない。

スアの言葉に息を短く吸い込んだラルス様はもはや1秒でも待てないというように走り出してしまった。

専従のポーンとはぐれたとはいえ、どんな場面でも冷静さを保とうとしていたラルス様があんなに取り乱すのを初めて見る。兎に角今はラルス様の後に続いた。







刹那の飛石でヴェルンワースに飛んだラルス様は、真っ先にポーンギルドに駆け込み、リムストーンに触れる。
一瞬空間が歪むと、淡く優しい光が弾けたリムストーンからどこか気まずい表情をしたリースが現れる……


はずだった。

……リース?」

ラルス様はリムストーンに触れたまま動かず、力なく呟く。
リムストーンはいつもと同じ光を放ったまま、主の元へ専従ポーンを呼び戻す気配がない。

今度はリムの空間へ自身が入って確かめるラルス様。
覚者様の来訪に集まってきたポーン達の中に、やはり目的のポーンの姿はなかった。



「っ!何故だ!何故リースは戻ってこない!」

リムから出たラルス様は激情に任せてリムストーンに拳をぶつける。
その様子に、ことの重大さに漸く理解が追いついてきた。

これには私もスアもかける言葉が見つからない。我々がこうして変わらずラルス様の側にいるというのに、主に呼ばれても戻ってこない専従ポーンなどいるのだろうか。

独りはぐれたリースの身に、何が起こっているのだろうか

……
リースを探すきっと、どこかにいるはずなんだ
あいつは……あいつは、ポーンなんだから

拳をキツく握り込み、まるで自分に言い聞かせるように呟くラルス様は、装備を整え次第リースを探すためすぐ出立した。











「リース!」

「覚者様!せめてどこかで休息をこのままでは

私の言葉に耳を貸さず、ラルス様ははぐれてしまったリースを探しに各地を奔走していた。譫言のように彼の名前を呟き、ヴェルンワース、ハーヴ村、国境宿場町飛石を使い各地を巡っては情報を集め、リースがいないとわかるとすぐさま別の場所へ

時に遭遇する魔物も、ガルムやデュラハンといった上位のものに加え、普段はそこに棲息していないはずの魔物が群をなして現れることもあり、出現する個体もより強力になっている。

「邪魔をするな!!」

怒気を乗せたラルス様の剣先がスケルトンの頭部を貫き砕く。

どんなにラルス様が斬り伏せても、私の魔法で薙ぎ払っても、歩を進めれば魔物は際限なく襲いかかってくる。

更にこの世界では時間の流れが狂っているのか、リースとはぐれてからもうだいぶ時間も経っているはずなのに空の色は何も変わらず赤いままである。我々はまだしも、この世界になってずっと動き詰めのラルス様は心身共にかなり疲弊しているはずだ。

「お二人とも、次が来ます!」
スアが杖に魔力を込め、三人分エスコートアニマを張り直す。この彼の防御魔法にも道中かなり助けられていることを、こうして窮地に立たされる度に改めて実感する。

ラルス様が武器を構え直し敵襲に備える。こちらに向かって飛来する影の他に、駆けてくる影が複数。空にもサキュバスが飛んでいるのが見える。

「またあいつですかやれやれ」

それから、世界が様変わりしてからというもの、よく見かけるようになった魔物がいる。
四つ脚の獣、ワーグだ。姿形が似ている大型種のガルムよりも小柄ではあるが、それでも狼に比べると遥かに大きく体も分厚い。
その上素早く、基本的に二頭以上で行動しているため非常に厄介だ。

こんな時に素早いリースがいれば奴らを撹乱できるのだが、そう泣き言もお構いなしに奴らは襲いかかってくる。


サンダーレインで空を旋回するサキュバスを撃ち墜とし、ラルス様がトドメを刺す。スアは支援に徹しているため、攻撃できるのは私とラルス様のみ。

私もスアに攻撃が及ばぬよう彼の近くで魔法を詠唱しているが、それによりラルス様は一人敵を引きつけ前線に立つことになる。
予想以上に苛烈な魔物の攻撃を捌き切れずに何度か被弾したことで、ラルス様に付いていたエスコートアニマの効果が切れてしまった。

そんな中ラルス様の後方すぐ近くにワーグが迫る。咄嗟のことでスアや私の詠唱は間に合わない。

「覚者様!」

私の声かけにいつものように機敏に反応が出来なかったラルス様は、背後から突進してきたワーグに突き倒される。そこへ近くにいたもう一頭がラルス様に牙を剥いた。

ラルス様は体勢を立て直しが間に合わず身を捩るが完全に避ける事が出来ず、その巨大な顎に捕まり胴体を噛まれてしまう。防具の軋む音にラルス様は声を上げることすら出来ずにいた。

!!がっ……クソッ!」

盾から手が離れてしまったラルス様は、右手に持った剣をにぎりなおすとワーグの眉間へ突き刺した。
痛みに耐えるように牙は更に深く刺さるが、その一撃でワーグは力尽きる。

残っていたもう一頭がラルス様に再び近づくより先に、今度こそ私の魔法で確実に仕留め、周囲の魔物の一掃完了を確認した。
倒れたワーグの牙から抜け出したラルス様は剣を地面に突き刺し膝をつく。いくら強化した防具と言えど、あのワーグの噛みつきを防ぎきるのは難しい。
スアは急ぎラルス様に駆け寄り、ヒーリングをかける。

「ラルス様、少しそのままで

ラルス様は光に包まれると、ワーグの牙が刺さったできた防具の穴、そこから覗く傷口が立ち所に塞がっていく。痛みから解放されたラルス様は少しずつ呼吸を整える。

「申し訳ありません守護が間に合わず

いや、油断してた俺の落ち度だ。助かった。」

しかし、スアがいかに優秀な回復役であれ、外傷は治せても溜まった疲労を軽減することはできない。
ラルス様が疲労で倒れるのが先か、リースが見つかるのが先か。

スアに礼を言うラルス様も、息を整えるのにかかる時間がどんどん長くなっている。
普段後ろに流している髪は乱れ、防具やストールには自身と魔物の血が滲んでいる。加えて幾度目かの戦闘で落としてしまったのか、眼鏡を無くしていることにもまるで気にしていない様子だった。

そんな憔悴してあまりにも痛ましいラルス様の姿を見ていられず、私は思わず声をかけてしまった。

「闇雲に探したところで、覚者様が倒られては元も子もないのですよ。」

我々ポーンに死の概念はないものの、肉体を維持できずロストしてしまったポーンは必ずリムへ還る。だがラルス様がリムストーンに触れても反応がないということは、リースはまだこの世界のどこかに居るはずなのだ。

だからと言って、この広い大陸をあてもなく探し回るなど無茶がすぎる。ラルス様だってそれをわかっていないはずはない。
ラルス様は翡翠色の瞳を揺らしてこちらをジッと見つめる。

ああ。それでも、俺はあいつを探す

ラルス様は剣を支えに立ち上がると、再び歩き出す。
その後ろ姿に、私とスアはただついていくことしか出来なかった

主をこんなにも不安にさせてしまうなど、主を持つ同じポーンとして胸を打たれないわけがない。

リースも。貴方はいったい、どこにいるんですか……

はやく戻ってきてください。あなた達二人が互いを探して彷徨う姿は、もう見ていられませんよ。








獣人の国バタルの首都であるバクバタルに辿り着いた頃に、宮殿の兵士の一人から声をかけられた。

"ファズス殿から禁呪究理院に向かうように"と。
ラルス様は切羽詰まった様子で兵士に対しそんなところに寄っている暇はない!と声を荒げ突っぱねようとする。

覚者様、状況を把握するためにも一度行くべきかとそれに、ファズス殿の元なら、もしかしたら彼の手掛かりがあるかも

私がそこまで言うと、ラルス様は硬く引き結んだ口元を僅かに震わせ、何かを考えるように下を向いた後、ストールを翻し禁呪究理院へと足を運び我々も後に続いた。

バクバタルの端にある禁呪究理院の通用口から入り、細い通路を通りぬけたところで通路脇にいた研究員達の話し声が聴こえてきた。


「そういや、先日ファズス様が拾ってきたっていうアレはどうなったんだ。お前は見たか?」

「俺もよく見えなかったが、銀色の髪をした若い男みたいだったなファズス様が何を考えているのかよくわからんがまぁ実験台にでもするには勿体ない美形ではあったな。」

ハハと笑いながらそんな会話を交わす研究員達。
その特徴を聴いて思い当たらないわけがない。

通り過ぎ様にその会話を聞いて血相を変えたラルス様は、笑いながら話している研究員達に詰め寄り、怒気と焦りを孕んだ声色で研究員の一人の胸ぐらを掴んだ。

「その男はどこにいる!」

突然のことに狼狽えた研究員によってファズス殿の私室に案内されるやいなや、ラルス様は扉が開ききる前にぶつかりながらも部屋の中へ体を捩じ込ませるように入っていった。
 

先程の研究員の言葉が本当なら、この扉の先にリースがいる。あんなに必死に探し回って、やっと感動の再会なのだ。私達まで入っていくこともない。

「ここで待ちましょう。」

そうですね」

部屋の中ではラルス様がリースの名前を何度も喚んでいるのが扉越しに聴こえた。

ここにおられたようで、本当によかったです。」

扉を背に姿勢よく立ち、前を見据えたままのスアの声は、どこか安堵したような色を含んでいた。スアの横に立つ私はその言葉に頷き、ただ待つことしかできなかった。













無事にリースがラルス様との再会を果たした後、この世界のことについてまだ理解できていない私達は次にどこに向かうべきかと、漸く再会できたリースも交えて話し合っていた。

ラルス様が仰るには、ここは物語られるに値しない"不出来な世界"それ故に滅びていくしかないのだと、どこからともなく現れる謎の人物が告げてきたという。


突如現れたドラゴンを、時を同じくして現れた覚者が討伐し、英雄、そして王になる。そんな物語を何度も読むように、世界は幾度も繰り返されている。以前、ハーヴ村の岬にいた老人が似たようなことを言っていたような気がしたのを覚えている。

しかしラルス様はそんな世界を拒絶した。

その結果、この世界に落ちることになってしまったのだと。
とどのつまりその人物は、こんな世界になってしまった元凶はラルス様なのだと言いたかったのだろう。


覚者一人に世界の命運を背負わせておきながら、その役目を拒否すればこの仕打ち冗談ではない。
我がマスターもいずれ、この道を辿ってしまう可能性があるのかと思うと胸が張り裂けそうになる。


その謎の人物に『加護なき世界』と呼ばれたこの世界で、私達にできることはあるのだろうか。
海が消え水源は悉く絶たれた上に、強力な魔物の出現人が生きるにはあまりも過酷な環境であることは、ここに辿り着くまでに嫌でも実感していた。既に北のメルヴェ周辺は滅び、あの地域一帯は赤い雲に覆われてしまっているという。

滅びに向かっているのなら、できる限り食い止めたいとは思いつつ、具体的な方法まではわからない。そもそもそんな事が可能なのかさえも

そこで以前海底神殿にいたロセイエスという者、彼がこの現状について何かを知っているのかもしれないと言うスアの言葉を聞いて、求め海底神殿に向かうことになった。



だがその前に、度重なる移動と戦闘で疲弊しきったラルス様と、起きたばかりのリースをバクバタルの端にある物見塔、そこで以前買い取っていたらしい自室に二人を連れて行くことにした。

今の我々にはひとまず休息も必要だろう。この先ゆっくり休んでいられるという保証もないし、正直なところ私もそろそろ休みたい。
スアは顔色一つ変えずにいるが、彼も同様に疲弊しているはずだ。


「では我々は、別の場所で待機していますのでせめて今だけはゆっくりとお休みください。」

漸く落ち着きを取り戻したラルス様も、今ではスアの言葉を聞き入れ小さく頷いている。

すまない、だいぶ苦労をかけた。
二人も、今のうちに休んでおいてくれ。」

「ありがとう……ございます。スアにせ、先輩も……

ラルス様の横で小さくなっているリースも少なからず、私達に負担を強いたことに負い目を感じているのだろうか、私やスアに目を合わせることなくどこかぎこちない様子で礼を言ってきた。

やれやれ、まったくですよ。こういうのはこれきりにしてくださいよ」

先輩という言葉には今はさほど抵抗もなくなってきてはいるが、そんな風に畏まられるとこちらも調子が狂ってしまう。


「それとラルス様こちらを」

スアがなにやら布で包んだ小物をラルス様に手渡していた。ラルス様が不思議そうな面持ちで包みを解くと、中で折り畳まれた小さな物を手に取る。

俺の眼鏡、スアが拾ってくれたのか。
ありがとう。」

苦笑しながら眼鏡を掛け直すラルス様にいえ、と返答するスア。ラルス様は眼鏡を途中で落としていることなど気にも止めず、ただひたすらにリースを探して走り回っていたのだろう。

横にいたリースも、そんなラルス様がどれほど必死だったかがわかったようで、平静を装ってはいるが少し照れ臭そうな嬉しそうな顔をしているのが私にはすぐわかった。


いいから休んできてください。また後でお迎えに来ますから。」

追い払うように二人に手を振る。リースは少しこちらを気にするように振り返っていたが、また前を向き歩き出す。
塔に入っていった彼らを見届けた後、私は暫く扉の前から動けなくなっていた。

互いを想い合う姿をこうも見せつけられてしまっては、私もそろそろ認めなくてはいけないのだろうか。
いや、そもそもあれはマスターではなくマスターの姿を借りたただのポーンに過ぎない。ラルス様がそのポーンとどうなろうとも、今の私には関係のないことのはずだ。

なのに、どうして私は動けないのだろう。
何故、離れたくないと思ってしまうのだろうか。

……オルグ様、行きましょう。
ラルス様が、宿を取ってくださったみたいなので

スアが薄く笑っているような、そうでないような表情でこちらを見上げてくる。彼とも長い付き合いになるため、だいたいわかってきたと思っていたが相変わらず彼の表情からはその真意は読み取りにくい。

そうですね。せっかくなら布団で寝たいですから。
それにどうせなら今だけでも一杯ってわけにはいきませんか?」

どうにもこんな時は酒が欲しくなる。しかしそんな願いも「ダメです」と何故かムッとしたスアに一蹴され、彼に手を引かれながらその場を後にした。その途中、最後にもう一度だけ塔の扉を振り返った。

どうせ二人は暫く出てこないだろう。離れていた期間が長かったから、二人だけでお互いに積もる話もあるはずだ。

天を仰げば変わらず赤い雲が空を覆い、心なしか以前より膨れ上がっているような気さえする。陽の光すら差さなくなった世界は、やはり誰がどう見ても滅びの一途を辿っているようにしか見えない。

不死の我々がこんな不安な気持ちになるのだから、人にとってはこの上ない恐怖なのだろうとぼんやり考えていた。この世界が滅んだとしても、私たちは無事マスターのところへ帰れるのだろうか。

それに、ラルス様やリースはどうなってしまうのだろう。
どうにも彼らのことばかりが頭をチラつく。

もう一度スアにおねだりして、どうにか酒にありついてみようと思う。酒を飲んで何もかもを忘れられたらよかったのだが、現実はそうさせてはくれない。