Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
xoiox
Public
Clear cache
DUNGEON DE RONPA End
本編まとめ【
https://x.com/DeRonpaEnd】
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
✣5章
――――――
このコロシアイが行われたのは、人間を探すため?
精神的に追い詰めて、そんな中で信用させて、情報を引き出すためだけに、こんなことをしただなんて。
人間って、本当に全員いなくなったわけじゃなかったの?とか、大勢を巻き込む必要があったの?とか、考えることは色々あるけれど。
とにかく、このコロシアイを主導した人の目的は達成されてしまった。
阿久津ちゃんと、それともう一人、笑みを浮かべるあの子の勝ちなんだろうと思う。
「もう少し判断が早ければ、無駄死にする奴らもいなかったかもしれないだろうね」
「ああ、そんなに怖い顔をしないでくれよ。事実を述べただけだろう?」
「ねえ、君たちは今何を思い浮かべているんだい?のんべん堕らりは、今、それが知りたくて仕方がないよ」
水無月「な
……
アンタだったのかよ!それで
……
まさかまだコロシアイやらせるわけじゃねーよな?」
のんべん堕らり「もちろん、そんなつもりはない。今後どうしたいかを聞きたくて、こうしてわざわざ名乗り出たんだ」
無為にコロシアイを続けたところで何にもならないから、とのんべん堕らりちゃんは告げる。
その飄々とした態度に、あたしは度肝を抜かれてしまった。
まるで、悪いことだなんて思ってないみたい。
当たり前のことをしたまで、といわんばかりのその態度がなんだか不思議だった。
のんべん堕らり「もう質問はないかな?ほら、そこのキミは?」
服部「
……
ない。終わらせるならさっさと終わらせてくれ」
服部ちゃんの返事を聞いて、のんべん堕らりちゃんは楽しそうに笑って「そうかい」と言った。
のんべん堕らり「さあ、選択の時だよ。希望を抱えてダンジョンから出ていくか、それとも絶望と共にここで朽ち果てるのか。どちらを選んでも、のんべん堕らりは構わないよ」
「だってもう、ワタシの目的は成されているからね」
――――――
「こんなこといったら死んだやつらに呪われそうだけど、コロシアイって最高のギャンブルだったと思うんだよな。
死ねば負けで、生きれば勝ち。これ以上単純なのって中々ねーよ」
「せっかく勝ったしこんなところで死ぬなんてつまんねー選択するわけないじゃん」
水無月「俺は出ていくよ、こんなところ」
「騙す方より騙される方が悪い。そう思っていたのに俺はまた、騙された」
「全部、こんな陰気臭いところのせいに決まっている。何がダンジョンだ、何がモンスターの生みの親だ。こんなところ、消えてなくなった方が清々しい気分になれる」
服部「ダンジョンで朽ち果てる?冗談じゃない、俺は帰らせてもらう」
「コロシアイは嫌だったけど、あたし、みんなに会えたことは嬉しいよ」
「外は怖いことだらけだし、辛い目にあったりするし。その点ここにいればずっと平穏な暮らしが出来るんだと思う。代わり映えしないけど、安定した暮らしがね」
新庄「でも、やっぱりあたし、青空が好きなんだ。ここで全部諦めちゃうなんて出来ないよ」
――――――
のんべん堕らり「そう、全員ここから出ていくんだね」
ワタシだって、こんなところで朽ち果てるのは嫌だし、当たり前か。
のんべん堕らりちゃんは、笑みを湛えつつそう呟いた。
のんべん堕らり「じゃあ、外への道を教えてあげよう。実はそこをずっとずっと真っすぐ行けばいいだけなのだけれど」
水無月「はあ!?でも、そこって行き止まりじゃ
……
」
水無月ちゃんがそう言うと同時に、ゴゴゴ、と何か重たいものが動く音がする。
それが鳴り終わって、のんべん堕らりちゃんが指した方向を見ると確かに外からの光が差していた。
服部「
……
騙されていたのか、ダンジョンに」
服部ちゃんがぼそりと呟く。
すぐそこが出口だっただなんて、喜んでいいのか悲しんだ方がいいのかわからなかった。
のんべん堕らり「じゃあ、気をつけて帰ると良いよ。
……
と言いたいところなのだけれど、実はもう一つキミたちに決めてもらいたいことがあってね」
そういうと、のんべん堕らりちゃんは手のひら大の機械を取り出した。
のんべん堕らり「ワタシだけ良い思いをするわけにはいかないだろう?せめて、迷惑をかけたおわびをさせてほしいんだ」
曰く、この機械のスイッチを押せば、死んでしまったみんなのクローンが作り出せるらしい。
かつて、優れた人間を元にしてモンスターを生み出した時のように。
成功率は低いけれど、上手くいけばまたみんなに会える。
そんなことはしたくないというならば、何もしないという選択肢を取っても構わない。
のんべん堕らり「さあ、どうする?」
『
……
あたしは
……
』
――――――
✣きっと、どちらを選んでも後悔するのだと思う。それでも、選ばなくてはいけない時が来るのだとしたら。
→ 思い出は思い出のままでしまっておこう。
→ 希望があるのなら、それに縋りたい。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
広告非表示プランのご案内