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DUNGEON DE RONPA End
本編まとめ【
https://x.com/DeRonpaEnd】
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✣2章
――――――
あんなに楽しく過ごしていたのに、事件が起こってしまった。
きっかけさえあれば、殺し殺されることがこんなにも簡単に起こってしまうなんて
……
あたしは、信じたくなかった。
時間は巻き戻らないし、壊れてしまったものは元には戻せない。
もし前と変わらないように見えても、それは全くの別物なんだってことはよく分かっていた。
熊野「おい、なにぼんやりしているんだ。いまはじっけんちゅうだからきをぬかれるとこまる」
『あ、ごめんね!ちゃんと見てるから、ほら!』
日辻「でもお姉ちゃん、たいちょうわるそうだよ。かおいろわるーい」
翠柩「確かに、クマ出来てるわよ。見てられないわ、寝た方がいいんじゃないかしら」
のんべん堕らり「のんべん堕らりもそう思うよ。疲労は最も厄介なものの一つだ、休憩を取った方が良い」
『じゃあ、ちょっとゆっくりしてくるね!そよちゃん、いいかな
……
?』
熊野「もんだいない。しっぱいされるよりもましだからな、しっかりねてこい」
彼女たちに別れを告げて、あたしは自分の部屋へ戻ろうと歩を進めた。
――――――
上体を起こし、部屋の中をぐるりと見回す。
目に入ったのは、一枚の封筒だった。
『えっと
……
”水無月アンリの秘密”?』
これ、宛先間違えてるんじゃないかな?
とにかく、水無月ちゃんに渡さなくちゃ。
しばらく捜していると、ホールの方に何人かが集まっていた。
その中に水無月ちゃんもいたから、声を掛けようとして近づいていくと、何やら言い争っている様子で。
服部「おい、お前は一体誰なんだ。お前も俺を騙していたのか?」
水無月「名前だけならなんか事情あんのか、って感じだけど、正体丸ごとそっくり偽ってんのはさ。色々疑われても仕方ないんじゃねーの?」
??「そう言われても、覚えてなかっただけなのよ。騙すつもりなんて微塵もなかったわ」
ファルマー「ほら、こういってることだし許してあげたら?オマエも勝手に秘密見たんだし、おあいこでしょう?」
三神「嘘ついてるって決まったわけじゃないだろ?ほら、まだそれが本物って分かったわけじゃないしな」
服部「
……
悪戯だと思ったから見たまでだ。そうしたら、こう書いてあったんだよ。”祀願の正体は、祀祷である”、と
……
!」
『ちょ、ちょっと待って、どういうこと
……
!?』
曰く、服部ちゃんは以前、祀祷という名前をとある人から聞いたことがあるらしい。
ずっと前に死んでいるはずで、生前は人を騙していた酷いやつ、だったとか。
服部「だから信用できないんだ。今だって記憶喪失だと嘯いて、俺たちを嘲笑っているんだろう
……
!」
水無月「で、本当になんも覚えてないわけ?正直怪しすぎるんだけど」
祀「
……
あはは、そこまで知られちゃってるなら仕方ないわよね」
祀「そこに書かれている通り、私は祀祷で、記憶喪失でもなんでもありません!でも、それだけですよ。何が悪いんでしょうか?」
急に姿が変わった祀ちゃんは楽しそうに笑っていた。
自分の正体がバレてしまったことを悲しむのでもなく、本当に何でもないことのように。
祀「ああ、でもこれで分かりましたね。その秘密の書かれた紙は本物ですよ、誰かに見られる前に早く回収した方がいいんじゃないですか?」
呆然とするあたしたちを置いて、祀ちゃんはどこかに消えていった。
🦄
ずっと隠し通せると思っていたのに、まさかあんなことでバレるなんて思いもしませんでしたよね。
確かに私だって冗談だと思いましたよ、他人の秘密を配られるだなんて以前はなかったことでしたから。
実にセンスのない、質の悪い悪戯だなと思いました。
ああ、そんな顔しないでくださいよ!これは事故だったんですよ。仕方ないじゃないですか!
でも、貴方も必死になることがあるんですね。それほどの秘密だった、ということでしょうか?
……
ああ、騒がしいですね。うるさい人は苦手なんですよ。
🦄
あれはそう、事故だったとしか言えないわ。
アイツ、アタシの秘密を持ってたのよ。それで、返すって言ってくれたのに意地悪されて。
何が書かれてるかわかったもんじゃないから、返せって
……
アタシ、ちゃんと忠告したのよ。
……
ああ、こんな弁明を続けるなんてアタシらしくない。
そうね、前と同じようにハッキリ告げた方が良いかしら。
アタシが、あの子を死に追いやったのよ。
本当に殺すつもりなんてなかった、って教えておいた方が印象は良くなるのかしら?
きっと、アタシの話を聞いてくれる人なんていないでしょうけどね。
人を騙した代価は、想像よりずっと重たいのよ。
✣
2章シロ→祀願様
2章クロ→ファルマー・キャンベル様
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