芹沢亀吉
2023-12-13 12:24:07
9877文字
Public 菊タブー
 

シン・門長再誕

2023年1月3日~1月7日にかけてTwitterに投稿した暴虐な軍国主義者、楠木武が恥をかく物語の通算80話目の加筆修正版をPrivatter+に投稿してみた。衝撃の結末は必見。


「今回あんたは完全な被害者だ。一方で人々が物価高に苦しむ中軍拡を強行し増税を企てている最低な総理でもあったよ。楠木武に裸踊り強いたりとやりたい放題していたし今の姿があんたには相応しい。」

 金子が楠木らの悪事の証拠を全てネット上に公開したのは広池が濡れ衣着せられたままなのは忍びないという思いに基づく。同時に裏で行っていた数々の収賄の証拠も全てネット上に公開と広池を許すつもりは全く無い模様。

 同じ頃皇居並びに赤坂御用地では突然バタバタと倒れた皇族共がそのまま全員死亡した。金子は密かに複数製造していた全長約7mmの蜂型ロボットを遠隔操縦し皇族一人一人の首筋に猛毒を注射したのである。

 スクナ並びに全ての蜂型ロボットを遠隔操作し自爆させた金子が時計を見ると現在23時57分、2022年が終わるまであと3分。

「何とか2022年の間に皇族を全滅させることが出来たよ。後は最後の1人を、この私を滅ぼすだけだ。」

 自身の発明を他人が悪用するのを阻止するため、金子は研究所を爆破し自らも果てるつもりだ。

「ろくでもない人生だったが最後は色々出来て楽しかったよ。ハッピーニューイヤー!」

 午前0時になったのを見計らい、金子は自爆スイッチを押した。

 皇族共が全滅した上菊タブーをいいことに陰で悪事を働いていたその皇族共の実態が世界中に知れ渡り、2023年の幕開けを迎えた日本国はかつてない混乱の様相を呈している。皇族共と結託している与党議員や財界人の悪事も全て暴露されたのは言うまでもない。

 やぶれかぶれになった日本政府はサンフランシスコ講和条約を破棄し戦闘行為を再開すると宣言し、日本は年明け早々国連軍の占領下に。「今度はイタリア抜きでやろうか」などと秋波を送った日本政府ではあるものの、今回はドイツも連合国側だ。

 本来1945年の敗戦時に解体しておくべきだった皇室が滅び去り再び占領下に置かれた日本、今度こそ真っ当な国として再出発することを心より願う。

 一方研究所を爆破し全身が粉々になった金子は平行世界への転生を果たしていた。

「閻魔様も粋なことをされますね。あの金子真司にやり直す機会を与えられるとは。」

 青鬼の発言に対し閻魔大王が頷く。

「金子真司、本来なら地獄送りだが1人で日本の腐敗を一掃した功績は大きい。転生先でどのように生きるのか見守っていきたいものだ。」

 すると冥府に楠木が連行されてきた。金子が元居た世界の楠木は既に地獄に送られ、現在閻魔の目の前にいるのは別の世界線にて先程死亡したばかりの楠木だ。

ゴジラに喧嘩を売り空母いずもの乗組員を見捨てて逃走、地獄送り不可避だな。」

 現在冥府には様々な平行世界から楠木が連行され続け、どの楠木も地獄送り確定の腐れ外道故閻魔は楠木の顔を見るだけで嫌な顔をする。当然ながら地獄は楠木武だらけであり、この楠木達が全員消え去るのはまた後の話

 前世で金子だった赤子を内部に乗せ金属の球体が宇宙空間を漂う。金子が元居た世界が2023年初頭なのに対し、赤子を乗せた金属の球体が東ドイツの森に着地したのは1989年が終わろうとしていた頃だ。着地したばかりの球体の扉がゆっくりと開き、若い女性が中にいた赤子を優しく抱き上げた。

「貴方の名前はパウル、そうパウル・ヴォルタース。」

 この赤子がどのような人生を歩むのか気になった方は『巨神聖戦記』をご一読頂きたい。(終)