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芹沢亀吉
2023-12-13 12:24:07
9877文字
Public
菊タブー
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シン・門長再誕
2023年1月3日~1月7日にかけてTwitterに投稿した暴虐な軍国主義者、楠木武が恥をかく物語の通算80話目の加筆修正版をPrivatter+に投稿してみた。衝撃の結末は必見。
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「楠木サン、あんた乃木と湊川を自分に忠実と思い込む広池を実におめでたいと嗤っていたけど、湊川の造反に全く気付かなかったあんたも大概おめでたいよ。部下1人の造反も見抜けない貴様に総理など務まらん。何が楠木総理だ。」
憤激した楠木がスマートフォンを踏み潰した途端に輸送防護車の天井がベキベキと音を立て大きく凹む。スクナの右足が輸送防護車を踏み潰し始めたのだ。ちなみに今まで味わったことのない恐怖に参った義仁は先程から意識が無い。
「金子のクソったれがぁ!」
などと怒鳴る楠木は乃木並びに義仁共々圧死した。先程スクナを遠隔操縦し人々を踏み潰すのを楽しんでいた楠木がそのスクナに踏み潰される、直前にスマートフォンを踏み潰したのを踏まえると二重の意味で因果応報と言えよう。
ペシャンコに潰れた輸送防護車を画面越しに眺めながら金子が満足げに微笑んでいると、別の画面が湊川の顔を映し出す。
「金子さんやりましたね!あいつら全員ペシャンコですよ!あいつらすんげぇ自己中ばかりで早くくたばれと前々から思っていたんですよ」
「湊川君、君の名前、護は後醍醐天皇の息子で鎌倉幕府打倒のため楠木正成と共に戦った護良親王に由来するそうだね。なのに君はその楠木正成の末裔を裏切り、天皇の血統を持つ者も裏切った。」
唐突過ぎる金子の発言に湊川は戸惑いを隠せない。
「な、何言ってるんですか、金子さん。そもそも最終的にあいつら全員消すと言い出したのは金子さんで俺は貴方の計画に協力しただけですよ。」
「なるほどあくまで自分は主犯ではないと言い張るのか。そうやって君は自分の責任を他人に擦り付けるのが常套手段のようだな。」
金子は話を続ける。
「私は在日3世、金子真司の名も所謂通名だ。生まれてからずっと日本語に囲まれて生活を送りハングルは読めず韓国語も殆ど話せない。なのに日本国籍を持つ連中からお前は日本人じゃない、日本から出ていけと言われ続けてきた。そしてある時知ったんだ、日本国憲法施行直前に当時の天皇が詔勅を発し在日達から日本国籍を奪ったことを。その天皇は在日達が日本国籍を有したままだと皇室廃止を公言する議員が当選しかねないと考え日本国籍自体を奪う暴挙に出たんだ。私はこの卑劣過ぎるやり方を許すことなど出来ずいつか必ず皇室をぶっ潰すと心に誓った。そして楠木武に今回の計画を持ち掛けられた時千載一遇の好機だと歓喜のあまり身体が震えたよ。後は君も知っての通りだ。だから楠木武や乃木大、そして義仁を裏切った君を責める気なんてこれっぽっちも無い。」
湊川は金子の発言に安堵し胸を撫で下ろす。
「しかし君は私の計画に協力しただけだと言った。開戦の詔勅出して太平洋戦争始めた癖に敗戦後は元首相らに戦争責任を押し付けた天皇と同じだ。そんな無責任な輩はここで消す。」
「か、金子さん、待って、グワーッ!」
金子の遠隔操作によりスクナは破壊光線を撃ち湊川の全身を蒸発させた。
そのスクナのコックピットでは座席に縛り付けられている広池が両目を見開いたまま微動だにしない。頭部から幾筋も出血しているのを踏まえると、スクナの前進中にコックピット内部が激しく揺れた際機器の角に頭をぶつけ脳挫傷を負ったのだろう。
広池の死体を画面越しに眺め、金子はこう呟いた。
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