MN*B
2024-06-19 00:59:31
13029文字
Public 蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
 

その身に巣食うは蠱毒也て

考えた時系列がちょうど今の時期にぴったりだったので、勢いで書きました。投稿するのは初めてでして、読みにくかったらすみません。
詳しい注意書きは小説1ページ目、もしくはシリーズ概要にあります。
アニメはまだ8話までしか見てません…矛盾やおかしいところがあったら、どうにか修正加筆しようかと思います。
オリジナルモブがいたので、一応オリキャラタグ入れてます。

追記:いつの間にかブックマークを100以上もいただいてました!ありがとうございます。



#オリキャラ #五条悟 #夢術廻戦 #オリ主 #二次創作小説1話リンク集 #夢術廻戦100users入り #もっと評価されるべき #夢術廻戦長編第一話リンク #名作
2021年1月6日 22:51



 「呪術師に悔いのない死はありえないそこを呪いが取り込んだか。自我はなくただ殺戮と恨みを撒き散らすだけの亡者」

透坂はひとりごちた。

「強い呪いは出来上がらなかった。弱者をいたぶるだけの肉塊に、呪いとは思えないほどの弱者。死にぞこないの後輩やはり特級呪物を取り込ませなければ使い物になりそうもない」

残るは弱者と元後輩。
どちらが蠱毒になりえるか、高みの見物をしていた。そこへ差し込まれる鋼の鉤爪鈍色の光が空を切った。

「ウフフぅうアははっ、トォうざがゼンバぁいナンデズが~?」

 透坂があの時切り裂いた喉から、今では鮮血の代わりに唾液と濁音が零れ落ちる。
操り人形のようにあらぬ方向へ向いた頭と身体。だが確実に透坂を狙ってきていた。
死に際の柊魚の意識のせいか、透坂の持っている両面宿儺の指を狙ってか、あの弱者よりもこちらを殺すことにしたらしい。 

 「ッ、己の力量も弁えられぬゴミが」

所詮2級にいかない程度の呪霊が、やっと2級に上がった人間の死体を取り込んだだけ柊魚のつけていた呪具がその腕ごと取り込まれたのが厄介だが、その程度で準1級の自分に敵うわけがない
軽く飛びさすり、相手の定まらない狂刃を避けていく。他愛もなかった。
 こうなったら特級呪物はこのまま持ち去って、コレは祓っておくか。
懐から出した刃物に呪力を纏わせ、地面に足をつけて追ってきた亡者を迎え撃つ。

「フゥうううィんガいジュウぅニンむゥゥ、デジョォォお?」

柊魚の真似をした呪霊が話す言葉に、ほんの少し気を取られた。
そういえば、どうして呪霊がはびこっていたのかはわからないままだったか


 ガシリと軋み上げそうなほどの力で、刃物を振るうはずだった腕を掴まれていた。
思わずそちらを見れば、気にする必要もなかった弱者がこちらの腕を引き留める!いつの間にッ!?

「一緒に地獄に行こうぜ、トオザカセンパイ」

少年のギラギラとした瞳には呪いが渦巻いているのが見え

 柊魚の腕と同化した呪具が二人の身体を切り裂いた。