MN*B
2024-06-19 00:59:31
13029文字
Public 蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
 

その身に巣食うは蠱毒也て

考えた時系列がちょうど今の時期にぴったりだったので、勢いで書きました。投稿するのは初めてでして、読みにくかったらすみません。
詳しい注意書きは小説1ページ目、もしくはシリーズ概要にあります。
アニメはまだ8話までしか見てません…矛盾やおかしいところがあったら、どうにか修正加筆しようかと思います。
オリジナルモブがいたので、一応オリキャラタグ入れてます。

追記:いつの間にかブックマークを100以上もいただいてました!ありがとうございます。



#オリキャラ #五条悟 #夢術廻戦 #オリ主 #二次創作小説1話リンク集 #夢術廻戦100users入り #もっと評価されるべき #夢術廻戦長編第一話リンク #名作
2021年1月6日 22:51



 森の木々を突き抜け、小学校のグラウンドをバウンドしながら転がった。
衝撃で呻き声すら上げられない。息ができているのが奇跡みたいだ。
砂埃で眼鏡のレンズが煤けていた。それにヒビが入っていないのは度を超す近眼のお陰だった。嬉しくない。
打ち所がマシだったのか、身体のそこらじゅうが痛いものの立ち上がれそうだ。ゆっくりとだが立ち上がる逃げなければ。
なんで吹っ飛んだのかもわからないが、ここが危険なのは確定した。こうなったら電話の相手の言葉がなくても即逃げ出すに決まってるだろ。
 周りを見渡しても、グラウンドが広がっているばかりで何も変わったことはなかった。自分が吹っ飛んできた森は、木々がボロボロで山の地肌が見えているようだったけど。
 ヤバイのはたぶん森にいるあっちとは逆に向かうべきだ。そう考え、俺は軋む身体を押して走りだした。
そしてまた風を切る音と共に吹っ飛ばされるいやなんでだよ!周りにはなにもいないのに!!

 吹っ飛ばされた結果、グラウンドの端にある遊具のところまで勢いよく転がり、その中では一番頑丈であろうジャングルジムにぶつかって止まった。
クソッ頭がクラクラするし、眼鏡もどっかへ飛ばされてしまった。何にも見えねぇ。後ろで一纏めにしていた髪がざんばらに散らばる。
手探りで近くにある柵を掴み、なんとか立ち上がる。口から何かの破片を吐き捨てる中を切ったのか血の味しかしなかった。
ぼやけた視界の先、ジャングルジムの上に誰かが居た。

「人間いや限りなく擬態した呪霊か。それとも人にとり憑いているだけか?どちらにせよ弱いな」

意味のわからないことを言われているが、言い返す力もない。見上げているのもキツかった。
ソイツは返事も求めていないのか、一人で言葉を続けた。


「蠱毒を知っているか。古来からある呪法の一つだ」

頭が痛くなる。

「一つの容れ物の中で多数の虫や爬虫類などを争わせ、最後に生き残ったものを使う」

クラクラと、意識が遠くなって、記憶の中に沈んでしまいそうだった。


    一番強いものが生きるべき。 殺し合いなさい。  

    貴女なんか要らない、死んで。
      どうして



走馬灯が聞こえた。