MN*B
2024-06-19 00:59:31
13029文字
Public 蠱毒な夢術廻戦:pixivバックアップ
 

その身に巣食うは蠱毒也て

考えた時系列がちょうど今の時期にぴったりだったので、勢いで書きました。投稿するのは初めてでして、読みにくかったらすみません。
詳しい注意書きは小説1ページ目、もしくはシリーズ概要にあります。
アニメはまだ8話までしか見てません…矛盾やおかしいところがあったら、どうにか修正加筆しようかと思います。
オリジナルモブがいたので、一応オリキャラタグ入れてます。

追記:いつの間にかブックマークを100以上もいただいてました!ありがとうございます。



#オリキャラ #五条悟 #夢術廻戦 #オリ主 #二次創作小説1話リンク集 #夢術廻戦100users入り #もっと評価されるべき #夢術廻戦長編第一話リンク #名作
2021年1月6日 22:51


心象


 俺は、この頭は、解離性同一性障害いわゆる多重人格だった。
俺という存在は、イマジナリーフレンドのようなものだったけれど。

 主人格による皆殺しは、今回で2度目だった。
俺は1度目の犠牲者のはずだった。
頭がイカれてばこういうことも起こるのか、死んだはずだった俺はまた存在することになって、それでなぜか俺は、最後の一人になった。
残されたのは、誰かの記憶と知識。それで生きていけと言わんばかりだった。

 記憶_主人格は普通になることにこだわっていた。
頭の中に何人もいるのがおかしいということに気がついて、数を減らす。
1度目はそうやって、俺ら全員が死んだ。

 今回はそれとは違ったような気がしたのは確かだった。まるで生き残るべき存在を選出するためのものだっただからか、一番初めに主人格が死んだ。
主人格を憎んでいた奴が殺した。そして殺した奴が次に死んだ、自殺だった。
もっと数がいたように思えたが、いつの間にか減っていて。残ったのは俺と、俺を呼び戻した奴だけだった。
そして俺はそいつを殺した。なぜかはわからなかった。ただ、そうなっていた。
握りしめた手の中に、重たいものを掴んでいた。

 後から考えたけど、どいつもこいつもきっと手遅れだった。だから俺が死から呼び戻された。俺はきっとそいつを殺すために目覚めたのだ。
副人格には役割があって生まれる。俺の役割はこれだったのだと、呪いのように心にこびりついた。


 俺らの死は心象だ。本人が死んだと思えば死に、いなくなる。ほかの人格からもそう認識されていれば、死んだやつは死人。そんなものだった。
だから、俺があいつらは死んだのだと思う限り、あいつらは死んだまま。静かに眠っていられる過去の俺のように。