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黑野羊
2024-03-24 00:33:08
4636文字
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意味不明小説
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意味不明小説《2》
意味不明で、ちょっと怖い、不条理だったり、シュールだったりする、短いお話集
掲載作品)
白い悪魔/カランからん/質問。/少年と猫/小噺:マクラ/檻/歪/櫃/書/白
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歪
ある朝起きたら、視界が歪んで見えた。
真っ直ぐな筈の物には不規則な波、
人の顔のパーツは有り得ない配置、
なだらかな婉曲は弾けたようにギザギザ。
そういえば、こんな絵を描く画家がいたなぁと思い出す。
綺麗な長方形であった筈の鏡を覗くと、平凡な顔がおかしなことになっていた。
小さな目は大きく拡大され、左右の大きさもばらばら。
低い鼻はさらに低く、普通の大きさだった口は鼻よりも小さい。
耳もやたら大きいし、頭だって破裂しそうなほど大きい。
違和感あるけど、普通に生活が出来るあたりが不思議だ。
せっかく、こんな変な視界を手に入れたのだから、とあちこちを巡ってみた。
世界は面白い程に歪んでいた。
新しく出来たビルは真ん中からぽっきりと折れているし、
新品の新札は誰が汚したのかやたら汚いし、
街を歩く子供達の背後には常々真っ黒の手が後を付ける。
面白かったけど、流石に気が狂いそうで、毎日元に戻してくださいと祈りながら眠った。
一週間後の夜、目の無い神様が夢に出て来て、自分の眼をえぐり取って行った。
その夢から覚めた朝に、視界は元に戻った。
これでいいんだ。
神様の目が欲しいなんて、願うもんじゃないね。
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