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はりぼて自家発電所
2024-01-21 18:21:55
65045文字
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カイオエ長編
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軟派な彼と難攻不落 最終章
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硬派な彼と、因縁の恋
それでも再び出会えたなら。
きっと、それは
――
。
あの日、二人で向かった道筋を一人で辿るのは、酷く心細かった。途中で帰りたくなっても、この手を無理やり引いてくれる人はいない。それでもオーエンは、自分の体で、その足で進む。今まで頑張ってきたんだから、甘えたっていいんじゃないかと胡散臭い医者は言う。けれど、そうやって生きることに意味はあるのだろうか。
甘えたくないわけじゃない、と思う。
止めてしまいたい、縋ってしまいたいと思う。
ただ、それだと生きている気がしないのだ。体に鞭を打つような、その痛みが無い人生なんて。そうやって生きてきたのに今更止めてもいいなんて、侮辱されているような気にすらなる。
だから、自ら手放してみせる。
一人でも生きていけると証明できて初めて、この手を伸ばし、待つことが出来る。
いつまでだって。
死ぬ、その瞬間まで。
インターホンを押すと、出てきた女性は目を丸くした。
「オーエンちゃん
……
?」
「こんにちは」
オーエンは薄く笑った。彼女
……
カインの母親は「あらまあ」と温かな笑顔を返してくれる。
「怪我は? もういいの?」
「うん」
「一人で来たのね。おかえりなさい。どうぞ入って。ちょうどマフィンを焼いていたの」
自然に紡がれた言葉に甘えそうになる。マフィンの誘惑もすさまじい。それでもオーエンは首を振った。
「
……
いらない。これを返しに来ただけだから」
「待って」
重い腕を持ち上げて握り絞めていた手を開こうとしたオーエンに、母親は硬い声を飛ばしてきた。思わず動きを止めると、手が温かい両手で包み込まれる。
「マフィンを食べてくれたら、話を聞いてあげるわ。沢山焼いてしまったの。流石にクリームはないけれど」
いたずらっぽい笑みに、オーエンは視線を落とした。拳の中には、初めてここに来たときに貰った指輪が入っている。タイミングよくマフィンを焼いていたなんて、そんなことあるだろうか。実際、彼女がいつ来てもいいようにお菓子を作ったりしていたのだとしても、オーエンがそれを咎める理由はないのだけれど。
「
……
僕が来ると思っていた?」
「さあ、なんのことかしら」
とぼけたことを言う彼女に胡乱な視線を向けると、その明るい笑顔は困ったような苦笑に変わった。彼女が身動ぎする度、甘くていい匂いがする。お腹がすいてきた。
「ねぇ、カインのことは好き?」
「
……
」
「あの子はあなたのことがとても好きよ。それを裏切るような子に育てた覚えはないわ。けど、目の前の人を見捨てるような子にも、育ててないの」
「
……
カインから、何か聞いたの?」
「ええ。
……
だから、ごめんね、不器用な子で」
「どうしてあなたが謝るの」
「だって、オーエンちゃんの傍を片時でも離れて欲しくなかったんだもの」
不自然に、心臓が縮んだ気がした。二人なら大丈夫、そう言ってくれたのに。オーエンはその手を放すことを選んでしまった。それはカインのためなんかじゃない。自分自身のエゴだった。
誰にも邪魔されず、二人だけの世界に行けたらどんなに良いかとは思う。ただ、オーエンはカインと出会って気づいてしまった。この世界が、それを取り巻く人達が、嫌いじゃないということに。
「そんなに、僕が心配? 信用できないくらい?」
「
……
そうね。あたしったら、とっても失礼だわ。でもそれくらいあなたのこと、本当の息子みたいに思ってるの」
ぎゅ、とオーエンの手を握る両手に力がこもった。いつでも帰ってきて、そう言って指輪をくれた彼女はもう、赤の他人なんかじゃない。そんな彼女の手を振り解けるのなら、カインを閉じ込めて、彼をオーエンだけのものにだって出来た。
「
……
カインがあんなやつじゃなかったら、僕はここにいなかったよ」
突き放しても、馬鹿の一つ覚えみたいに近づいてきて、笑いかけて、何がしたいのか分からなかった。無償の愛なんて、存在しないと思っていた。
「どうしようもないお人好しだから。僕は一人でも良かったのに、無理矢理入ってきてその世界を壊したんだよ。頼んでもないのに」
「
……
うん」
誰にだって手を差し伸べる彼だから。オーエンは今、ここにいる。本来なら誰にも理解されず、誰のことも理解出来ず、そのまま朽ちていくはずだった。そのことを悲嘆する気はない。つまらない人生だったと嘲笑ってやるつもりだった。
すべては、自分が居なくなったあとの世界を呪うために。そんなことをしても、何も変わらないと偽善者たちは笑うだろう。オーエンだって確実に呪われた未来を望んでいるわけじゃない。呪われていればいい、というだけだ。死んだあとにどうなっていようが興味はない。
呪ってやったという事実が一つ、あれば良かった。
それが生きた証になるのなら。それで良かったのに。
「カインのせいで、世界を呪う気がなくなった。だからってカインが居ないと生きていけないなんて、そんなこと、言いたくない。僕は僕の今までを、否定したくないから」
「
……
そんなあなたが、カインも好きなのね」
どんなことがあっても、自分の足で、自由に。
その矜持がある限り、オーエンは後悔をしない。
「女に唆されて、捨てられる程度にはね」
オーエンの最後の悪あがきのような皮肉に、カインを産んだ女性は得意げに笑う。
「大丈夫よ。もし紹介もされてない女が、子供が出来たって言って来ても、あたしは認めてなんかやらない。オーエンちゃんが心配するようなことにはならないよ」
「本当にカインの子でも?」
「そんなこと有り得ないわ。だってあの子は、あたしの子だもの」
根拠なんてないのに、凄まじい説得力を誇る彼女の台詞に、言葉を失った。カインを抜きにしても、オーエンはそんな彼女が、この家族が、好きなのだろう。だから、
「
……
指輪、また返しに来てもいい?」
彼女は理由など無くても来て良いと言うだろう。
けれどオーエンは理由がなければここに来れない。
だからそれが、オーエンの出来る精一杯の甘え方で、彼女はそれを当然のように柔らかく受け止めてくれる。
そのことが逆に、寂しさを助長させた。思い出すのは、やはりカインのことだ。彼女の優しさが、どうしようもなくカインに似ているせいだ。
「あたしが受け取るまで、何回でもおいで。そうだ、帰るならマフィンも持って帰ってちょうだい」
「
……
全部僕が一人で食べてもいいなら貰ってあげる」
「ふふ、もちろん。たくさんお食べ」
それでも気は紛れたし、思い知った。カインが他の誰かを選んだとしても、オーエンはもう、カイン以外の誰かなんて考えられない。
その想いだけで十分、どこまでも、生きていけるのだ。
★
騙された。
にこやかに笑う主治医に恨みがましい視線を向ける。こちらに同情を示し、カインに責任は取らなければと諭してくれたこの男は、優しそうな惚けた顔をして勝手に腹の子のDNAを調べていたのだ。
ああ、調べた振りをして、あなたの子だったと言ってやるはずだったのに!
「分かった瞬間に彼に連絡しておいたよ。早く知りたかったようだから」
裏切り者の医師、フィガロの言葉を最後まで聞く余裕もなく、私は病院を飛び出して、カインの携帯に電話をかける。
出ない、出ない出ない!
『おかけになった電話番号は
……
』
私を裏切って、傷つけて、走らせて、怒りで目の前が真っ赤になって、自分の腹目がけて腕を振り上げる。あなたはきっと、腹の子に罪はないだなんて言うのだろう。ざまあみろ。けれどこの腕が振り下ろされる前に、何者かに腕を掴まれる。
「それはいかんのう。おぬしに罪はあれど、腹の子に罪はない」
「誰の子かは知らぬが、生まれてくる子のことをカインは心配しておった」
「オーエンのために、オーエンのような子がまた生まれるのは我等も心苦しい」
「なに、心配するな。誰もが初めて親になる」
「父親になる男も紹介してやろう」
「少し難のある男じゃが、生まれてくる子のために」
「「夫婦共々、我等が再教育してやろう」」
二対の冷たい金色の瞳に見下ろされ、凍りつく。
私はもう二度とカインには会えず、愛してもいない男と、誰の子かも分からない子と暮らすのだということを嫌でも悟った。この双子の、監視の元。今更後悔して、反省してももう遅い。
あの顔だけが美しい、意地の悪い男と私の、一体何が違うと言うのだろう。分からない。分からないけれど、だからこそカインは私を選ばないということだけを、私は連れていかれた先で、延々と教えられることになる。
★
『ブラッドリー。そなた、今オーエンと一緒じゃな? どこにおる?』
スノウからの電話にいやいや出ると、厳しい声でそんなことを言われた。
「どこって、中央通りの商店街だよ。オーエンは
……
ああ、居るぜ」
『よし。ではオーエンが逃げぬよう見張っておれ』
「はは。なんだそりゃ、命令か? あの野郎、今度は何しやがった? 早くしねぇとはぐれちまうぜ。今日はなんかのイベントで人がごった返してやがる。フラフラされりゃ捕まえとくのも一苦労だ」
「ほほ。では頼んだぞ」
「おい聞けよ! 報酬は
……
。くそ、切りやがった
……
」
ブラッドリーは悪態を吐いた。タダ働きなんて冗談じゃない。人混みをかき分けて、少し離れた所にいるオーエンと、ついでにミスラも捕まえる。
「おいオーエン! 双子がおまえのこと探してるぜ。いったい今度は何しやがったんだ?」
「は? 知らないけど。そんなことより、ここってなんのお店かな。こんな大きなケーキ見たことない。お昼はここにしよう」
「何を熱心に見つめてんのかと思えばケーキかよ
……
って、ここ結婚式場じゃねーか、馬鹿か!? こんなもんあの兄ちゃんと食えよ」
「おまえこそ何言ってるの、ブラッドリー。それに結婚式は教会でやるんだよ」
「あの兄ちゃんって、オーエンの腰を砕いた人ですか?」
「ミスラ。殺すよ。なんでカインが出てくるんだよ」
「おまえら付き合ってんだろうが」
「違うけど」
「見てたら食べたくなってきたな
……
。俺も食べてもいいですか? 御祝儀は弾みます」
「うるさい。ダメに決まってるだろ。
……
僕が一人で全部食べる」
オーエンは少し考えてから、そう言った。これが一人で注文出来るものではないことは、流石にわかっているだろう。少しだけ憂いを帯びた表情のオーエンの脳裏には、彼の姿が浮かんでいるに違いない。
と、そういえば最近その姿を見ていないし、話題も聞かないなとブラッドリーは思った。
「あなたの身長より大きいじゃないですか。無理だと思いますけど」
「は? こんなの余裕に決まってるだろ」
「いや、無理だろ
……
」
明らかにオーエンの体積よりデカい。体の大きなミスラでも不可能だろう。三人で食べても減らない。いや、 食べる気はないのだが。
いつものように適当な会話の中、オーエンの地雷を僅かに踏んでいたようで、彼のイライラとした空気が伝わってきていた。これは今から最高に馬鹿馬鹿しい喧嘩が始まりそうだ、という時、オーエンは何かに気づいたように、視線を明後日の方に向けた。なんだか野生動物の仕草に似ている。
「? どうかしました?」
ミスラも釣られて気を削がれる。最悪の事態は免れたようである。こういう時だけは、気分屋の彼等は都合がいい。都合が悪くなることが大半だけど。
「
……
いや、気の所為?」
「なんの?」
「さあ」
言って、オーエンはウエディングケーキに視線を戻した。その目は酷く物欲しげだ。ケーキが食べたいだけか、それとも。
ブラッドリーはなんだか居心地が悪くなって、オーエンが見ていた方角に目を凝らす。そして人垣の向こうに、見知った影を見つけてしまった。彼は人にぶつかりながら、その度に頭を下げながら、必死にこちらに向かってきている。オーエンは気づいていない。
先程の双子の言葉に合点がいった。オーエンの様子から、大方くだらない喧嘩でもしているのだろうと当たりをつける。双子の言うことを聞くのは非常に癪だが、あの青年の敵になる気はない。
「あー、その。なんだ
……
、あれだよな」
自分でも呆れるほど、下手な時間稼ぎだった。
「なあに、面白いことでも思いついたの」
「あれだよ。あれ。あー、なんつったかな」
どっかの詐欺の手法のように、ブラッドリーは「あれ」を繰り返した。的を得ない言葉に、またオーエンがイライラしてくるのが分かるが、浮気のバレた男みたいに、それをなだめようとする自分は一体何をしているのだろう。
「ああ、そういうことか」
ミスラが明後日の方を見てそう言った。彼の存在に気づいたらしい。けれどブラッドリーは内心焦った。ミスラがバラせばオーエンは逃げるだろう。理屈は分からないが、それは確実だった。腐れ縁だ、お互いの行動パターンは把握している。ミスラはそれを理解してないけれど。
「こういう時なんて言うんでしたっけ?」
「ミスラまでどうしたの。変なものでも食べた? っていうかどこ見てるの」
口ほどに物を言うミスラの視線を、オーエンが追いかける。ブラッドリーは心の中で白旗を上げた。
「ああ、思い出した。オーエン」
「なに
……
、おい、ふざけるなよミスラ
……
っ」
しかし、ミスラがブラッドリーの投げだしたバトンをおもむろに拾い上げた。ことも無げに言って、突然オーエンの襟首を掴んで持ちあげる。突然売られた喧嘩に、オーエンはそのご尊顔を思いっきり不愉快に歪めた。ミスラはかまわず、下手な口を開く。
「お幸せに」
「は? ちょ、」
謎の言葉と共に、オーエンはミスラに突き飛ばされた。
あまりの出来事に対応できず、重力に従って後ろに倒れ込む体を、すぐ後ろまで来ていた男が柔らかく受け止める。彼はオーエンの細い体に腕を回して、しっかりと捕まえた。
「え、なに
……
」
「オーエン」
ブラッドリーは、漸く再会できただろう恋人達に安堵混じりのため息を吐いて、ミスラに目配せをした。ミスラは気づいてくれなかった。
オーエンは固まって、混乱を隠せない様子だ。
「オーエン、オーエンオーエン、オーエン!!」
興奮してぶんぶんとしっぽを振る犬のようなその男は、カイン。オーエンの因縁の、恋の相手だ。
「おいミスラ、行くぞ。俺たちだけで仕事してオーエンの取り分もかっぱらっちまおう」
「でも、あれ面白いですよ。あの人、見たことない顔してるんで」
「放っておいてやれ。いや、まて、仕事サボんなら報酬は俺の独り占めっつーことか」
「はぁ? それはムカつくんで俺もいきます」
恋人達に背を向けて、ブラッドリーとミスラは何事かと騒ぐ野次馬に逆らって仕事に戻る。
オーエンには後日、奢らせればそれでいい。
★
ぽっかりと空いていた胸の隙間を埋めるように、焦がれていたぬくもりにぎゅううっと抱きしめられていた。
急速に満たされていく感覚に、オーエンは固まった。
「カイン
……
? なんで
……
」
「全部終わった! 褒めてくれオーエン!」
カインの腕を引き剥がして、オーエンは褒美を求めてくる愛しい人と向き合った。カインの笑顔が眩しくて、思わず目を瞑る。その顔をキス待ちと捉えたのか、カインはそのまま唇を塞いできた。
「む!? ちょ、おまえ、ここどこだと思っ
…
ん、んん」
公衆の面前で、躊躇いのない熱烈なキス。何事かと集まっていた野次馬が、ヒューヒューと冷やかしの声をあげた。触れ合う唇は更に深くなっていく。垂れ下がっていたオーエンの指は、カインに応えておずおずとその腰を掴む。
「
……
っは、これでやっと言える。好きだ、オーエン。初めておまえを見た時から。好きだ
……
」
カインは唇を離すと、今度は正面からきつくオーエンを抱きしめた。痛くともオーエンは文句なんか言えない。だって、ずっとこうしたかった。お互いの体温が伝わって、なぜだか無性に泣きそうになる。
「
……
馬鹿なやつ。どうせ記憶も戻ってないんだろ。それなのに、僕の所になんか戻ってきて」
「やっぱり、俺たち元々付き合ってたな?」
「知らない。
……
そんなの、関係ない」
オーエンの震える声がカインには愛おしかった。きっと、沢山不安にさせただろう。だけど彼は、決してそれを言葉にはしなかった。そのおかげで、胸を張って言える。これはまだ記憶が戻らないカインが、自らの手で取り戻した確かな気持ちなのだと。
形振り構わず求めてくれていたら、こんなに遠回りすることも無かったけれど、自分の自由を得るために、誰かの自由だって奪わない。カインはオーエンのそんなところが好きで、そして少し寂しかったりする。
いつだって求めて欲しいし、独占して欲しい。オーエンのためなら、この命さえ犠牲にしても構わない。
けどその想いは胸の内に秘めておく。きっとオーエンは、嫌がるだろうから。だからこの愛が伝わっていれば、それ以上は望まない。感極まって、カインはオーエンの手を引いて叫ぶ。
「踊ろう、オーエン!」
「ちょっ
……
やだ、人が見てるだろ!」
「良いじゃないか。こういう空気をぶち壊すようなこと、おまえ、好きだろ?」
「好きじゃな
……
、わ、引っ張るなってば
……
!」
年に百回踊る男は、少しの抵抗では止まらない。
それを分かっているオーエンだって、実は満更でもないのだ。結ばれた二人の息の合ったダンスに、商店街の人々も踊り出して、その場はお祭り騒ぎとなった。なんだか前にもこんなことがあった気がする。通りすがりにされる祝福が、拒む間もなくカインとオーエンに降り注いだ。
「ふふ、あはは
……
。楽しい。馬鹿みたい」
観念したように、オーエンはそんなことを言って、無邪気に笑った。その場の人をみんな幸せにさせるような、そんな笑顔。
かわいい。いとおしい。
幸福以外のものなど、そこには何もない。
どこまでも自由に生きるその姿に、何度だって惹かれていく。カインには、意地の悪い彼に付き合えるのは、自分くらいだという自負があった。
だからこれを運命とは呼ばない。
そんな生易しいものじゃない。
そう。これは、因縁の恋の話。
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