黒竹
2022-05-30 21:05:34
20516文字
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ビブリオテイクは狭すぎる

【ルカミク】現パロ。


 部屋に一台だけあるテーブルにメモを並べる。時系列は判らないから順番はバラバラ。その中から、カエルに関するメモ書きだけを抜き出していく。

『あめの日に、カエルさんがないていました』

『カエルさんにはじめてあいさつしました』

『きようはカエルさんがなんだかたのしそうでした。いいことあったのかな』

『いっしよにごはんたべていいときいたら、カエルさんがいいよといってくれました』

『カエルさんはなにがすきなのかなあ』

 一枚ずつ、じっくりと書かれた文を読んでいく。
 実際の出来事と、子どもらしい空想が混じり合っているのだと思っていたけれど、これは。
………………
 息が詰まる。
 
 これを。
 
 
 
 恋文だと受け取るのは、思い上がりだろうか。
 
 
 
 携帯電話を持ちあげてメールを送った。
 題名もないそれの本文は試すような一言。
 
 『会いたい』