hnt_ssk
2016-05-10 20:47:31
44642文字
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伊良部クトゥルフreplay_スープの夢

5月3日に行われたセッションのリプレイもどきです。
泥紳士様作「毒入りスープ」のネタバレ。
地の文ちょっと付け足した以外ほぼそのまま。そのままです!!
ほぼ初心者。身内ノリ。セッション後の感想含む。問題ありそうなところは教えて下さい。
この文章には(笑)などの表現を含んでおります。よろしく。


~毒入りスープの夢~

相摩 :ありがとうございます、次郎さん……
菘  :お疲れ様です、次郎さん……
相摩 :「……消えたね」
あきら:「消えた……」って呆然と呟きます。
相摩 :「他に脱出できそうなところはない、ということはやはりこれが『そう』だっていうことなのかな」
菘  :でも毒入りスープは飲みたくないなー。
相摩 :次郎さんがただ死にしたんじゃない以上は試してみる価値はあるよね?
あきら:ただ死に……
GM  :犬死的な?
相摩 :あ、犬死か!
あきら:「ビーノちゃんってそもそもどこから来たんだろう」
相摩 :「そんなこと言ったら僕たちだってどこから来たのかわからないじゃないか」
菘  :「同じような感じで来たのかな……
あきら:違うんだよ。さっき君ここの子?って聞いたりしたんだよ。確か「ここの子?」で「うん」じゃなかったっけ?
GM  :うん。
あきら:「そうなった場合、俺達は飲んだら元の場所に帰れるかもしれないけど、ビーノちゃんはどうなるのかわからないんだよね」
菘  :「そうだね……
相摩 :「……そこを気にしてたら始まらないんじゃないかな。気持ちはわかるけど」
あきら:貴様……貴様……(笑)。
菘  :ビーノちゃんに対する気持ちがめっちゃ伝わってくるよ。めっちゃ面白い。
相摩 :うん、すごい伝わってくるけど。
GM  :じゃあ、あきらくんだけビーノちゃんが死んだ場合のSANチェックは倍ね。
あきら:ひっっっ!
一同  :(笑)
あきら:で、でも皆で飲めばビーノちゃんが死んだかなんてわからないじゃないか。
相摩 :とりあえず蛇は置いといて、皆で飲む方向でいいかな?(笑)
あきら:はい……
菘  :はい。
あきら:ちなみに聞きたいんスけど、起きた時に何も着てないみたいなローブだけって言ってたじゃん。装飾品類も全部?
GM  :ないです。
あきら:はあい……
GM  :下着があるかどうかは《幸運》です。
相摩 :そこはもう触れない方向で……(笑)。
あきら:そこを考えたかった方向で。
次郎 :僕は履いてるけどな!
菘  :俺だって履いてるもんね!!
相摩 :「なんにせよ、皆生け贄にはなりたくないんだし、次郎さんが飲んでくれて結果はわかったから僕はスープを飲むよ」
あきら:「……飲もう、かな」
   さっき鍋見てるから、人数分よそっておきます。毒も混ぜておきます。チャカチャカン。
GM  :はいよ。
相摩 :「吉田くんはどうする?」
菘  :どうしよう、めっちゃ悩む。えー……飲むか……
   「『スープの夢について』に書かれていた、『大事なこと 死ぬ覚悟をして飲むように』がちょっと気になります」
相摩 :「そうだね。もしかしたら失敗するかもしれない。最悪死ぬかもね」
GM  :じゃあ死ぬ覚悟をして飲むってことで。
一同 :はい。
あきら:三人とも飲むけどビーノちゃんはどうするんだろう。ビーノちゃんには自分で決めてくれって言いたくなるけど。
相摩 :ビーノちゃん、自分じゃ決められないんじゃない? 従うから。
GM  :自分の分が用意されてれば飲むけど、用意されてなければ飲まないね。
相摩 :これで三人が死んだら面白すぎるけどね(笑)。
あきら:それわし次第じゃん……
相摩 :「君に任せるよ。僕は情がないって言われてるから」
GM  :皆どうしたのかな? みたいな顔で見てる。
あきら:よそいはするけど、まだちょっと悩んでる。渡すかどうかは。
相摩 :「最後の晩餐か……
あきら:「最近はウィダーとかそんなのばっかりだったから、せめて固形食はちゃんと食べたかったな」 一応ちょっと悪あがきじゃないけど、ビーノちゃんに「飲みたくなかったら飲まなくてもいいんだよ」と聞きたいんス……
GM  :じゃあ、首を縦に振るかな。
相摩 :……どっちだ(笑)。
あきら:「どっちとも取れないなあ……」 とははっと苦笑いというか。
GM  :……そうだな。プレイングの結果、あきらくんはすごくビーノちゃんに優しくしてくれたので、あきらくんが飲むなら飲むでしょうな。
あきら:うぼぼぼぼぼぼ……
相摩 :僕だって最初は優しくしてたのに……!(笑)
GM  :いや、なんか(あきらの)溺愛っぷりが(笑)。
あきら:あきらくんは飲みます……
相摩 :じゃあ皆で一斉に乾杯かな?
菘  :乾杯(笑)
相摩 :皿だけどスープだから(笑)。
あきら:とりあえず四人で囲んで、一緒に。いただきますしよう、ちゃんと。
GM  :銀の皿を手に四人は一斉にスープを啜ります。まず、PLの三人は血のスープだということをちゃんと確認してないので、うわこれめっちゃ血!ってなります。その後SANチェックだな。
相摩 :うわ鉄分!みたいな?(笑)
あきら:あきらくん鍋見てるのに?
GM  :うん、気づいてない。
あきら:嘘でしょ! あきらくん馬鹿なの??? あんなの見てトマトスープだと思ったのかな?
GM  :信じたくなかったんじゃない?

あきらSANチェック(62)→46
菘  SANチェック(90)→33
相摩 SANチェック(64)→82
   SAN値64→62

GM  :相摩だけ失敗(笑)。
相摩 :えー!ここにきてー?!なにそれー! 今までの行いが良くなかったというの……! ひどいわ……僕頑張ったのに……(笑)。
GM  :まあでもSAN値消失2だから。余裕だよ。
あきら:こっちなんて合計で8も減ってるんだよ! 62ってあきらと一緒じゃん。
GM  :じゃあ最後の描写いきます。

「良い夢を」
 銀の皿を手に四人は同時にスープを啜る。
 その瞬間、血液の味が口いっぱいに広がった。本当に「人間の血のスープ」なのだと察するのはそう難くなかった。口に含んだそれを吐き出したい衝動に駆られるがなんとか飲み下す。血だけでなく毒もまた口内を、喉を、通っていく器官を刺激する。すべてを飲み干すまでの短い時間が永遠にさえ感じられた。
 スープをすべて飲み干してから、毒の効果が発生するまでそう時間はかからなかった。呼吸がだんだんできなくなり、心臓は嫌に激しく脈打ち、身体は苦痛を訴える。自分と同じように苦悶の声を上げながら床に伏していく他の三人を、ただ薄れゆく意識の中で見つめることしかできなかった。
 ああ、もう目も開けていられない……
 視界が真っ白に染まる。
 そして頭の中で吠えるような声が響いた。
「勇敢なる者よ。現へと帰るがよい―――


 次に目を開けた時、私は昨日眠りについたはずの自室のベッドの上だった。まるで夢から覚めたかのように、いつものように、目を覚ました。あの妙な真っ白い部屋ではない、見慣れた自室だ。ふっと深く息をつく。
 あれは夢で、ここが現実なのだ。自分は、ちゃんと生きている。
 しかし、本当にそうなのだろうか? あの不可思議で、妙な生々しさのある世界、出会った人々、そして最後のあの苦しみは、本当に自分の脳が創りだした夢なのだろうか。浮かんだ考えに疑問を抱くが、確かめるすべは何もない。
 ふと手に感触を覚え、握っていた拳を開く。そこにあったのは寝る前には持っていなかったはずのもの、あの空間で得、彼らと分け合ったはずの不思議な紙切れがそこにはあった。夢の中と同じように、手の上でわずかに反応していた。
 朝日が差し込む窓の外を見やると、真っ白な毛並みをした美しいアルビノの猫が通り過ぎる。
 《彼女》はこちらを一瞬だけ見つめ、にゃあと一鳴きすると去っていった。
 あれは一夜の夢であって、夢ではなかったのだ。

 この話はこれ以上語ることも、語れることもない。しかし、もしまた語られることがあるとすれば、その時はこの手の中の不思議な紙が導いてくれるであろう。

 著者:――――――――