ひさね
2023-09-02 20:41:17
8222文字
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納涼祭

夏が終わるそうなので書いたホラーっぽいの。少しだけグロめの気色悪〜い話もある。


(ニアの話)
 ふ〜ん、怖い話集めてるんだ。あくまで納涼のために? ホントかなあ? ま、何でもいいよ。短い話、教えてあげる。
 昔はね、女子は足が小さい方が綺麗だって慣習があったんだ。足のサイズで宮廷に行けるかとか、親の政治権力にも直結してたんだよ。ふふ、おかしな話でしょ? でも、過去の価値観は現在じゃ言及できないものだよ。
 まあそれはさておき、話を戻すと、足の大きさで寵愛を受けられるかどうかの足切りがあったの。
 それで、ある女の子がいてね。身長とか知識とか裁縫とか、他の項目は十分クリアできるんだけれど、足だけはどう矯正しても駄目だった。
 このままじゃ駄目だって考えに考えて、あることを思いついたんだ。そして、無事にそれが上手くいって、宮廷に入ることができた。まあ、その後大変なことになって追い出されて、惨たらしく死んじゃったけどね。
 その子、何したと思う? ヒント、あげよっか。
 その子の両足首にはね、足首を一周するみたいに輪っかの傷跡があったんだよ。