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みたむら
2023-12-06 17:50:28
17370文字
Public
FGO(鯖ぐだ)
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Happy Merry Christmas
FGO:術ギルぐだ小話。
2017年クリスマスイベント後の術ギルぐだ子。シリアス→ハッピーエンド。
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後 編
次の日、私はとあるサーヴァントの部屋に足を運んだ。
中にはいると部屋の主が出迎えてくれる。
アルトリアオルタが、新調したらしいサンタ服を試着しているところだったらしい。
「マスター、どうかしたのか?」
「ごめんね、急に来ちゃって」
「それは構わないが
……
なんだこれは?」
私はある手紙を彼女に手渡した。私は言わずに目で読んでみて、と合図する。彼女は首を傾げつつ、封を切る。
中身を開けて目で文章を追う。すると途端にアルトリアオルタは大きく目を見開いて私を見た。
「立香、本当にそれでいいのか?」
「
……
うん」
「
……
本当に?」
「うん」
「そう言うわりには顔が納得してないみたいだが?」
アルトリアオルタに指摘され、私はぐっと押し黙った。
「これでいいんだ。うん、これで」
何がこれでいいのか。いや、これは自分自身にそう言い聞かせているだけだ。そうでもしないと、本音が出てしまいそうになるから。
「
……
マスター」
「これはみんなには内密で。私が彼を呼ぶから」
「
……
」
私の計画を説明すると、アルトリアオルタは苦虫を噛み潰しているような表情をしつつ、私と手紙を交互に見る。
おそらく、手紙の言うとおりに動くべきか、おそらく気づいているであろう私の本音を吐き出させようと考えているんだろう。
アルトリアオルタも、本当はいい人だ。言動は本物のアルトリアと比べると口が悪かったりするが、こうやって私を気遣ってくれている。言葉ではそんなことを思っていないと言うだろうが、瞳は優しいのだ。新宿でも、困っていたところを見つけ、一緒に戦ってくれた。
アルトリアオルタは手紙をポケットに入れて、私に背を向けた。
「分かった。マスターがそういうのなら、そうしよう。ちょうど、"約束”があったしな」
約束とは何なのか分からないが、やってくれるのならそれでいい。私はお願いね、と言うと彼女も頷いた。
私は彼女の部屋を出て、マイルームに戻った。
マイルームに戻ると、私はプレゼントの準備をする。
去年まではサンタ(ある時はトナカイ)としてそれだけにしていたが、今年は個人的にあげたいと思う。だから普段はサンタとしてプレゼントを用意していたが、藤丸立香としてのプレゼントはみんなが眠っている時間
――
夜中にひっそりと用意していた。そのためか、少しだけ眠気やら体がだるいやら、いろいろと支障がでてきている。
でも、そうでもしなければ、気持ちが収まらない。
じっとしていたら、気持ちが沈んでしまう。それを避けるためでもある。たまに、アルテラサンタに心配をかけてしまうが、時々手伝ってくれたこともあって、予定より少し早めに準備が終わりそうだ。
「よし、これで後は当日を待つのみ」
みんな、喜んでくれるといいな。
そう思いながら袋に包まれたたくさんのプレゼントを見つめる。
喜ぶ顔を思い出すだけでこっちも嬉しくなる。
私は久々の、早寝をした。ベッドの中は気持ちよくて、瞼を閉じればすぐに意識を手放した。
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