─6つ子の邸宅
それは、試されてるな。
自分と競馬のどちらを取るか・・・!
え~!?そういうことッ!?
いやぁ、違うと思うなあっ!?
なぜ違うと思うんだ?
うーん。なんかね?
俺が煮込み食ってた探偵と話してる間に
蹄鉄みたいなの持ってきてたんだよな?
蹄鉄って・・・さっきテレビのニュースで
やってたやつかな?
新聞にも載ってるよ。
ほら、ここー!
『赤塚競馬場のヌシと呼ばれている
常連のAさんの蹄鉄チャームが行方不明。
Aさんは急に持病の腰痛が良くなり・・・
「あの蹄鉄は呪われていたのかも」
「無くしてかえって良かった!」
「スッキリした!」と、言っている』
・・・!?なんだこりゃ?
まあ、それがその蹄鉄だとして・・・
持ち主がいらないなら問題ないのかなあ?
とにかくその令嬢と婚約が決まらないと、
僕ら路頭に迷うハメになるかも
知れないんだからね!・
フッ。そろそろ時間だ。
では、俺の花嫁候補の顔でも
見てくるとするか・・・!
まだお前の花嫁だって
決まったわけじゃないからね?
いってらっしゃーい!
─ホテルアカツカ
レストランFUJIO
・・・・・・・。
(ものすごい美人じゃないかーッ!?
そんな事、一言もきいてないぞ!?)
ホエホエ?カラ松くん?
大丈夫だスか・・・!?
おやおや~?
熱でもあるのかヨ~ン!?
だ、・・・大丈夫だ。
カラ松くんの趣味はなんだスか?
えっ!?趣味?・・・ギターを少々・・・
おやおや!芸術的な趣味を
お持ちなんだヨ~ン!!
・・・ギター?
おやおや?
ギターに興味がおありみたいだスよ?
趣味が合うんじゃないだスか~?
・・・えっ?あ、そう・・・
ギターを見に連れてていってくれる?
おやおや!
トト子さんが積極的なんだヨ~ン!
これはもう、運命じゃないのかヨ~ン?
─お茶の子楽器店の前
ええー・・・。こういう展開になるとは・・・
色々と不意を突かれ過ぎて
ペースが乱れまくりだ!しっかりしろカラ松!
楽器店の前で待ち合わせざんすか。
6つ子のお見合い相手・・・
どうも怪しいざんす。
お待たせー、松野さん!
(ええーーッ!?
さっきと全然雰囲気が違うんだけど!?)
さーってと。
ギター弾けるんだっけ?
ギターの試し弾き、してくれるかしら?
フッ!俺の花嫁候補よ・・・!
君にこの歌を捧げよう。
(♪ジャーン・・・!)あ~ああa
歌はいいから、店長と話ししてて!?
ね!お願いっ!
え?あ・・・はい。
「どういうの探してるのー?」
俺にピッタリな、ワイルドで
それでいて優雅な・・・そんなギターは
・・・あるか?
「これなんかどうー?」
(ジャカジャーン・・・!)
ウシシシシシ・・・!
シェエエ!?出たざんすー!
怪盗キッズ・・・!?
「あ~、お連れさんが見てるそのギターね。
なんかいつの間にか店に置いてあってね?
気味が悪いけど、捨てるのもアレで・・・」
・・・いつの間にか?
・・・この象眼の装飾・・・これだわ。
このギター・・・。(ガッ)・・・きゃっ!!
キャッホーイ!
(だーッ!!)
あ!ギターを持って
店から飛び出していったざんす!
こらーッ!!待てーー!!
(ダダダーッ!!)
あ!?出て行った?えっ!?
あ・・・、え、えーと。(ポローン♪)
このギター買います。