西の人
2026-05-30 17:31:26
16625文字
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名探偵イヤミ 傀儡の少年怪盗団




4話


─ホテルアカツカ
 レストランFUJIO

デカパン
ホエエ!本日はお日柄もいいだス!

ダヨーン
松野家ご子息おそ松様と
弱井家ご息女トト子様のお見合いの席を
設けたんだヨ~ン!

デカパン
松野家のお父様とは、古い知り合いなんだス!
こんなに立派なご子息がおられたんだスな。

ダヨーン
マツノ・コンツェルントップの御曹司、
どこかで見覚えがある気がするけど
気のせいかヨ~ン・・・。

おそ松
まあ、似てるのがいるんじゃない?
そもそも、親と知り合いだったのか。
そこに驚くわ。

デカパン
財閥のご令嬢であるトト子様は
とても美しいんだス!

デカパン
ホエホエ~!
見とれてるんじゃないんだスか?
ホエエ~!

おそ松
あ、え?えー。まあ。
・・・まあね?

トト子
・・・・・・。

ダヨーン
おやおや~?
恥ずかしがってるのかヨ~ン!
可愛いんだヨ~ン!(ペロリッ)

デカパン
お父様からは、6人のご子息の内
誰か1人でもトト子様との縁談がまとまる様
お願いされているだス。責任重大だス。

デカパン
まとまれば
ワスに金一封くれるそうだス!

ダヨーン
(バシッ)
それは言わなくてもいいんだヨ~ン!

デカパン
そうだっただス。
お前も早く二人の会話が弾むように
話しを振るんだス。

ダヨーン
そうだったヨ~ン!
トト子さんは現実的でしっかりしている
お嬢さんなんだヨ~ン!

ダヨーン
今日の服装をカジュアルで指定したのも
彼女なんだヨ~ン!おホホホ!
素顔のあなたを見たいんだヨ~ン!!

おそ松
え?・・・ああ、そうなの。

デカパン
おそ松くん、趣味はなんだスか?

おそ松
え、趣味ッ?・・・競馬・・・

ダヨーン
おやおや!上流階級らしい趣味を
お持ちなんだよ~ん!!

トト子
・・・競馬?

デカパン
おやおや?
競馬に興味がおありみたいだスよ?
ここはお誘いしてみては?

おそ松
え!?・・・ああ、そう・・・ね。

トト子
競馬に連れていってくれませんか?

ダヨーン
おやおや!
トト子さんが積極的なんだヨ~ン!
これはすぐ、まとまるかもしれないヨ~ン?

 
─競馬場

おそ松
うひぇー。こういう展開になるとはな?
えーと・・・

トト子
こっちこっち!早く~!

おそ松
んっ!?
VIPラウンジ席じゃなくていいのっ?
ああ~、一般観覧席に入っていっちゃったよ。

トト子
松野さん、
そこで煮込み食べてるオジサンと
ちょっと話しててもらえる?

おそ松
えー?なんでッ!?

トト子
いいから!お願いっ!

おそ松
えー・・・?・・・なんでッ!
はあー、行っちゃった。
・・・ふう。・・・どう、当たってる?

イヤミ
・・・ぼちぼちざんす。

 
《それでは第2レースのスタートです!
 ♪パラッパパラッパ~》

 
(わー!わー!いけー!)

おそ松
いけーッ!!

イヤミ
いくざんすーッ!!
・・・ちょ!?・・・見るざんす!

おそ松
・・・ん?・・・え?何?
俺の連れ?パンツでも見えたっ?

イヤミ
向こうのオジサンの所でなんかしてるざんす!
コソコソってしてるざんす!・・・
あ・・・戻ってきたざんす。

トト子
お待たせ~!行きましょ!

おそ松
えー!!今っ?
まだレースの途中なんだけど?
・・・えー・・・?ちょっ、まっ・・・?

イヤミ
・・・ニート怪盗の目は誤魔化せても、
この名探偵イヤミの目は騙せないざんすよ。
あのお嬢さん、怪しいざんす。