─ホテルアカツカ
レストランFUJIO
ホエエ!本日はお日柄もいいだス!
松野家ご子息おそ松様と
弱井家ご息女トト子様のお見合いの席を
設けたんだヨ~ン!
松野家のお父様とは、古い知り合いなんだス!
こんなに立派なご子息がおられたんだスな。
マツノ・コンツェルントップの御曹司、
どこかで見覚えがある気がするけど
気のせいかヨ~ン・・・。
まあ、似てるのがいるんじゃない?
そもそも、親と知り合いだったのか。
そこに驚くわ。
財閥のご令嬢であるトト子様は
とても美しいんだス!
ホエホエ~!
見とれてるんじゃないんだスか?
ホエエ~!
あ、え?えー。まあ。
・・・まあね?
・・・・・・。
おやおや~?
恥ずかしがってるのかヨ~ン!
可愛いんだヨ~ン!(ペロリッ)
お父様からは、6人のご子息の内
誰か1人でもトト子様との縁談がまとまる様
お願いされているだス。責任重大だス。
まとまれば
ワスに金一封くれるそうだス!
(バシッ)
それは言わなくてもいいんだヨ~ン!
そうだっただス。
お前も早く二人の会話が弾むように
話しを振るんだス。
そうだったヨ~ン!
トト子さんは現実的でしっかりしている
お嬢さんなんだヨ~ン!
今日の服装をカジュアルで指定したのも
彼女なんだヨ~ン!おホホホ!
素顔のあなたを見たいんだヨ~ン!!
え?・・・ああ、そうなの。
おそ松くん、趣味はなんだスか?
え、趣味ッ?・・・競馬・・・
おやおや!上流階級らしい趣味を
お持ちなんだよ~ん!!
・・・競馬?
おやおや?
競馬に興味がおありみたいだスよ?
ここはお誘いしてみては?
え!?・・・ああ、そう・・・ね。
競馬に連れていってくれませんか?
おやおや!
トト子さんが積極的なんだヨ~ン!
これはすぐ、まとまるかもしれないヨ~ン?
─競馬場
うひぇー。こういう展開になるとはな?
えーと・・・
こっちこっち!早く~!
んっ!?
VIPラウンジ席じゃなくていいのっ?
ああ~、一般観覧席に入っていっちゃったよ。
松野さん、
そこで煮込み食べてるオジサンと
ちょっと話しててもらえる?
えー?なんでッ!?
いいから!お願いっ!
えー・・・?・・・なんでッ!
はあー、行っちゃった。
・・・ふう。・・・どう、当たってる?
・・・ぼちぼちざんす。
《それでは第2レースのスタートです!
♪パラッパパラッパ~》
(わー!わー!いけー!)
いけーッ!!
いくざんすーッ!!
・・・ちょ!?・・・見るざんす!
・・・ん?・・・え?何?
俺の連れ?パンツでも見えたっ?
向こうのオジサンの所でなんかしてるざんす!
コソコソってしてるざんす!・・・
あ・・・戻ってきたざんす。
お待たせ~!行きましょ!
えー!!今っ?
まだレースの途中なんだけど?
・・・えー・・・?ちょっ、まっ・・・?
・・・ニート怪盗の目は誤魔化せても、
この名探偵イヤミの目は騙せないざんすよ。
あのお嬢さん、怪しいざんす。