西の人
2026-05-30 17:31:26
16625文字
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名探偵イヤミ 傀儡の少年怪盗団


1話

 
─オークション会場

競売人
《・・・超マイナー画家のピッグマンの作。
 『異様な花の絵』
 70AKドルから!スタート!!》

競売人
《・・・80AKドル、右の方90AKドル、
 はい、電話の方120AKドル!
 150AKドル!他にはおられませんか?》

 
「ハックション!!」

競売人
《ドアの前の警備員の方?
 今のくしゃみは入札の合図!?
 えっ?違う!こりゃまた失礼ッ!》

会場の人々
(ワハハハハ・・・!)

カラ松
フッ・・・。景気がいいな。

競売人
《笑いで景気が良くなった所でハイ!
 手が上がった!160AKドル!
 左の方170AKドル!・・・》

競売人
《・・・180AKドル、右の方190AKドル、
 はい、電話の方200AKドル!
 210AKドル!他にはおられませんか?》

イヤミ
は、・・・はいざんすッ!

競売人
《出っ歯の方!220AKドル、
 他にはおられませんかぁ?
 はい、電話の人230Akドル!》

カラ松
今だ。指で3と合図しろ。
これで一気に30AKドルをのせて、
他を振り切る。

イヤミ
は、・・・はいざんすッ!
260AKドル出すざんすッ!

カラ松
よし、いいぞ。

競売人
《出っ歯の方!260AKドル、
 他にはおられませんかぁ?》

イヤミ
ドキドキするざんす!

カラ松
大丈夫だ、堂々としていろ。
この「儀式」が済めば、
あの絵はお前を主人と認識するだろう。

 
─オークション会場のバックヤード

チョロ松
こっちはOK!
バックヤードで既に待機中。

チョロ松
僕らの屋敷から持ち出した物を
こんな形で売りさばいて儲けてるなんて
酷いよね!まったく。

一松
まあ、これが世の常だね。

十四松
酷い世の中だねーッ!
ぷんぷーん!!

カラ松
『・・・競売人の声をよく聞いてろ』

チョロ松
わかったよ。作戦通り。

一松
後方、特に異常なし。

十四松
異常なーしっ!!

 
─オークション会場の外

チョロ松
《外はどう?》

トド松
周りの道の偵察は終ってるよ!
このブロックを一周回って
今、裏口正面に戻って車を停めた。

警察官
・・・・・・・。
(スタスタ、スタスタ)

トド松
・・・ん?
あれ?いまそっちへ誰か・・・

 
(ガチャ・・・ギギ~ッ)
(・・・カツコツ、カツコツ)

十四松
あ、おつかれさまでーす!

一松
えっ?

チョロ松
えっ?

警察官
大変でーす!犯行予告がありました!
ここのビルに爆弾が!
今すぐ、退去してくださーい!!