─オークション会場
《・・・超マイナー画家のピッグマンの作。
『異様な花の絵』
70AKドルから!スタート!!》
《・・・80AKドル、右の方90AKドル、
はい、電話の方120AKドル!
150AKドル!他にはおられませんか?》
「ハックション!!」
《ドアの前の警備員の方?
今のくしゃみは入札の合図!?
えっ?違う!こりゃまた失礼ッ!》
(ワハハハハ・・・!)
フッ・・・。景気がいいな。
《笑いで景気が良くなった所でハイ!
手が上がった!160AKドル!
左の方170AKドル!・・・》
《・・・180AKドル、右の方190AKドル、
はい、電話の方200AKドル!
210AKドル!他にはおられませんか?》
は、・・・はいざんすッ!
《出っ歯の方!220AKドル、
他にはおられませんかぁ?
はい、電話の人230Akドル!》
今だ。指で3と合図しろ。
これで一気に30AKドルをのせて、
他を振り切る。
は、・・・はいざんすッ!
260AKドル出すざんすッ!
よし、いいぞ。
《出っ歯の方!260AKドル、
他にはおられませんかぁ?》
ドキドキするざんす!
大丈夫だ、堂々としていろ。
この「儀式」が済めば、
あの絵はお前を主人と認識するだろう。
─オークション会場のバックヤード
こっちはOK!
バックヤードで既に待機中。
僕らの屋敷から持ち出した物を
こんな形で売りさばいて儲けてるなんて
酷いよね!まったく。
まあ、これが世の常だね。
酷い世の中だねーッ!
ぷんぷーん!!
『・・・競売人の声をよく聞いてろ』
わかったよ。作戦通り。
後方、特に異常なし。
異常なーしっ!!
─オークション会場の外
《外はどう?》
周りの道の偵察は終ってるよ!
このブロックを一周回って
今、裏口正面に戻って車を停めた。
・・・・・・・。
(スタスタ、スタスタ)
・・・ん?
あれ?いまそっちへ誰か・・・
(ガチャ・・・ギギ~ッ)
(・・・カツコツ、カツコツ)
あ、おつかれさまでーす!
えっ?
えっ?
大変でーす!犯行予告がありました!
ここのビルに爆弾が!
今すぐ、退去してくださーい!!