望野おもち
16143文字
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DRAPLS/Prologue③

続いたよ。ダークモードなどは解除して真っ白な世界で読んでいただけると楽しめるかと。




 暗転。

 ぼんやりとした、それでもしっかり周りが見えるだけの蛍光灯の明かりが全て落ちる。ドクン、と心臓を鷲掴みにされたような感覚に息が詰まった。

「え、ちょ」
「イ"ヤ"~~~~~ッッ!!? 暗怖お化け怖怖怖!!!?!?!」
「むっ無理無理無理無理無理明かりは!? 明かり明かり明かり明かり!!!!」
「痛いの! 誰か押したの!?」
「み、みなさん落ち着いて!! 動いてはいけません!!」

 みんなパニックになっているし、私はビックリして右手のペンを地面に落とした。

「ラプラス!! すぐに明かりをつけて!!」

◆非常電源に切り替えます。
しばらくお待ちくださいませ。

 使えない!と機械へ悪態をつく剣城の焦る声がした。私といえば、宝生さんが動くなと指示した言葉を守ってじっとしていた。動くこともままならない、と言えば正しいかもしれない。けれど、何を思ったのか先程落としたペンを拾おうと膝を折った。そんなに遠くには転がってないはず。ペタ、とざらつく地面に手を置いた。

 見えないのにキョロキョロと地面を見渡して、気配を感じた右前方──