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2026-04-22 18:37:34
19484文字
Public 小説
 

【リバリン】リーバルの結婚🔞

<2025.8.31初出> リーバルの言葉も足りないがリンクの察しが悪すぎる故に拗れているリバリン

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 リーバルの結婚は、次の祝日に行われるとのことだった。
 厄災との戦いによる傷跡の復興は順調に進んでおり、戦後しばらくは忙しくしていたリンクも少し前からは暦通りの休みをもらえるようになっていた。せめてその日が平日であれば、職務に集中することでリーバルの結婚のことを忘れられるのに。修練場でがむしゃらに鍛錬に打ち込んでリーバルの結婚のことを考えないようにしようとしても、周囲から「他の者たちが休息を取りにくくなってしまうのでちゃんと休んでくれ」と嗜められてしまう。リーバルとの関係はずっと誰にも話していなかったので、結婚のことを伏せるにしても誰に相談して気を紛らわすわけにもいかない。リンクは八方塞がりに陥ってしまった気分のまま、淡々と近づいてくるその日を前にどうすることもできなかった。

 リーバルの結婚を明日に控えた夜、リンクはやっぱりリーバルの家を訪れていた。こんな日にまでリンクを誘うリーバルもリーバルだが、それに応じてしまうリンクもリンクだった。厚い布が垂らされた戸口のすぐ近くにはリーバルがつい数日前に作り上げたばかりの、リーバルの羽を用いた見事な羽飾りが掛けられている。リンクはリーバルが自身の羽の中でも一等美しいものを選び抜くところからあの羽飾りが完成するまでの一部始終を見守っていたので、リーバルがどれだけ丁寧にあれを作り上げたのかを知っている。それはリーバルが結婚相手に捧げる思いの強さに他ならなくて、リンクは心を奪われるほど美しく仕上がった羽飾りを視界に入れるのが苦痛になっていた。

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「結婚前夜に、こんなことしてていいの?」

 一緒に食事を済ませた後、リーバルに繰り返し口付けを受けていたリンクはそのままの流れでベッドに押し倒されてやっと、そんなことを問うた。抵抗するつもりもないくせに、口先だけの言葉を吐いてしまう自分が嫌になる。

「準備は全部済んでいるんだ、構わないだろう?」

 それとも嫌なのかいと伺うリーバルの言葉を、首を振って否定する。
 どこか遠い国では、独身の最後の夜に羽目を外して夜遊びする風習があるのだという。リンクは昔城に来た吟遊詩人から聞き齧った話を、まるで言い訳の理由を探すかのように頭の片隅に思い出していた。結婚前の、最後のひと遊び。リーバルはそんなつもりでリンクを抱くのだろうか。そんなリーバルに、リンクは流され続けてしまっていいのだろうか。

……いいか。どうせこれが最後なのだから。)

 頭の中が鈍く痺れるようにぼんやりする。リンクは何だか考えることに疲れてしまって、リーバルの結婚を知ったその日からずっと抱えていた後めたさを手放すことにした。リーバルの結婚相手への申し訳なさとか、今更になって思い浮かぶこれまで選ばなかった選択肢への後悔だとか、ギシギシと軋む胸の奥の痛みだとかは、今は全部忘れよう。欲の炎が灯った目でこちらを見下ろすリーバルの嘴をペロリと舐めて、リンクの顔の横に置かれていたリーバルの手を取り自分の身体へと導く。

「いっぱい、リーバルの跡を残してよ」

 ──それで、リーバルのことを諦められるように。
 忘れようと決意したそばから未練がましくそんなことを考えている自分がおかしくて、リーバルを見上げるリンクの口元にうっすらと笑みが浮かぶ。
 リーバルはリンクの言葉に少し目を丸くしたあと「積極的だな」と言って嬉しそうに笑い、リンクの望みを叶えるべくリンクの身体を隅々まで貪った。