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ここ
2026-04-22 18:37:34
19484文字
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小説
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【リバリン】リーバルの結婚🔞
<2025.8.31初出> リーバルの言葉も足りないがリンクの察しが悪すぎる故に拗れているリバリン
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リーバルの結婚の準備は順調に進んでいるようだ。その日リンクは数週間ぶりにリーバルに抱かれていた。深く受け入れたリーバルの熱がリンクの胎の奥で弾け、熱い精液が注がれるのを感じる。精を吐き切ったリーバルの物がズルリと引き抜かれ、緩んだ後孔から精液が垂れる感覚にリンクは甘い息を漏らしながら肌を震わせた。
「ん、っ、リーバル
……
」
リンクはリーバルがベッドサイドから身体を拭くものを取ろうとする腕を小さく引いて制し、隣に来て欲しいとねだった。胎の中に出したモノの処理をしなくちゃと眉を顰めるリーバルに、あとでするからいいよと返す。身体のことを思えば早く掻き出したほうがいいことはわかっているが、なんとなく、リーバルの名残をまだ感じていたい気分だった。そんなことを考えていると知られたきっと気持ち悪いと思われてしまうと思ったが、リーバルはリンクの行為をただの怠惰だと思ったらしい。
「ものぐさな奴」
そんな小言を言いながらも、リーバルはリンクの手に引かれるがままにリンクの横に寝そべってくれた。
—
-
「ねぇ、聞いてもいい?」
ベッドの中でピッタリと寄り添いながら、リンクは思い切ってずっと聞きたかったことを聞いてみることにした。
リーバルがリーバルの結婚相手を好きになった理由だ。
リンクがリーバルの結婚の話を知ってしまってからそれなりに時間が経過していたが、当のお相手のことについては何も知らなかった。この村の住人なのか、別の里の者なのか。種族や年齢など、全てが謎だ。リーバルが自身の結婚を秘密裡にしたがっているのだから、他の誰にも聞くわけにもいかない。本当はリンクにだって知られたくなかった話なのだ。けれど記憶は消せないし、知ってしまったからには気になるし、事後の気だるい雰囲気の中ではリーバルの嘴も緩むかもしれない。それを聞いたところでしょうがないと分かってはいるが、聞いてみたい気持ちを抑えきれなかった。リンクが「どんなところが好きなの」と尋ねると、リーバルが一瞬嫌そうに顔を顰めるのが分かった。
「嫌なら言わなくていいよ」
リーバルの機嫌を損ねたくなくて前言を撤回する。しかしリーバルは怒ったような顔をしながら「別に嫌とは言ってないだろ」と言ってリンクのことをぎゅっと腕の中に閉じ込め、ポツポツと話し始めた。
「まず、目かな。僕の好きな、美しい空の色だ」
──俺の目も青いよ。
リーバルの胸元を見つめながら、リンクは声に出さずに呟いた。結婚相手を思い浮かべながら紡がれるリーバルの声はいつになく優しかった。リンクの頭の上にあるリーバルの顔は、いったいどんな表情を浮かべているのだろう。見たいような、見たくないような。そんなリンクの胸中を知るよしもないリーバルが言葉を続ける。
「毛並みも。ずっと顔を埋めていたいって思う」
多分そうだろうなと思ってはいたが、リーバルが毛並みを誉めるからにはやはりリーバルの結婚相手はリト族の誰からしい。リンクはまさに今リーバルの顔に当たっている自分の髪を思い浮かべて、リトの毛並みにはとても敵わないなと思った。リーバルも自身の羽毛の手入れには余念がなく、丁寧に櫛けずかれ香油を塗り込まれた羽根はいつも艶々と宝石のように輝いていた。平和な世になったのだから、リンクだってその気になればもっと身だしなみに気を使うこともできたのに。そうしてこなかった自分を恨めしく思っても後の祭りだ。じんわりと苦い後悔を噛み締めるリンクの頭上から、「これは初めて言うけど」という少し硬い前置きが聞こえる。
「意志が強いところが好きだ。責任感が強いところも好ましく思うよ。頑固すぎてムカつく時もあるけど、僕と張り合うならそれくらいの気概がなくちゃ」
リーバルの結婚相手は、外見だけじゃなくて内面もリーバルに随分と気に入られているようだった。リーバルは元々同族贔屓なところはあったが、それを差し引いてもちょくちょくリーバルを怒らせてしまうリンクに対する評価とは大違いだなと思う。自分で尋ねておきながらそれ以上聞いているのが辛くなって、リンクは「それから──」と言葉を続けようとしたリーバルの腕の中で小さく首を振った。
「満足した?」
「うん」
「ならいいけど」
表情こそ見えないが柔らかいリーバルの声がチクチクと心に沁みて、リンクに己の惨めさを再認識させるようだった。リーバルの種を蒔かれたままの胎が、思い出したかのように小さく痛んだ。
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