ふと、時計を見ると随分と時間が進んでしまっていました。もう帰らないと。牧場のメリープたちがお家に帰ると道が一気に暗くなってしまいます。
「もうこんな時間ですね。今回の反省会はお終いです。暗くなる前に帰りなさい」
「はい、ありがとうございました。また来週来ますね」
失敗はしてしまったけれど、大切なことを学べた気がします。リオルとの距離が縮まったような気も。今日は手を繋いで帰ろうかと話す私たちに、先生が優しく声をかけてくれました。
「君達はまだ幼い。たくさんの可能性を秘めている。だからね、この施設や学校だけでなく、たくさんの世界を見なさい。たくさんの人やポケモンと関わりなさい。そうして出来た繋がりや経験が、きっと君達の世界を明るくするはずですから」
「
……はい!」
日が沈み始めた帰り道。いつもはママに持たされたポケじゃらしをしっかり握りしめて、少し早足で帰る道。普段ならちょっと怖い道も、リオルとならちっとも怖くありませんでした。
……この後、すごいドヤ顔のマリルを抱えて「ルリリがいきなりまん丸になった!」と慌てるお兄さんと一緒に、来た道を引き返すことになったのはまた別のお話です。
次のお話
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