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芹沢亀吉
2026-01-10 09:57:10
12543文字
Public
風刺
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2025年12月8日
暴虐な軍国主義者の楠木武が恥をかく物語の通算121話目。女性が全裸になる場面もありますよ(白目)。
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「そうか。まさか核攻撃を無力化するとは思わなかったが、一旦消えてくれたなら有難い。次現れたら何としても息の根を止めんと。合衆国はこの地球全体に君臨する偉大な国。その偉大な国の大統領である俺様は地球の主に等しい。その俺を、合衆国を脅かす存在はどんな手を使ってでも滅ぼさねばならんのだ。」
このタネンの物言いの傲慢さ、思い上がりはつい先程死亡した横堤のそれを遥かに凌ぐ。一度落選し再び合衆国大統領に返り咲いたタネンは以前大統領だった頃より遥かに傲慢かつ卑劣な性格になっている。この増上慢極まりない合衆国大統領は何時まで地球の主を気取っていられることやら。
「駄目です!この悪天候では軍の出動自体が困難です!」
「核だ!ありったけの核を撃て!合衆国大統領である俺様が撃てと言ったんだから早く撃つんだ!」
今度は地下空洞世界からアメリカ本土に現れたスキュラとシーモ。一足早くシカゴに出現したシーモが空に向かって超低温光線を吐きアメリカ合衆国のほぼ全域を覆う大寒波、そして猛吹雪を発生させ、いきなりの悪天候にアメリカ軍が動けない中ロサンゼルスに出現したスキュラが次々とアメリカ軍の拠点を破壊していく。既に核攻撃を無力化することを覚えたシーモがいるだけにタネンの無理押しによる核攻撃は全く意味をなさない。
「あり得ない!こんなことはあり得ない!この地球に君臨する合衆国がこんなに脆い筈が無い!何だこの出来の悪いドッキリ番組は!?」
「残念ながら大統領、これはドッキリ番組などではありません!これは現実です!」
2025年12月8日の時点で、日本政府を事実上瓦解させた時点で東京から10000km以上離れた地点のホワイトハウス内のタネンが発する濃厚な邪念を感じ取っていた2神は大した時間を費やすことも無くアメリカ全土をほぼ壊滅させた後ワシントンD.C.にて合流し、地球の主を気取る傲慢なタネンも合衆国の首都が崩壊していくのを画面越しに観て小物臭く狼狽えるばかり。
「エアフォース・ワンは、エアフォース・ワンはまだかぁ!?」
「大統領!この猛吹雪の中で飛ばすのは無理です!」
「何だと!もういい!自分で飛ばす!貴様はクビだ!」
いくらタネンが駄々をこねてもエアフォース・ワンを猛吹雪の中飛ばすこと自体無理な話。国外逃亡を企てているタネンは自ら操縦席に座り操縦を試みるもエアフォース・ワンの機体は全く動かない。
「飛べ!飛べ!飛べぇ!合衆国大統領である俺様が飛べと言ったんだから、うわぁ!」
不意にエアフォース・ワンの機体が真っ二つに割れ、外に弾き出されたタネンの目の前にスキュラとシーモの姿が。
「う、うわぁああああ!」
2体の巨神に睨まれ絶叫したタネンの股間から独特の悪臭を帯びた黄色い液体がドバっと溢れ出るも、周囲の気温が低過ぎてあっという間に凍り付く。
「この化け物共!合衆国大統領である俺様のケツを舐めてみろ!」
恐怖の余り頭の中の何かが壊れたのか、タネンは尻を露出させるためズボンを脱ごうとしたとはいえ、股間部分が凍り付いていてそのズボンを脱ぎたくても脱げない。無理に脱ぐと股間部分の生皮を剥ぐことになりかねないが。
「畜生!畜生!今畜生!」
と叫びたい衝動に駆られるも寒さの余り声が出ないタネン。2神は悪あがきさえ出来ないタネンを少しの間放置し何かを打ち合わせしている。ちなみにタネンの取り巻きは全員既に全員死亡していて半数はエアフォース・ワンの機体が真っ二つになった際の全身打撲が、残りは酷寒が死因。
結局楠木を亡き者にした時と同じくスキュラが前脚を振り下ろしてズボンを脱げなくてお困りな合衆国大統領(笑)の全身をグチャグチャに潰し、2神は2025年が終わるよりも先にアメリカ合衆国を終わらせることに成功した。(終)
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