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匣舟
2025-12-14 18:40:59
16321文字
Public
RKRN
おかしといたずらどーっちだ?
秋リクエストで頂いたハロウィンパーティーをするいちは乱です。
更新系で進めていきます!遅くなってすみません!
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Q.おかしといたずらどーっちだ?
十月の最終日と言ったら思い浮かぶのはやはりハロウィンで街中では仮装をして浮かれている人や、ハロウィンのお決まりの言葉を言い合ってお菓子を渡している人々が街中で見かけられ、街はハロウィン一色になっている。乱太郎が通っている大学でもハロウィンで浮かれている学生たちが大勢おり、中には仮装をして講義に出席する学生もいれば、ここぞとばかりにお金を持っているであろう教授たちにお決まりの言葉を言ってお菓子をせびる学生もいるのだという。
そんなハロウィンに浮かれている人たちに限らずやはり乱太郎がいつも一緒にいる友人たちもハロウィンという行事に浮かれているようで、ゼミで使っている教室で放課後ハロウィンパーティーをしよう!という連絡が五日前にそういう行事がだいすきな団蔵によって計画されており、全員参加!というチャットが三日前にグループトークで送られていたのも記憶に新しい。
「よーし、全員揃ったあ~?」
「「「おー!」」」
放課後にいつもゼミで使っている教室が準備をしてくれた計画者の団蔵と飾り付けが得意な兵太夫と三治郎がしてくれて衣装は団蔵と虎若が近くのショッピングモールで買ってきてくれた衣装を一人ずつルーレットで決めるということになっている。
この教室に来た人からプロジェクターに投影されたパソコン画面のルーレットを回していき、自分が着る仮装を決めていく。団蔵と虎若が用意した衣装は、キョンシー、吸血鬼、警察官、ナース、シスター、ゾンビ、狼男、メイド、囚人、執事、スモック服の十一種類で、普通じゃつまらないという団蔵の遊び心によってこの中には女性用の仮装衣装が紛れておりキョンシー、ナース、シスター、メイドの服に当たった人は強制的に女装をしなければいけなくなるということだ。
衣装に女性服が紛れていることを知った彼らの目つきは瞬時に変わり、時折ルーレットを回した後に舌打ちが聞こえたり、よっしゃああ!という歓声の声が聞こえたりしたが、難なく全員仮装衣装に着替え終わって、全員が集まった瞬間にドッと笑いが起こる。
「団蔵、お前スモック似合ってね~!」
「はあ!?似合ってんだろうよ~!このたくましい足見てみろよ~!」
虎若にそう言われた団蔵が半ズボンをたくし上げると、各方面からうわ~!という悲鳴が聞こえる。団蔵は悲鳴を受けた後、仮装をしている友人たちをくるりと見渡して女性服が当たった友人たちを見てにやりと笑った。
「女装が当たったのは庄ちゃんと伊助と、兵太夫と乱太郎かあ~。」
「
…
くそ、なんでこいつらに選ばせたんだ
…
いくら多忙だったとしても自分で選ばなかった自分を恨みたい
…
。」
「まあまあ、いいじゃないか。これも醍醐味だってことで。」
「庄ちゃんたら、本当に冷静ね
…
。」
団蔵からのにやりとした目がムカつくのか兵太夫は盛大に舌打ちをするが、隣にいた庄左ヱ門が兵太夫より少し長いスカートを履きながら冷静な顔で兵太夫を宥めている。そんな庄左エ門の隣にいる伊助は女装にあたったことに対してムカついていたものの、兵太夫よりスカート丈が長かったことに安堵しており、兵太夫を庄左エ門と一緒に宥めているところだ。
一方、シスター服が当たった乱太郎は少し顔を赤らめながらベールをいじっている。その様子を見ていた団蔵は思わず笑ってしまい、その笑い声に気付いた乱太郎はぷぅっと頬を膨らませながら言う。
「
……
笑わないでよ、団蔵。私だって女装が当たったことが不本意だったんだから
…
。本当に私って不運だよ
…
。」
「
……
くっ、ふふ
……
ごめん、ごめんって乱太郎。でもさ、乱太郎に女装はとっても似合ってると思うぜ?」
「いや、そんなこと言われたってちっとも嬉しくないんだけど
…
。」
「ちぇ。そう言うと思ったぜ。」
団蔵の言葉に乱太郎は不服そうな表情で睨むが、そんな表情をしている乱太郎が団蔵にとって
…
いや、この場にいる全員が可愛くてしょうがないと思っていることなんて乱太郎は微塵も知らないだろう。乱太郎を除く全員が団蔵と乱太郎のやり取りを微笑ましそうに見ている中、伊助がパチン!と手を叩いてこう言った。
「ほら、団蔵。そろそろ乾杯の音頭とってよ。」
「お、そうだな。んじゃ、全員グラス持ったかー!」
「「おー!」」
団蔵の一言で全員、各々飲み物が入ったグラスを持つ。ジュースを持っていた者もいれば缶ビールを持っていた者もいる。みんな持ったのを見渡して確認した団蔵は満面の笑みでこう叫んだ。
「それじゃあ、ハロウィンパーティーを楽しもうぜ~!!」
「「おお~~~!!」」
パン!パン!パン!というクラッカーの弾ける音と、乾杯!!の声とともに彼らのハロウィンパーティーが始まった。
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