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RonpaDearR



:(5章

キィが、A・S・1が、アパタイトが、死んだ。
残されたのは十河みなみと自分……純愛くんのみである。

コロシアイの終了はまだ告げられない。
たった二人になってなお、黒幕は満足していないらしい。

純愛くんは、苦しかった。
苦しくて苦しくて、しょうがなかった。

この厄災を招いたのは、もしかして自分ではないかと思って。
早く死んでしまいたかったのに、ここまでズルズルと生きてしまった。

運命から逃れたくて、愛を名乗ってみたりしたけれど。
名前を誤魔化したところで、本質は全く変わりませんでした。

どうすれば良いのか、と考えて。迷って、嘆いてばかりで。
ずっと、崖から飛び降りる勇気も出なくって。

けれど今。自分に出来る唯一のことはこれしかないと思ったから。

ぐるぐると、結び目が解けないようにとしっかり縛って。
万が一にでも失敗しないようにと祈った。

どうか、自分がここで死ぬことが災いとなりますように。
皆を苦しめたものが、報いを受けますように。

純愛くんは、踏み台を思い切り蹴飛ばした。

【5章自殺】純愛くん→邪神くん
超高校級の???→疫病神

――――

お疲れ様でした!

よく頑張ったね、みなみくん!

お父さんも君のことを褒めてくれてるよ!

――――

「おそーい!やっとみんないなくなったんだ」

【黒幕】十河みなみ

みなみの目は、吊るされた死体を写さない。けれどもこの場に息づく気配がなくなったのは感じ取れた。
ようやくいなくなってくれたのか、想像していたよりも長い道のりだった、と。みなみは手の中にあるホロスコープを撫でた。

父から贈られたそれは、新品であった時と比べるとだいぶ擦り切れている。
こうやって触り続けていたら、いつかなくなってしまうのかな、なんて考えたりもして。

……閑が地球人に殺されるのは誤算だった。異星人ばかり警戒していたけれど、地球人にだって碌でもない奴がいることを忘れていた。
やっぱり、どこに行っても幸せになれないのかなあなんてイラついたけれど。

今、こうして。戻ってきてくれたのだから、全部どうだっていいのだ。

「おかえり、しずかお姉ちゃん」

【復活】新代閑

これは、誰も死なないコロシアイだ。
コロシアイという儀式を経て、地球に蔓延る人類を一種にするための第一歩だ。

死んでいったものたちも、やがて傷ひとつない状態で蘇ることでしょう。
当人が死にたいと望んでいても、それは許されるべきことではないのですから。

物語は大団円で終わるべきだと、誰もがそう願っている。

新代閑は、自らの心臓が確かに動いているのを感じた。
確かにあの時、死んだはずなのに。己の命が消えていく感覚に、世界を呪ったはずなのに!

けれど、今はそんなことよりも。
微笑みこちらへ近づいてくる、十河みなみのことが恐ろしくって仕方がない。

……貴方が、全部。やったんですか」

閑は困惑したまま、言葉を紡ぎ続けた。

「教えて、貴方が このコロシアイの……手引きをしたの?」

「そうだよ、お姉ちゃん」

みなみは閑の手を握る。
大切な宝物にするのと同じように、優しく包み込んだ。

「帰ろう、おうちに」

――――

異星人という名の悪役が死んで、地球人に生まれ変わって。

犠牲者なんて最初からいなかったんだってことになるなら、それは幸せな結末なんじゃないでしょうか。

昔から言うでしょう、終わりよければ全てよしと。
貴方も望んでいたでしょう、誰も死なずに生きていて欲しいのだと。

星が瞬いています。彼らを祝福しています。

再上演はこれで終わり。これからは昔のように、赤い血でこの星を埋め尽くしましょう。

:(さよなら!皆様!また明日!