はいで
2025-11-16 13:32:02
24560文字
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鏡合わせの挑戦者

文字数:約22,000文字(本文のみ、あとがき含まず)
もしもサバージオスが分離に成功して、オデュッセウスと試合をしたら?
「俺と戦ってくれ」
軽やかな徒手空拳。躍動する四肢。飛び交うファンネル。
相対する二つの巨大ロボット。
「「終焉の大木馬(トロイア・イポス)!!」」
よく似た、しかし異なる意思を持った声が、輪唱する様に唱和する。

筆者は観戦したい。
…この激熱展開、どうやったら見られる?
「せや!!六騎目の霊基にサバジ移したろ!!」
つー訳で形にしてみました!
俺の考えた最強のバディ・バトル展開を食らえ!!




〇あとがき
・こんにちは、バディが正面切って戦う激熱展開が大好きな筆者です。

・FateにはApocryphaから本格的に入ったので、ジークvsカルナの宝具の同時詠唱を再現したいなと常々思っていました。
 洛陽の剣vs太陽の槍は格好いいですね
・オデュッセウスとサバージオスの場合は類稀なる、同じ宝具対決となりますので。筆者が二人を出撃させる時に感じるイメージを文章にさせていただきました。
 オデュッセウスの宝具は、青空に白い雲の様な機体爽やかでまさにthe主人公と言ったいで立ちです。
 対してサバージオスの宝具は、青空に対して異様に赤く、異質な存在感を持つ色彩です。
 そんなよく似た二人の、相反する性質を表現したくて描写をがんばりました。
・サバージオスの本来の戦い方を考証してみたかったのもある。
 『草原を駆け行く二頭の馬』でも書いた様に、多分、本来のサバージオスは騎乗の神として馬に親しんでおりましたから、乗馬しながら戦うのが元々の戦い方だと思うんですよね。
 トラキアの騎士ですし。ボストン美術館所蔵の前二世紀のゼウス・サバジオス像では馬に乗っていますし。
 オデュッセウスの徒手空拳は新しく覚えないといけないと思うんですよねー。
・なのでオデュッセウスのモーションを撮影して、コマ送りで観察したんですが
 なんで原典で剣も槍も使っているのに、わざわざ徒手空拳で戦ってるの!?
 そしてEX攻撃でマントがフッと消えて、弓が現れるのはどうなってんの!?
 滅茶苦茶に格好いい事しかわからん。お陰で戦闘シーンの殆どが筆者の妄想なんだ。
 誰か教えてくれ。
・なお、格闘シーンを描くにあたって、ケイローンvsアキレウスも見返しましたが古代ギリシャの格闘シーンのレベル高いな全力は尽くしましたが、素人なので参考程度に留めました。
 どちらかというとボクシングというよりはライダー物のアクションの方が近いよね。
・武術に関しては、素人なので戦闘シーンのテンポ感は不安が残っております。
 ですが、私にできる全力は尽くさせていただきました。この粗削りな部分も含めて、熱量を楽しんでいただけましたら幸いです。

・この物語はサバージオスの意地とプライドの話です。
 借り物の霊基に宿って戦っているサバージオスが抱えている課題を考えてみました。
 サバージオスはどうあがいても、常にハンデがある状態で戦う事になるんです。
 零落し殆どの能力を失った状態。本来の身体ではないジレンマ。借り物の霊基ゆえの制約。
 それらを乗り越えて、卒なくオデュッセウスの霊基を十全に扱って見せるサバージオスの努力と能力の高さは如何ほどの物であるのかと。筆者は思うのです。
「どうだマスター、それなりの見世物にはなったか?」
 このお茶目なセリフの裏に透けて見える気高さと、どこか自嘲気味な雰囲気。
 このセリフのバランス感覚を、筆者は描き出してみたかったのです。 

・決着は運命構図やで、ロマンあるよな。
・弦なき愛の輝弓(ペーネロペー)で決着つくのは絶対やりたかった。
 オデュッセイアと言えばペーネロペー!!オデュッセウスを語る上でペーネロペー抜きでは語れませんからね!!
 その名を叫びながらラストの一撃をぶち込むのは絶対格好いいですよ。

・この二人に思いっきり戦ってもらいたかった。
 この二人の異なる輝きを示してみたかった。
・戦友たる二人よ、どうか幸い多かれ。
 いつか最後の戦いが訪れた時にも、存分に戦って互いを讃えあえます様に。




【蛇足】
なおその他設定はこんな感じ
〇マスター:藤丸立香(男)
・オデュッセウスが初の星5サーヴァントなマスター
・オデュッセウスとの親和性が高いらしく、その後も何度か相性召喚している
・思考回路
 「わかんなかったらとりあえずオデッセイして情報収集だよね!」
 *エースのオデュッセウスに影響された結果
 *元々、善良な感性の持ち主なのだが、オデュの天然が移って更に拍車がかかる
 *マシュ・藤丸・オデュの天然トリオが並ぶとえらい事になる

〇二人のステータスについて
・オデュッセウス
 LV90~100 宝具レベル5 10-10-10 金フォウマ 肉球マ
・サバージオス
 Lv90 宝具レベル1 10-10-10 銀フォウマ

 大体、1部終盤~2部中盤で幅を持たせて想定しているので、この位が妥当かなと。
 悔いなく思いっきり戦わせたい気持ちと、現実味のバランスが難しいですわい。
 なおアペンドまで考慮するのは筆者の技量で難しいので、今回は未着手とする。

〇同期のエフェメロス姉妹について
・同じ時期に召喚されている。
 前述のとおり天然ボケばかりが集まってしまっているカルデアなので、ツッコミが苦労する。
・サバージオスとエフェメロスは特異点での攻防もあって当初険悪だったのだが。
 保護者としての苦労を分かち合う内に奇妙な連帯感が生まれ、段々と腐れ縁の悪友の様な間柄に落ち着いて行った。