2020年11月29日~2023年4月10日にかけTwitterに投稿した暴虐な軍国主義者、楠木武が恥をかく物語の通算15、21、32、36、37、38、59、68、97話目、通称『落選』シリーズ1~9の加筆修正版をPrivatter+に投稿。
落選6
(※Twitterへの投稿は2021年8月22日)
楠木武一等陸佐は一心不乱に鎌倉の大仏を拝んでいる。
「ナンミョウーホーレンソー、アーメンソーメンヒヤソーメン、何卒保守第一党公認の
大八木十郎を鎌倉市長選挙に当選させたまえ!」
楠木の懸命な当選祈願も虚しく大八木は落選、地元選挙区の鎌倉市で与党側の市長候補が落選という事態を受け、支持率低下に悩み続けていた
蓑田善徳首相は不本意ながらも内閣総辞職を余儀なくされることに。
再び鎌倉の大仏が安置されている
高徳院に押しかけた楠木は両目に激しい怒りを宿し何と実弾入りの20式小銃を携帯している。
「このデカいだけの無能大仏め!この楠木が全身全霊かけて祈ったのに結局大八木候補は落選したぞ!この落とし前をどうやって付ける気だ!答えろ!」
大仏は呆れ顔でこう言った。
「私は阿弥陀如来、人々を極楽浄土に導く仏。その私に当選祈願するのがそもそもお門違いである。」
「き、貴様ぁ、この楠木を愚弄したな!楠木正成公の末裔である俺様を!もう神も仏もあるか!くたばれ!」
余計に腹を立てた楠木が銃口を大仏に向け引き金を引こうとしたその時、20式小銃の銃身が破裂し多数の銃弾そして銃身の破片が楠木の全身を深々と貫く。
「愚か者め。そなたは極楽になど導かぬ。火車よ、閻魔から話は伺っている。この者の汚れた魂を早く持っていくがよい。」
すると火車が現れ楠木の魂を素早く攫っていった。(終)
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