【#深淵覗きの断章】一等星たちは語りかける

アレフ=レーシュ編、第1作。
『思い出してしまった』残り火の子らを呼び寄せて、彼らは語る。
“最初の叛乱戦争”の数十年後に起きた、暗黒の災厄を。
彼らの愛し子、王の末路を。

⚠原作の諸要素に対する独自解釈・捏造・オリジナル設定あり⚠
※大精霊同士・大精霊と星の子の関係に関する不穏描写が含まれます。

Fanmade by チーバオ(QiBao)
#sky創作 #sky二次創作


「将軍ツァディ……我が武術の師、王国最強の守り手よ。『敵』の返り血に濡れたその姿の、なんと恐ろしく美しい事よ」
「戦や謀りに長ける程度の私など、民や国のために、我らや宙の意志メガバードを超えた高みを目指す陛下には及びませぬ」
「謙遜するでない。お前は生物どもや叛逆者を狩る一方、テスやアインやラメドから多くを学び、弛まぬ努力と探究を経て、己が領地を光バッテリーの一大産地に仕立て上げたではないか。正しく文武両道の大英雄なり!」
「それは……陛下を支えるうえで当然の事でございましょう?」

「フハハハ! なぁツァディよ。このアレフ=レーシュは、大英雄たるお前とラメドが傍に居る事を、心底嬉しく思っておる」
「陛下」
「お前はラメドと共に我を守り、我に仕え、天に抗い世界に挑む我を愛してくれる。ダレットの如き裏切り者が現れ続けている中で、なんと心強いことか!」
「陛下……我らの愛し子、アレフ王よ。私はあなたの英雄。いずれあなたの贄となる者。絶対にあなたを裏切りませぬ」
「クククク……これからも我の為に、一層励むがよい」
「ええ。神に至らんと願うあなたのためなら、私は今まで以上に武と探究を極め、この手を穢し続けましょうぞ」

「ああそうだ。『工業用生物生産施設』の改良案について、近々極秘の会議を設けたい。各種調整は明日以降で構わん」
……御意のままに」