【#深淵覗きの断章】一等星たちは語りかける

アレフ=レーシュ編、第1作。
『思い出してしまった』残り火の子らを呼び寄せて、彼らは語る。
“最初の叛乱戦争”の数十年後に起きた、暗黒の災厄を。
彼らの愛し子、王の末路を。

⚠原作の諸要素に対する独自解釈・捏造・オリジナル設定あり⚠
※大精霊同士・大精霊と星の子の関係に関する不穏描写が含まれます。

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#sky創作 #sky二次創作


 あーあ。残念なことになったぞ、きょうだい。

 そうだな、きょうだい。

 赤雷フオリコの派閥と、朝露フェリシアの派閥。
 計130名の残り火たちを、わたくしの施設でしっかりと『教育』させたつもりでしたが……結局、誰一人も適合できなかったようですね。

 その最後の生き残りの7人も、たった今、心が壊れてしまった。
 知ったうえで、どう過ごすかは自由とはいえ……やはり酷だ。『呪い』としか思えない。

 煌めきレネイ、白雪のアルハに、明かしのフリス。
 僕も色んな残り火の子たちを見てきたけど、殆どは自ら『真っ新』になる事を選ぶか、そのまま姿を消してしまったしねぇ。

 己の根源が大罪に塗れていることを、容易く受け入れられる子は中々おらんからの。その道を選んでしまうのは、無理もないわい。
 そして、テスの言う通り、あれは『呪い』じゃ。
 待ち望んだアレフの名残ではあるが、使命の子と世界の行く末を歪めかねない、呪いに等しき祝福よ。

 それでも彼らは、闇の花のネネムや大魚追いディノのような、成れ果てた子らよりは幸運だろう。
 大抵はこうした話し合いが通用せんし、戦って強制的に『真っ新』にする他ない。
 あれらの末路と周囲への悪影響は、狩る立場の私から見てもまことに……惨いものよ。

 気になるのは、深淵覗きガーベラと、交信者ネモフィラの事ですね。
 遅かれ早かれ、アレフの祝福を得た賢い彼らも、真実に近づくでしょう。
 思い出した後、どんな生き方を選ぶのか。
 我ら大精霊は見届け、場合によっては捕え、裁かなければなりませんが……ふふふふ、興味深い事この上ない。