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クローズアップ:エゴイズム -アブノーマルエンド- 原案版
視点がころころ変わるでござる。ADV想定で描いたので描写不足でござる
バッググラウンドも補完不足でござる。雰囲気で読むでござる!
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時々怖い夢を見るの。
この病室の子供たちはみんなその夢に怯えていた。
久しぶりに目が覚めた。ああ、よかった。夢で。
不思議なことに、この部屋にいる子達は同じ夢を見る。
病状の研究として一塊に集めて覚醒後情報を集めているらしい。
「うわーん!!」
私はあまりの恐ろしさに泣いていた。よく思い出せないのに。
少し思い出せたのは冷たい部屋、みんなが横たわって苦しんでいて、私も痛くなって倒れる。
そのくらい。繰り返し見るけれど前はどんなだっけ。
「コウちゃん。泣かないで。おやつでオレンジゼリー出してくれるらしいし」
「
……
」
「ワガぐ~んごわがったよ~」
白髪の赤い瞳の少年は無口だけれど優しく私のふわふわの頭を撫でてくれた。
それにショックを受けたのかもう一人、金髪の青い瞳少の年はふくれていた。
「ちょっと!俺のこと無視しないでよ!」
「ドリアくんはやだ
……
あんま好きじゃないから」
「理不尽だろ!」
「二人共うるさい」
キッと睨む目は結構怖く私もドリアくんもびくっと固まった。
「ね。お昼まで時間もあるしこっそり外でちゃおうか」
「すぐバレて怒られるぞ」
「私行くー!」
「え
……
」
「お前はどうする?いいんだぞ。いい子ちゃんしてても。」
「
……
コウちゃんが行くならついてく」
「じゃあ行くわよ~!」
私が先頭に立って無邪気に走って行くと続けて二人もついてくる。
三人はこの病院で出会った友達。
元々二人は知り合いだったみたいで、加わる形で仲良くなった。
「コウちゃん!前見ないとぶつかるぞ!」
「へーきへっ
……
うぶっ!?」
テンプレートになぞらえたように私は見事にぶつかってしまった。
壁にぶつかったくらい固かった。
「えっと
……
大丈夫か
……
?」
壁だと思ったそれはしりもちをついて痛がる私に手を差し伸べた。
黒髪、黒目のなんだかお坊ちゃんって感じの格好の男の子だった。
「だ、大丈夫よ!」
「すまない。俺もあまり周りを見てなかった」
「いいのよ!走ってたのは私だもの」
「ふふ。元気そうだし心配はいらないか」
硬そうな表情をしていて怖い人かと思ったけど笑うと少し柔らかくなった。
私もにこりと笑ってみせた。
よく見ると頭に包帯をつけてるようだった。怪我でもしたのかな。
「あなたもなにか病気でやってきたの?」
「え、ううん
……
ただ怪我をしてしまってな」
「そっか。早く良くなるといいわね」
「コウちゃん。そろそろ戻らないと怒られるよ」
「ええっもう!?」
「えっと、俺からもごめんなさい。それじゃ」
「ああ。ではな」
ワカ君に引っ張られる形できた道を引き返した。
少しだけ黒い男の子が不思議そうな顔で私達を暫し見送っていた気がするけど、それも気の所為ね。
戻ったら当然だけど看護婦さんに勝手に出歩かないで!と怒られた。
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